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★2017年4月2日読了『図解 葉隠』齋藤孝著 評価B
葉隠は、江戸中期1716年頃に書かれた肥前佐賀鍋島藩士の山本常朝が述べたことを書物にしたもの。
一番有名はフレーズは、「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」
肥前鍋島藩といえば、この本を読んでいるまさにこの地、武雄も領地でした。地元ですから、葉隠の書籍が禁帯出も含めれば、20冊以上も蔵書があり、今まで気がつかなかった自らの迂闊さを反省しています。
今、一二を争う人気執筆家の教育学者の齋藤孝氏の著作です。少々軽いのりは気になるところもあります。が、まあその超訳の現代性は目をつむっても、原典の素晴らしさは十分伝わってきます。
このようなノウハウ本ではなく、次は、かの三島由紀夫氏の「葉隠入門」に挑戦してみたいと考えます。
いくつか印象に残った言葉を挙げておきます。
身心を擲ち、一向に嘆き奉るばかりなり。聞書第一、3
個人能力以前に、チームのためにすべてを擲てるか?
人のすかぬ者は役に立たず 聞書第一、123
人に好かれない人は役に立たない
麁(そ)に入り、細入り、よく事々を知りて、さて打ち任せてかまはずに役々にさばかせて、、、聞書第一、34
大きな事も小さな事でも十分にその内容を知っていて、その上でこれを人に任せ、口を出さずにそれぞれの係にやらせる。。。
最前の不調法は我等なり。聞書第四、60
最初の不行き届きは予であろう。
伝え方の三原則 ①明確な指示 ②音読する(復唱させる) ③繰り返し伝える
物頭などは組衆に親切にあるべき事なり。聞書第一、187
召使の者に不行跡の者あれば、一年のうちに何とはなく召し使ひ、春となり候てより無事に暇を呉れ申し候 聞書第一、96
うやうやしく、にがみありて、調子静かなるがよし。聞書第一、108
よき人出来候事は我が力にて成る事なり。物毎好きの者は集まるものなり。聞書第四、55
惜しまるるとき散りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ。聞書第四、79
曲者は頼もしき者、頼もしき者は曲者なり。人の落ちめになり、難儀するは時節、くぐり入りて頼もしするが、頼母しなり。聞書第一、133
風體の修行は、不断鏡を見て直したるかよし。手紙は向様にて掛物になると思へ。聞書第一、88
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第二次世界大戦中の沖縄知事として島守と崇められている島田叡が愛読書として読んでいたという江戸時代の佐賀の鍋島藩士であった山本常朝が武士の心得とした書き下ろした「葉隠」という本をビジネス人の教訓書として分かりやすく著名な齋藤崇氏が書いた本作を読了しました。
武士道というのは常に死ぬ覚悟をもって事にあたるという精神が大事とされ、その精神力を基にビジネス社会に置き換えると、智仁勇の気持ちと覚悟と責任をもって、自分に与えられた仕事をいかにまっとうするか?の大事や人づきあいの大事さなどが述べられています。
この本を読むと、島田叡は葉隠の武士道精神を貫いた人だったのだなと改めて感心しました!
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#葉隠 #マインドマップ 風にまとめた。
自分なりのポイントは
・今に注力すること
・心を柔軟に穏やかにすること
・準備が大事
・聞くこと、褒めることが大事
そんな学びを得ました。
#読書
#読書記録
#読書好きな人と繋がりたい instagram.com/p/B99SqXPFORv/…
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精神文化を充分に理解し、身に染みこますことができれば心の悩みを克服することができる。
そんなことを念頭に置いて書かれた書籍。仕事における心構えが書かれている。