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ひ~!難しいよ~~!!!と言いつつ・・・もう、わかんないとこはそのままでガンガン読めちゃう不思議さww
若き警察キャリア、捜査二課の小堀クンが頑張るわけなんだけど、事件の背後には一人の金融コンサルタント古賀遼の姿が・・・「不発弾」ヤバい~~!!!
大企業のマネー・ゲーム、な~んて言われるとなんだかなぁ~って感じだけど、そのツケが個人に及ぶとあっちゃ黙ってられない~~!!!
確かにそんなんでリストラや給与カットなんて目にあっちゃたまんないし、絵空事じゃないので震撼((((((; ゚Д゚));
小説的には古賀も悪者とも犯罪者とも思えず、小堀クンを応援しつつも逃げ切って欲しいと思っちゃったりw
人気の相場さんだけどお初だったので、遡って読んでみます~♪
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経済小説とか企業小説とか自分にはあまり縁がないし理解できないかもと思っていたのだけど、これはもう難しいとかなんとか、そういうのをすっとばしてとにかくぐいぐい一気に読まされた。
そう、読んだというより否応なく最後まで読まされ続けた感じ。途中で放り出せない吸着小説。
なんと読んでいる途中でモデル企業の会長辞任ニュースが!現実が小説に追いついてきた!
世の中、どれだけ汚れきってるんだ!なんなんだこいつら!許せない!許せないぞ!
けど最後にはすっきりするんだろうな、きっと。勧善懲悪プリーズ!なのに!なのに!!!
あぁ、許せない許せない許せない!!!!!
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今まで読んだ相場作品の中で一番難解で、最後まで読むのに苦労した。某電機メーカーを彷彿させる巨額の不正経理の謝罪会見から幕を開ける。その会見の裏側には「コールマン」「飛ばし屋」と言われる古賀の姿が…本編に入り、この古賀の本性を暴こうとする通称「ナンバー」の三知・小堀と、古賀が大企業の不正経理を操るまでになった36年間が交互に描かれる。冒頭、捜査二課の件から入るので、普通の警察小説だと思っていたが、内容は経済小説なのだろうか?古賀が地元の高校を卒業して、証券マン、そしてフリーになるまでを時代背景と共に描いている。実際、バブルが始まって終わるまでや、NTTの民営化の時の株の暴買いなど、自分が子供の頃で、いまいち仕組みがよく分かっていなかったことが、「そういうことだったのか!」って思う個所もたくさんあったけど、「仕組債」を始め、理解出来ない内容がほとんどだった。そして、ラストもかなり納得がいかない。でも、古賀の物語と思えば、しようがないのかな・・・
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粉飾決算を巡る経済社会小説。
モデル企業の東芝問題がタイムリーすぎて一気に読みました。
古賀視点での高度成長期末期からの証券業界黒歴史のパートと、小堀視点の現在の事件調査のパートがうまくリンクしてると思います。
ただ、視点がくるくる変わるのと、文体が同じような感じなので、どちらのパートだったか一瞬迷ってしまうことがありました。
ラストは政界も巻き込んでのあいまいにしているのは、モデル企業の現実での決着がついていないからかなと思いました。
それにしても、現在進行中の問題を取り扱っているのに、企業や政治家のモデルがすぐにわかる作りは著者のチャレンジを感じます。
惜しむらくは、小堀たちナンバーの活躍が躍動的ではないのが残念でした。
一応、ナンバーシリーズつながりですよね。
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バブルに踊り、サブプライムに懲りず、パナマ文書が暴露されても、我関せず! 懐がますます寂しくなってきた!!
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金融用語は難しい。。そして難しいからこそ、知るものと知らざるものの格差がえげつなく広がる。
持てるものと持たざるもの、知るものと知らざるもの、それによってうまれる埋めようのない格差。それをわかっているかどうか。見ようとしているかどうか。
相場英雄って『ガラパゴス』書いたひとなのね。納得です。
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この40年ぐらい、日本の金融・財界・政界の裏側で悪巧みをしてきた奴らの告発本、といった内容の小説。自動車業界、派遣業者と官僚・政界を舞台とした著者の前作「ガラパゴス」に続く第二段といった趣。偽名が使われれているものの、本書に出てくる銀行・証券会社、企業はほとんどがモデルとする実在の企業があり、かつ、述べられている内容はモデルとしているというよりも、ほぼ史実通りとなっています。名前を読み替えれば小説というよりドキュメンタリーのような内容です。どこまで本当でどこまでフィクションなのかその境界はどこまでも溶け合って霞んでいます。本書にモデルとされる直近の問題企業としては「東芝」であり、「オリンパス」だったり。そして政界からは安倍晋三。日本の現状はなぜ生まれたのか、その歴史が本書の登場人物達の織りなすストーリーとともに語られていきます。バブル期の投資損失を先送りして生き残ってきた大企業が、巧に国民に負担を押しつけつつ、粉飾ではなく不正会計として他の損失に混ぜ込んで処理をしているというしくみを本書がひもといているのかもしれない。
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東芝の不正会計をモデルにした経済小説。
三田機械の不適切会計を捜査二課管理官の小堀が調べ始めると、背後に一人の男の存在が。彼は、バブル崩壊を経て財テクの失敗から負債にあえぐ企業に対し、損失を先送りる“飛ばし”を紹介するコンサルタントをしていた古賀だった。調べを進めると、かつて彼の周囲で不審な事件がいくつも起こっていると同時に、政財界へ豊富な人脈を持っていることも分かる。小堀は古賀を捕らえられるのか・・・
バブル前、バブル期、そしてバブル崩壊から現代まで、実名ではないものの世間を騒がせた複数の企業が話に加わり、非常に興味深く読めた。ヤクルト、オリンパス、山一證券、クレディ・スイスなどなど、当時の報道を思い出した。
単に善し悪しでは語れないのだろうが、ラストは小説というより事実よりなのかなと。
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不遇な幼少時代を過ごし証券マンから金融コンサルタントとして金融界に身をおいた古賀。そんな主人公の半生と財テクに走り負債を積み上げていった企業群が交わる時代を描いた金融&警察小説だ。彼は貧しい生活から脱出するために懸命に仕事をし,時代に必要とされ贖罪しながら一生懸命生きていったのだと思う。被害者には申し訳ないし,断罪するのは簡単だがそんな単純な話ではない。
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東芝の不正会計をモデルにしたフィクション小説。フィクション小説でありながら、登場している企業名や重要人物はすぐに実在の人物が思い浮かぶため、物語に入りやすい。本書は、東芝の不正会計に協力した自称金融コンサルタント古賀と、古賀を追う警察組織の攻防が描かれています。古賀は、資金繰りが窮している企業に取り入り、企業の債務が解消されたかのように見せる「飛ばし」という金融手法を用いて、裏の世界を暗躍していきます。
東芝に限らず、あらゆる日本の企業は自社の債務を隠すために、ありとあらゆる手を尽くしており、それが「不発弾」として明るみに出ていないのである。
以下に興味深かった点を幾つか述べておく。
①オプション取引をたくみに使うことで、債務が解消されたかのように見せかけることができる。
プットオプションの売りを購入しておけば、オプション料を手にすることができ、かつ、相場が行使日までに下落していれば、オプション料の利益を得ることができる。仮に、90億円から60億円に目減りした資産をA社が持っている場合を考える。まず、60億円に目減りした資産をB信託銀行が買い取り、この資産を原資としてオプション取引を含む仕組債を発行する。A社はΒ信託銀行より資産の買い取り価格60億円とオプション料を手に入れることができる。この取引によって、A社は90億円を資産として手に入れることができ、行使日までに損失を隠すことができる。このように、権利行使日までに債務を隠すことができるという意味で、「不発弾」と呼ばれている。しかし、相場が行使日に上昇してしまうと、無限大に損失が膨らむため、不発弾は爆発し、企業を破綻に追い込むのである。
②東芝の名誉会長を務めている西室は、日本郵政の社長に就任している。
国策として原発事業を推進する必要があった日本は、東芝に米国の原発メーカーを買収するように交渉した。この原発メーカーがのちに、東芝に巨額の負債をもたらすことになる。そして、日本郵政の社長に就任した西室は、オーストラリアの郵便会社トールを買収した。しかし、このトールも業績悪化により4000億円の赤字を計上している。果たして、この2つの買収に関与したのが西室であることは、まったくの偶然と言い切れるのか?
③東芝名誉会長の西室と安倍首相は蜜月関係にある。
戦後70年談話の座長を西室が務め、安倍首相の積極的平和主義を支持する主張を述べている。東芝が不正会計問題でも上場取り消しとならないのは、安倍首相による何らかの下支えがあるからなのだろうか?
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経済学部出身だけどあまりわからなかった。ちゃんと勉強しとけば良かったー。全体を通しては面白かったので無念。古賀のことはあまりマイナスな人物としては捉えられず、それよりも巨額の損失を出しても潰れることなく高給をもらい続けている輩に嫌悪感を抱く。白くて柔らかい手を持っている奴がこの国を支配している。間違いないね。作者の作品にはハズレが無いので安心して読める。
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大企業に巨額の粉飾決算が発覚。捜査二課の小堀は事件の背後にひとりの男の存在を摑む。彼が金融業界に仕込んだ「不発弾」は、予想をはるかに超える規模でこの国を蝕んでいた…。
バブル前夜から崩壊、その後の失われた20年を描く佳作。明らかに実在の企業が実際にやったことを下敷きに書いているので、ノンフィクションを読んでいるような感じがする。オチも物足りないような、でもいかにもありそうな…でこれも納得できる。
(A)
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結末が予想外であまりにも衝撃的だった・・・
古賀遼なる金融コンサルタントのいままでの歩みを織り交ぜながら、
三田電機の粉飾決算の真相を巡り、司直の手が迫ってゆくという構造。
古賀という男の性分というか、生き様というか、
いろいろと考えさせられてしまうものがあった。
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巨大電機企業崩壊は悪夢の序章に過ぎなかった――!
バブル終焉時、日本中の企業に埋め込まれた「損失」爆弾。
膨らみ続けるバブルの負債が、いま炸裂する。
大手電機企業・三田電機が発表した巨額の「不適切会計」。
捜査二課の小堀秀明は、事件の背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。
男の名は、古賀遼。
バブル直前、地方の商業高校から「場立ち要員」として中堅証券会社に入社した男は、バブルという狂乱の時代を経て、凄腕の「飛ばし屋」となっていった……。
激動の証券業界を生き延びた男が語る、闇に葬られた「粉飾決済」の裏側とは。
(アマゾンより引用)
何かところどころ難しくて、よく分かんない…
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大企業の不適切会計の裏で暗躍する、怪しげな金融コンサル。タイマー付きの爆弾が、自分の持っているときに爆発しなければいい、という感じなのかな。