投稿元:
レビューを見る
【文章】
とても読み易い
【ハマり】
★★★★★
【共感度】
★★★★★
【気付き】
★★★★・
・抽象度の高い上流の仕事は、分割する事ができない。
抽象度の低い下流の仕事になるにつれて、参加者が増えていき、マネジメント(体系化、標準化)が重要になってくる。上流の仕事は、人が多く関わると、品質が低下し、凡庸なものになってしまう。
二者択一:具体、デジタル的、白黒
二項対立:抽象、アナログ的、グラデーション
・抽象の高い方から抽象度の低い方を理解する事はできるが、抽象度の低い方から抽象度の高い方を理解する事はできない。
・相手と状況に合わせて最適な抽象度で話をする事が重要。
・抽象的な概念は、具体的な事象の上に成り立っている。具体的な事象を知らずに、穿った見方をする事はできない。具体と抽象を往復する事が重要。
投稿元:
レビューを見る
抽象的と具体的
どちらも大切できちんと学ばないといけない。
具体と抽象
具体はわかりやすさ
抽象はわかりにくさ ではない!
抽象が 分かりやすいこともある と言うこと。
具体の世界と抽象の世界がある
現場はより、具体的
本社、本部はより、抽象的
なので見えている人と見えていない人に分かれる
コミュニケーションがとっても難しいと言うこと
現場と支社、支社と本社。
両方見える人になれるのが理想。だが難しい。
仕事のおよそは
抽象から→具体への変換。
内容が確定していないやわらかい企画段階から概要レベルの計画、詳細レベルから実行レベルになるまでの流れはどんな仕事も一緒。
抽象上流から具体下流では
ほぼ違う仕事と言っていいほど
必要な価値観やスキルが変わる
ほぼ正反対の価値観と言っていいほど違いがある。
上流の仕事は
コンセプトを決めたり
全体の構成など
抽象度が高い内容なので分割して進めるのは不可能
下流に行けば行くほど
作業が具体化され、分担され個別の専門スキルに特化して深い知識を活用する能力が求められます
建築物の全体構造から個別、部屋別の設計施工を考えればイメージは明らかになる。
66の写真
上は個別 多数になればなるほど
尖った方針にならず、無難に。よって個が強い方がいい
下に行けば行くほどチームワーク
大勢にわかるようにする体系化標準化され誰がしてもスムーズに行くようにすることが大切。
家のせっけいで一階が独特二階は普通では
バランスがおかしく
○○がコンセプトな家はたたないのです。
全体を見る抽象がとっても大切。
量と質
具体は量、抽象は質。
企画書500ページは具体的な現場
1ページは抽象的な本部
パスカルが謝った
手紙が長なりすぎてゴメン
抽象的になればなるほどシンプルに
シンプルさこそ、美しいと言う価値観
誰がみてもわかるが良い
ラブレターにはこれは通用しない。
具体は多数に支持される事を意味する。
わかりやすい方が売れる
1人の設計者から民主化へ
わかりやすい事をしている人ほど優勢になります。選挙でも大抵分かりやすい人が勝つ。
自分はどっちか?
抽象的な人はかいつまんで話ができる人
つまり、要約できる人のことを指す。
抽象的概念は見える人にしか見えない。
具体的な人には本質的な事がみえない
110ページ
子どもは具体的
あいちゃんとアンパンマンをみたー!
→ 友人とテレビアニメをみた。
具体性が強いと全く伝わらない
抽象的 動物
具体的
爬虫類、哺乳類 人間、サル、鳥、
太郎、ポチ、インコなど。
投稿元:
レビューを見る
抽象化なくして生きられない!
抽象化だけでは生きにくい!
会話が噛み合わない理由は、どのレベルの話をしているか、の視点が抜けてるから。
斬新な製品を作るときは少数の意見で!
今あるものを改善するときは多数の意見で!
具体レベルのまねはパクり!抽象レベルのまねは斬新なアイデア!
投稿元:
レビューを見る
簡単に読めるも、分かりやすく、世の中を具体と抽象と言う新たな視点で見るきっかけとなる良書。
物事を考えるとき、見るとき、抽象度や具体度を意識して取り組むようにしよう。
投稿元:
レビューを見る
言われてみればそうだよねぇ、というレベルの話が多いのだが、気づきは与えてくれる内容。
結果して、抽象的な思考をするためにはどうするかというと、まずは読書や映画などでもいいから多くの経験を体験するということか。
投稿元:
レビューを見る
2020年11月8日読了。
●P19
言葉と数を生み出すのに必要なのが、
「複数のものをまとめて、一つのものとして扱う」
という「抽象化」です。言い換えれば、
抽象化を利用して人間が編み出したものの代表例が
「数」と「言葉」です。
●P26
抽象化とは一言で表現すれば、「枝葉を切り捨てて
幹を見ること」といえます。文字通り、
「特徴を抽出する」ということです。要は、
様々な特徴や属性を持つ現実の事象の中から、
他のものと共通の特徴を抜き出して、
ひとまとめにして扱うということです。
●P28
抽象化とは、このような「デフォルメ」です。
特徴あるものを大げさに表現する代わりに、
その他の特徴は一切無視してしまう大胆さが必要と
いえます。
●P31
「投げる」と「なげる(諦める)」から
物理的な実際の経験を、精神世界の感情や論理に
まで延長させて、物理的な世界と同様の世界を頭の
中だけで作り上げてしまう(例えば、「あきらめ
る」という心理的な状況は周りの人の目には明示的
には見えないはずです)のは、人間にしかできない
知的な芸当といえるでしょう。これもまさに抽象化
の賜物です。
人間が楽しんだり悲しんだり悩んだりするのは、
「良くも悪くも」抽象化という行為のおかです。
抽象化によって人間の精神世界が何十倍にも
広がっているのです。
●P33
抽象化の最大のメリットは何か?
複数のものを共通の特徴を以ってグルーピングして
「同じ」と見なすことで、一つの事象における学び
を他の場面でも適用することが可能になることで
す。
抽象化とは複数の事象の間に法則を見つける
「パターンの認識」の能力ともいえます。
●P38
関係性を一般化して法則にできる抽象能力も、人類の知の発展に計り知れない貢献をもたらしています。「関係性」をこのようにとらえるためには、事象を個別に見るのではなく、ある程度の複数の事象をまとめて「上から」眺めることが必要になってきます。
P43
「理学」…「抽象化」(具体→抽象)
「工学」…「具体化」(抽象→具体)
基本原理から応用例を作り出して実践に繋げるのが主な目的
徹底的に抽象度を高めた学問の代表例が数学と哲学です。
★P47
手段と目的の関係も、すべて相対的なもの。
目的一つに対して手段は複数という形で階層が成立しますが、目的はつねに、さらに抽象度の高い「上位目的」が存在します。
「抽象度の低い」目的と(抽象度の高い)「上位目的」の関係は、普段どこを見ているかによって変わって見えるということです。
→大ゴールすぎて具体が少なすぎる抽象化
または、それを達成するための具体の処理の認知の差。
前者はダメ上司、後者はADとのやり取りの中で。
★P87
「アナロジー」とは類推のことで、異なる世界と世界の間に類似点を見つけて理解したり、新しいアイディアを発想したりするための思考法。
〜新しい世界を理解するために、既によく知っている身近な世界の知識を応用することです。
たとえ話は主に「理解を広げる」ためのアナロジーの応用ですが、アナロジーは創造的に新しいアイディアを生み出すためにも用いることができます。
アナロジーとはいわば「遠くからのアイディアを借りてくる」ための手法といえます。
→松本人志のボケの世界観。目の前の現象と人間の普遍性のアナロジーと言える気が!?
それは読後感的なものだったり、言葉の音的なものだったり。
P89
身の回りの「一見遠い世界のもの」をいかに抽象レベルで結びつけられるかが、創造的な発想力の根本といえます。
★
P93、4
抽象化して考える人は世の中の複雑性を認識していないのでしょうか。
〜場面場面で「幹」と「枝葉」を見分けることで、要点をつかんで効率的に情報処理をしているだけなのです。そして、必要に応じて必要な領域についてだけ、徹底的に具体レベルにまで下りていくことができるのです。
→報道局制作の番組の成り立ち
記者 …スクープ・特ダネを拾う「枝葉」のスペシャリスト
番組制作…「枝葉」をどう「幹」にするか
→「枝葉」が「魅力的な枝葉」として君臨していた時代と情報が氾濫する時代では、その「枝葉」をどう「魅力的な幹」にして見せるかが問われるのでは!?
P105
抽象的な目標設定は、大抵な場合、数値などの具体性が一切ないために、後になってから達成したかどうかの判断が難しい(達成したとも言えるし、していないともいえる)という特徴があります。おそらくこれが、「抽象的であること」が悪者にされる典型的な事例といってよいでしょう。
具体的な目標設定は。5W1Hが明確に「数値や固有名詞」で表現されているので、達成したかどうかを明確に判定することが可能です。
P129
福沢諭吉「高尚な理は卑近の所にあり」
投稿元:
レビューを見る
自分が見えている世界が相手にも見えているわけではない。著者はこれを「抽象度」という座標軸で説明している。
この座標軸は私が持ったことのない視点だったので、少し目から鱗。これから使えそうだ
投稿元:
レビューを見る
かわいい猫の漫画とともに語られるのは目の前の物や事に集中する「具体」の世界と、物事を一般化したり関連付けたり、思考世界を深める「抽象」の世界を解説した本。
抽象というものの中にもさらに抽象が分かれて入り組んでおり、階層のような構造になっている。
ちょうど組織の上の立場と下の立場で視点が違うのが当てはます。
また具体の世界から抽象の世界は見えないが、抽象の世界から具体の世界は見える。
なかなかおもしろい内容でした。
ただ、抽象だけでもダメで、抽象と具体の世界を行き来できるようにならないと実際は難しいのかもと思います。
心に残った言葉
抽象概念を使えるようになった人は、具体のみの世界に戻ることはできない。
投稿元:
レビューを見る
抽象的だからこそ、汎用性がある。
「たとえ話」は、説明しようとしている対象を具体的につかんでもらうために、抽象レベルで同じ構造を持つ別の、かつ相手にとって卑近な世界のものに「翻訳」する作業といえます。説明したい新しい概念や事例を、身近な事例で似ているもの使って説明するのです。 たとえ話のうまい人とは「具体→抽象→具体という往復運動による翻訳」に 長けている人のことをいいます
投稿元:
レビューを見る
2022年末のChat GPTの登場で「話し言葉(自然言語)を介してあらゆるAIを動かせる世界」の扉が開いた。
やったーー!これでプログラミングのできない人たちにもAIの恩恵が得られる!と、喜ぶのはまだ早い。
というのも、GPT-4が登場してもなお「GPTはバカ」と言う人をSNSで多く見かけるからだ。そういう人たちの投稿を見ると、仕事や眼の前の生活に「具体」的に活用したいのに期待した回答が得られていないケースが多い。GPTが「統計的に無難な回答」を返す特性を踏まえていないことが背景にありそうだ。統計的に回答を出すには「閾値」超えるデータ量が必要なのにマニアックな質問をぶつけてしまってる。
この時に重要なのが「具体」的な質問の「抽象」度をあげて(つまり一般化して)GPTが対応できる質問に変換する必要がある。そうやって得た回答をさらにまた自分用にカスタマイズする(具体化する)必要もある。
例えば、タクシーの運転手さんに「私の家まで」とは言わないよね。近くのコンビニであったり、番地を伝えて一般化するはずだ。このような、ほとんどの人には至極当たり前の「言葉の言い換え(あるいは選び方)」をていねいに説明してくれているのが本書になる。
「(複数の)AIを使いこなす」ということは、24時間365日忠実に働き続ける忠実な部下を何人もかかえることに他ならない。上司の力量によってチームの成果が規定されるように、「質問のクオリティ」が「回答のお役立ち度合い」を規定する。具体と抽象を上げたり下げたりする対話でGPTのような自然言語解析のAIの有用性は上がるし、これらを通じて他のAIも連動する範囲がこれからどんどん広がってくる。
投稿元:
レビューを見る
具体⇄抽象トレーニングと同じテーマを扱っているが、向こうは具体化・抽象化についても語っているのに対し、本書はタイトル通り具体・抽象の説明を行なっている。
具体と抽象→具体⇄抽象トレーニングの順番で読むと良いと思われ。
加えていうならば、その次に思考・論理・分析を読み、抽象化・具体化をさらに体系的に学びたいマン。
投稿元:
レビューを見る
「抽象化だけでは生きられない、抽象化だけでは生きにくい」
具体化レベルのみの人に苛立つことも多い反面、抽象化のみの世界では考え方の固定化がはじまる。抽象化に慣れると、わかる人にはしっかり伝わるし楽。だけれども、そこに依存すると危険。非常に分かりやすい。具体と抽象を行ったりきたりする価値についてここまで明瞭に簡潔に書かれている本はそう出会えないだろう。
投稿元:
レビューを見る
具体的にわかりやすくを求められる事が多い時代に、抽象的概念を理解して使えるようになることの重要性を説いている本。
この本を読み、抽象的に物事を捉えられるようになると、同じものを見ていても見え方が変わり、世界が広がったという感覚になる。
本書の中で、話が噛み合わないのは抽象度のレベルがあっていないからということが書かれている章がありとても納得感があった。
例えば、一方は野菜、果物という粒間、もう一方は、キャベツ、バナナという粒間で話していて話がいつまでたっても混じり合わないイメージ。
コミュニケーションエラーの半数はこれに当たるんじゃないかなと思う。
下流(具体)から上流(抽象)は見えないというのも納得感があった。
経営層は抽象的なビジョンなどの話をし、現場労働者は具体的な業務の話をする。
経営層は抽象も具体も見えているが、現場労働者は具体しか見えていない。みたいな事なのだと思う。
投稿元:
レビューを見る
さまざまな対立・すれ違いが、具体・抽象という切り口で鮮やかに説明されていく。自分も注意したいことがたくさん。
投稿元:
レビューを見る
具体人間は抽象人間の話を理解できない。
抽象人間は具体人間の話に網羅性や一貫性を見出せず、内容は理解できても会話が進まない。