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策略―ブラック授業づくり つまらない普通の授業にはブラックペッパーをかけて。中村健一先生の著書。子供たちを惹きつけるのような楽しくて魅力的でそれでいて内容の充実した授業が出来ている教師は決して多くないと思います。それでも、教師たちは毎日淡々と授業を続ける。つまらない教師のつまらない授業に付き合わされる子供たちからすると迷惑千万。授業を楽しく魅力的なものにするためのヒントがつまった良書。教育関係者には一読の価値ありであると思います。
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ブラックとは言ってるけど、わりと当たり前のこと。
その当たり前のことをやるのが実は難しいということ。
例えば、子供を見ること。徹底的に見るということ。
一回言ったことを貫き通すということ。
自分のやり方を大きくかえるような本ではないけど読んでおいて損はなかった!
こういう本を、胸張って言えるほどの実践を積み重ねていきたい。
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私がこの本を読んで実感したことは、
①もれなく、全員を参加させるという意思を持つこと
②教師が時間を必ず守ること
③細かい活動をたくさん入れたり、テンポを重視した授業をすること
この三点につきる。
二学期に三年生の我がクラスで試したところ、効果は絶大なものだった。
まず、子供達の姿勢が良くなった。次に、授業を真剣に聞く児童が増えた。つまらないことでしからなくて良くなった。チャイムや時間を考えて行動するようになった。などが挙げられる。
ブラック授業作りではあるが、考え方は学級経営に活かせるものとなっている。
これからも一人も見逃さない授業づくりをしていきたい。
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小学校教師として何十年も務めてきた中村先生の授業の策略が書かれています。
毎年読んでいますが、経験年数を重ねるごとに中村先生の考えに共感できます。
今はアクティブラーニングなど新しい授業形態が注目を浴びていますが、すべての時間がアクティブラーニングでできるわけがない。ましてはそればかりやっていると学級は崩れていくということは特に共感できました。
私も大学を卒業してからは新しい学習方法ばかりに注目して取り入れていましたがうまくいかず、苦労した日々を送りました。
小学生という子どもを扱うにはやはり温故知新。先人たちが作ってきた授業形態を基軸とし、クラスがある程度まとまってきたら、新しい方法も少しずつ取り入れていく。そういったことが大切なのではないかと考えています。
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内容としては、当たり前のことを書いています。
が、どれも納得できるもので、素晴らしい実践よりも、日々のつまらない授業をいかに成り立たせるかについて書いています。
ノート一つでも丁寧に書きなさいと言って指導していれば、褒める、叱るを、徹底しなければならない。
そうでないと生徒たちは緩んできて学級崩壊してしまう…。
今自分のいるのは高校ですが、なかなか大変な生徒も多いのでとても参考になりました。
生徒を叱るとき、褒めるときのタイミングはどこか。
いかに授業の雰囲気を持っていくか。
些細なことが授業の成立に欠かせない。
ブラック、策略、なんていう言葉でなんだか腹黒そうな内容を想像してしまう本書…。
生徒をコントロールし、いかに乗せていくかの策略がないまま教壇に立つことは、丸腰で戦場に赴くのに近い。
難しいことは全くなく、守っておかなくてはならないことばかり。
ブラックペッパーの効いたサクッと読める本です。
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小学校教諭である中村先生の「ブラックシリーズ」2冊目。
生徒が授業に向き合えないのは、スペシャルな授業をしていないからではなく「策略」が足りないという視点から書かれている。
経験年数を重ねていれば当たり前だと感じることが書かれているが、むしろそういったことが普通の授業を支えているのだと確認できる。
さらに、書かれていることの全てをできているか自分を振り返るものさしにできる。
例えば、自分の場合は「監視」の部分が響いた。
指示を出したときに全員がやっているかを確認できているか。サボりを見逃していないか。指示を出してそれでいいと思っていないか。「監視」のためにはハッタリも大事だということを学んだ。
スペシャルではなく普通な授業を成立させることをまず行いたい人におすすめの一冊。
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短く繰り返し声に出す
さんはいは手で合図
クラス内で合言葉
マルバツクイズ
指示したら子供の行動をしっかり確認
最後まで見届ける
声出していないのもスルーしない
サボらせない
まず全体注意してその後あと何人それでもサボれば名前
子どもはさぼりの天才
逆にできている子はしっかり認める
絶対サボるなサボると賢くなれない
よく覚えては難しい!
列指名
負けたフリ
先生と勝負 手をあげてまつ
なになにしたら何々しなさい
指示したら必ずフォロー
プロである自覚
丁寧に書きなさいと言うからにはできている子を認めできていない子をやり直し
しっかりする分内容こだわるし、時に息抜きそれこそメリハリ
ゲームするときは先生が決める今日は特別と念を押して
最初だけでなく言い続ける!
ゆるいと思わせない
楽しいであるべき
中村健一さんDVD
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授業の中に変化をつける大切さを学んだ。中村健一先生は、スペシャルな実戦をされているわけではなく、まさに凡事徹底。当たり前のことを、当たり前にさせておられる。子どもの興味を引くために、背伸びした目新しい実戦をしようとする。しかし、大切なのは、繰り返して当たり前のことをきちんできるようにさせることだと思う。
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普通の授業でいかに子供達を乗せるか。
持続可能な授業作りだと思います。
こだわらないというこだわりが、変化に対応する鍵ではないかなと思いました。
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・授業の間に小さな活動をいくつも取り入れることで、子どもたちは飽きない。
・せつめいの時は子どもたちを動かしながら話す。
・さぼっている子は見逃さない。そして、注意をする。
・さぼっている人数は適当に言っていいい。「さぼりは許さない」といる認識を持たせること。
・発問したら、全員書かせる。そして、列指名。
・なんだかよく分からないけど先生の授業は楽しいと思いもませれば、子どもは乗ってくる。
・子どもをほめるコツは「驚く」こと。オーバーリアクションがちょうどいい。
・学んだことを使って、クイズ大会を行う。
・陰口を言われるのも、お給料の内。内閣総理大臣のように、支持率が100%にいくことはない。支持率を上げられるように努力すること。
・「戦場」では熱意や誠実さのみで生き残れることはできない。非情な策略も必要。
・ほめる貯金をしてから、叱ること。貯金がないと関係は崩れていくだけ。
・ゲームのポイントは、「どうなったら勝ちなのか」を明確にすること。
・「量」か「質」かの2択の問題ではない。「量」を求めることで「質」が高まる。
・「普通」で十分。「オリジナリティ」は隠す。常に「オリジナリティ」を求めてしまっては、負担が大きく、体を壊してしまう。本を読み、それを真似ればよい。それをくり返すうちに、オリジナルのものが生まれる。
・どこで褒めてどこで叱るかを策略として考えておくこと。そうすることで、学級に「締り」が生まれる。
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