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面白かったです。森見さんっぽい…と思うところもありましたが、終盤の映画にかける熱量がすごかったです。主人公の暴想も、ぐるぐる考えるところも好きでした。さちの現実感の無い夢のようなところも、古風な口調と相まって良かったです。大学時代って、こんな風に自分たちにしかわからないようなことに情熱を傾けてたな、と思いを馳せました。「少女キネマ」、観てみたいです。
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いわゆる青春群像小説。NHKあたりでドラマ化しないかなーと思いつつ読了。
主人公の妄想ならぬ暴想が楽しかったです☆
主人公の十倉くんは二浪してまで東京のある大学に入学します。親からの仕送りはない苦学生。安いアパートに入居しましたがなんと天井裏から女の子が降りてきた!ってどんな展開!?
癖強めの同級生たちにも囲まれて、これどーいうオチになるの⁇と、丁寧に読みました☆
映画、ベスパ、苦学生、合コン、勉学の悩み、恋の悩み等々、ザ・青春☆でしたー♪
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友の遺した未完の映画、天井裏に住まう少女、映画に取り憑かれたものたち。
主人公の迷走とともに物語は蛇行するが、はっきりとした目的が指し示されてからは一気呵成の盛り上がり。
ミステリ要素も楽しい暑苦しくも爽やかな青春の物語。
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ボロアパートに住む二浪の青年が5年前から住んでいたという少女と邂逅する事で亡き友人の遺した映画に突き動かされるお話。
浮世離れしたような人や世俗的な人、映画に情熱を燃やす人など登場人物が特徴的。話も意外性があって良かった。
戦前の日本から転生してきたみたいな亜門がインパクトがあったと思う。