紙の本
辰巳と竜門
2018/08/24 14:50
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投稿者:高山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
渋谷で三人の若者が襲撃され、一瞬で関節を外されていた。沖縄空手の達人である竜門に関節を一瞬に外す武道があるかを聞きに整体を受けに行く。ホームレスのテントにやくざがらみの若者が火をつけ、焼死する事件が発生した。我那覇は沖縄空手の達人で、竜門と同門であった。我那覇は正義感にあふれホームレスの仇を打とうと仲間と活動している。敵対組織の稲嶺と我那覇との一騎打ちが始り、我那覇の勝ちに終わる。
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この作品が初読みなのだが、辰巳&竜門シリーズは4作目だそうだ。
刑事と整体師の異色コンビが事件に立ち向かう。この作品では沖縄の武術が垣間見え、その事情は複雑だ。肉厚な作品だった。
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前作から時間が経過している設定なのか、竜門も辰巳も年齢を重ねた設定になっています。シリーズ4作目(最終?)。竜門の師匠が上京し、渋谷の宮下公園でおきた事件の犯人を追う展開。
怨恨から武道の腕に覚えがある人物が公園にたむろする若者を襲撃する、それを竜門が止めるという展開はデジャブのようでもあり、もはや様式美といえるようでもあり…。
ただ、本作においては竜門の師匠である大城の登場でマンネリ感を多少は打破しているといえるでしょう。また本シリーズを通じて著者の武道に対する知識が惜しげもなく披瀝されており、興味のある読者には好印象なのでしょう。私の場合は残念ながらそういった方面への興味がなく、今野敏作品ではどちらかというと純粋な警察もののほうが好きだな、と実感。
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家族解散まで、、、
が残念ながら私の好みとは違ったので、今野さんの隠蔽捜査の続きで口直しをしようかなぁと数ページ読んだところで、隣の叔母の旦那さんが読んでいたという今野さんの本をお借りした。
お借りした本は早急に読まねば!とこちらを先に読み始めた。
シリーズモノの途中、、、
私はどちらかというと、順番通りに読みたいタイプなので、この本を読む前に前の巻を読んでおきたかった。
が、、、仕事が今一番忙しい時期で、調べるのも買いに行くのも億劫だったので仕方なく読むことにした。
全然問題無かった(笑)
さすが今野さんですね。
こういう装丁の本って、男性向けでちょっと苦手だったのに、結構興味深く読めた。
武道家の整体の先生が主役みたい。
警察に協力して、かっこよく時間解決って感じの本なのかな。
戦闘シーンは、ごく僅か。
数分?いや、数秒なのだろうが、その描写が凄く緊張を強いられる。
息を止めて読んでしまうような緊張感。
臨場感も凄い。
これ、映像で見たいなぁという感じ。
今野さん、これまで全く読んでこなかったが、めっちゃ面白いですね。
ひま師匠と一休さんには感謝です!
これからも今野さんは読み続けたい!o(^▽^)o