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説明無しに放り込まれ、そのまま投げっぱなしで終わる(続く?)恩田ワールド開幕です。
蜜蜂と遠雷を期待して読んだ方々は気に入らなかったようですが、これが恩田ワールドです。デビューからリアルタイムで追っていると蜜蜂と遠雷の方が異様で、もちろん素晴らしい作品ですが、あの投げっぱなしが無くなるのではないかと寂しくもありました。
でもこれで安心しました。迎合してもしなくても受け入れます。これからも新作期待してます。
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日本各地の旧軍都にできる「裂け目」から人々の記憶が化身として現れる「グンカ」と戦う一族の遼平と鮎観の話。
特殊な一族というところは常野シリーズと似てるかな。なかなか話がわからなくて引き込まれるのに時間が掛かってしまった。2人の子供の秘密がわかったとき引き込まれたのに、ラストが…これ続くのかな?
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能力バトル系はいくつか出ているが、いずれも雰囲気が似ていてマンネリ気味かも。これは常野シリーズのひとつなのかな。
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元夫婦である、遼平と鮎観。そして遼平の甥の浩平。
彼らは特殊な能力をもつ一族であり、日々、世界の片隅にできる「裂け目」と戦う。
「裂け目」とは、元軍部だったり、戦さ場だったり、戦いを強く記憶している場所にできるらしい。一旦開くと「グンカ」と呼ばれる操り人形のようなものが這い出て攻撃をしてくる。彼らはグンカと戦いながら裂け目を繕っていく。放置すると、必ずそこで惨事が起こるから。
軍部、2.26事件…恩田さんの世界だなぁと思いながら読んでいました。
続編がありそうな終わり方。
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少しコワイお話しでした。
色々な意味で…
不穏な空気があふれそうな時なのか、その時が、あれだったと気付くのは後になって。
今の時代への風刺というか警鐘というか、そういったものを感じてしまいました。
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サクッと読めたけどうーん、話に入り込めなかった!
説明もなくいきなり別次元の世界が繰り広げられるから、恩田さんの小説の第一話は???だらけ!良い意味で。
最後まで読んで本を閉じた時、「裂け目」から「グンカ」が現れる現象とか、その「裂け目」を縫う一族が存在するってゆー異世界を初めてじんわり想像できた。読んでる時はもう何がなんだか、、文字と展開について行くのが精一杯だわ。私のイマジネーションを超えてる。
最後の章は怖かった。
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錦糸町、川崎、上野、大阪、呉、(横須賀)、六本木。それら見慣れた日本の街並み。それらの街並みとパラレルに存在するダークサイドの時空間における闘争のオムニバス。
ダークサイドのパラレルワールドに渦巻く、ナショナリズム、闘争心、恐怖心、その他あらゆる負の感情。そこから生まれる異形の者どもとの戦いを宿命づけられている一族 ―― 鮎観そして遼平 ―― の物語。
続編がでることを期待します。
またこの本は装丁が素晴らしい。作品の中身を彷彿とさせる。
(内容紹介)
錦糸町、川崎、上野、大阪、呉、六本木・・・・・・。日本各地の旧軍都に発生すると言われる「裂け目」。かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇る。
鮎観の一族は代々、この「裂け目」を封じ、記憶の化身たちと戦う“力”を持っていた。彼女と同じ一族の遼平もまた、同じ力を有した存在だった。
愛し合い結婚した二人だが、息子、俊平を産んだことから運命の歯車は狂いはじめ・・・・・・。
――新時代の到来は、闇か、光か。
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常野シリーズに通じるものがある。でもシリーズではないのかな。
恩田陸さんは作品によって見せる顔をかなりかえるけど、私はこの手の顔も嫌いじゃない。なんかつづきがありそなところで終わったので続き期待してます。
2017.6.3
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(図書館本)お勧め度:☆3個(満点10個)。うーん、いまいち理解不能な作品でした。SFなのはわかるけど、それにしても何の前触れもなく現れる「風雅一族」なるキャラもさることながら、意味不明の悪役「グンカ」「クダン」一体何の話だろうか?恩田さんの作品とは思えないほどちょっと劣悪な作品だった。「蜜蜂と遠雷」が良かっただけに、ちょっとがっかり。下手なアニメの戦闘物をみている感じがして、あまり入り込めなかった。お勧め度:☆3個は最低に近い評価ですが、もう少し前振りがあっての展開が欲しかったような気がします。残念。
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グンカとウンカって似てるな〜などと思いつつ、設定は面白いが、幕引きは読者の想像を広げさせるいつもの締め方。まとまりはいいけれど。
子を持つ母親のドライさに頷きながら読んでしまった。
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もうちょっと細部の設定をつめてくれたら、現実味も出たかな、と思うのだけれど。今は忘れられた土地の記憶を楽しむ話、と受け取った。恩田さんは少年少女を使ったこういうラストが本当に好きだな、と思う。「劫尽童女」を思い出した。
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特殊な能力をもつ一族が、街に災いを招く元が出現するたびに退治していく。
一般人には見えない敵の正体は、過去に亡くなった人たちらしいが、思わせ振りな設定は中途半端で、ラノベというよりも軽いマンガをパラパラと読んでいるかのよう。
SFがかった設定は嫌いではないけれど、多作の恩田さん、直木賞作家という看板を背負ったからにはもう少し丁寧な作品を読みたい。
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「裂け目」やら「縫う」やら「グンカ」やら、常野物語の親戚か?と思ってたら、なんだこの尻切れトンボな終わりは?
「呉スクランブル」の「カレーは食文化ギャップの多いところでは便利な食べ物だった」説は頷ける。確かに神保町はカレー屋多い。
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異形の力を持つ人々が人知れず外敵と戦い世界を守る…、みたいの。
常野物語の「草取り」の人をなんとなく彷彿させますよね。
しかも、ここで終わるか!まあそこはいつもの恩田先生といえばそうなんですけども…、気になりますよね、ウン。
そしてここにもオネエが…。
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いきなりの展開になかなかついていけず、「グンカ」や「ナンブ」をなんとか想像。読みにくいけど最後の章でグッと興味がでた。
「横須賀バビロン」はサラッと流したけど、読了後もう一度読み返し…。なるほど。
もちろん続編ありますよね?