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『鬼滅の刃』は2020年に大ブームになった作品である。実は私は読まず嫌いでブームに乗り遅れたが、ダイバーシティの21世紀に相応しい作品と言える。『鬼滅の刃』ブームはアニメの影響が大きい。『鬼滅の刃』のアニメはufotableが制作した。ufotableは東京都中野区野方で「ufotableカフェ東京」を運営し、アニメとコラボした企画を開催している。
新型コロナウイルス感染拡大時も『鬼滅の刃』コラボ企画を開催し、周辺住民らから感染拡大をもたらすと批判された。中野区では杉並区の中野区寄りの立正佼成会附属佼成病院で新型コロナウイルスの院内感染が起きて以降、感染事例が増えていた。『鬼滅の刃』コラボで全国各地からファンが訪れ、感染拡大になると懸念された。この出来事から私は『鬼滅の刃』に良い印象を持てなかった。
『鬼滅の刃』の魅力は個性的を通り越した奇人変人のキャラクターである。主人公と共に闘う善逸と伊之助は身勝手である。善逸は弱虫であり、伊之助は猪突猛進である。主人公を助ける頼もしい味方という感じではない。集団主義的な視点では否定的評価になるが、逆にそれが物語の魅力になる。ダイバーシティが重視される21世紀ならではの作品である。
善逸はよく最終選抜に合格したと思えるほどである。最終選抜は生き残ることが目標であり、強敵を倒すことではない。それが善逸の合格要因だろう。最終選抜のような試験方法ではチームプレーは鍛え難いのではないだろうか。集団主義的な日本の教育の真逆である。それが鬼殺隊の組織風土にも影響する。何しろ最高幹部の柱も奇人変人揃いである。那田蜘蛛山編終盤での富岡義勇と胡蝶しのぶのディスコミュニケーションは面白い。21世紀の発想ではダイバーシティのある組織の方が危機に強い。
那田蜘蛛山編で竈門炭治郎は十二鬼月の下弦の伍と対決する。ヒノカミ神楽の竈門炭治郎の覚醒ぶりは目を見張る(『鬼滅の刃 5』)。アニメの作画は神作画と評価が高い。しかし、それで決着はつかない。覚醒したから勝てる訳ではないという展開は現実味がある。精神論根性論で何とかする昭和の物語とは一線を画している。2020年に大ヒットする作品である。
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1から4巻は、まぁまぁ面白いなあというところだが、この5巻の累の最期は何度見ても涙してしまう。自分で壊してしまった家族を追い求め、鬼として「家族」を作ろうとしてきた、彼の暴力性、残酷さの裏にある物語が心を揺さぶり、どうしようもなく優しい主人公が伸ばす手が、また、心に響くのである。
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しのぶさんが人気なの分かった気がしました。善逸も頑張ってたし。しのぶさんを呼んだのが善逸のスズメだったという大正コソコソ話が面白かった。伊之助も相変わらず無謀で、義勇さんに戦い挑むし、癒されます。累の勘違いからくる身勝手な思考にぞっとします。過去に不幸はあれど愛されてたのに。無惨、鬼畜。鬼だけど。禰豆子も強かったし子供達が爆血!!って叫んでいたのはこれか。ヒノカミ神楽とはなんだ?
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虚しく悲しい生き物。底抜けに優しい炭治郎。
「刀2本持ってるもん!」の伊之助が可愛かった。
もっと伊之助と善逸ください。
(アホのコ好き)
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炭治郎は、強い。
禰豆子も、頑張った。
それ以上に強い鬼滅隊員が出てきた。
面白くなってきた。
ドラゴンボールみたい。
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3人がピンチ。柱現る。冨岡義勇再登場。一巻では厳しくも人情が垣間見えたが、今回は死んだ鬼を踏み付けやや非情。登場した2人の柱はとてつもなく強いが、凄みが強調されている。炭治郎と死闘を演じた鬼の過去の話がグッとくる。愛情に飢えていた鬼。親の本心に気づく。鬼滅の刃の魅力の一つがこの辺にあるのだろう。
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累は「お前に頸を切られるより先に自分の糸で切ったんだ」って言うけど、あのタイミングは完璧に炭治郎の刀でしょ……と何度見ても思う……。
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家族愛に泣きそうになる。泣きたくなる。累のように、失って気づく家族の愛、そして、後悔や悲しみは半分共感、半分教訓だな。鬼はもともと人だった。鬼も炭治郎たちも、柱も、人間らしさが魅力だと思う。
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強い絆で結ばれている者は信頼の匂いがする
格が違う 一太刀の威力が違う 天地ほど差がある
息の仕方があるんだよ どれだけ動いても疲れない息の仕方
鮭大根
私は薬学に精通しているんですよ
凪
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禰豆子の異能、炸裂〜!
動きがしなやかでカッコいいです。
なるほど、鬼にもいろいろと
そうなるに至った過去があるのね。
しのぶさん、さりげなく
めっちゃ怖いこと言ってるし。
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え…まってまって、アニメでしのぶさん登場時、ゼロ距離挨拶と、あと馬乗りでなめあげるが如きシーンありませんでしたっけ。私の虚妄?アニメ見返さなきゃ。アニメ追加だとしたら、ありがとうアニメ作った人。
あとやはりねずこの耳元で囁くお母さん美しいな。
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冨岡さん強すぎ
炭治郎をかばう禰豆子を見た累が
竈門兄妹の絆に憧れる
累の過去が悲しいな。
身体が弱かった累を無惨によって鬼にしてしまう。
殺人を犯した我が子の責任を両親がとろうとした。
一家で無理心中しようとしたみたいだけど
累はそれを“偽物の絆”と捉えて断ち切った。
母は負い目を感じながらも謝りながら死に
家族の絆を自ら切ったことを悔やんでいた。
その虚しさと悲しさのあまりに
偽物の家族を作っていた…ということで
家族の元へ還り謝る累。
そんな鬼すらも情けをかける炭治郎。
心情を汲み取る優しさが良いね
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元々人間だった鬼を人間が殺さなければならない不条理が切ない。鬼だって人間だったのに。鬼も生き延びるには人間を食べなければならない。
人も生き延びる為に動物や植物を食べて暮らしている。
読んでいくとやり切れない気持ちが募るが、人間だって鬼と重なる部分は少なくないのではないか。
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毒飼い大好きなんですよね…『Slay the Spire』でも専らサイレントちゃん推しでしたし。なのでこの巻読んでますます胡蝶しのぶさんが好きになりました。要所要所で言ってる台詞が相当外道でしたが(拷問のくだりとか)、それはそれで魅力です。そして蜘蛛の擬似家族、どいつもこいつも厄介でしたが、鬼殺隊のぶつけ方が実に上手いなあ、と。分断を余儀なくされる展開からの義勇さん・しのぶさん参戦の流れはとても胸熱でした。そしてサイコロステーキ先輩ってこれか…!言い得て妙過ぎて酷いな。イキリから10秒以内で死ぬ猪突猛進ぶり。
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死闘の連続で息もつかせぬ展開。那田蜘蛛山編はやはり傑出して面白いと思う。個人的にはヒノカミのシーンよりも、累の過去の回想が好き。一緒に地獄へ行こうと言ってくれる累の両親とのやり取りに泣いた。炭治郎と冨岡さんの2年ぶりの再会と、炭治郎が累に情けをかける場面のセリフもすばらしい。正義感と優しさ、慈愛の心、だが怒る時は怒る炭治郎のメリハリのある性格がこの巻に全部表れている。
柱が本格的に参戦してその強さを見せつけ、笑顔のまま怒る胡蝶しのぶの独特の魅力も全開。圧倒的に惹きつけられる。また、アニメを見てから読むとアイキャッチの絵のほとんどが原作の扉絵から選ばれているのがわかる。白黒のみのシンプルな絵の良さが際立つ。巻末の吾峠先生の、「努力は基本的には報われない」という言葉にも共感した。カバー下の絵など細かいところまで楽しめて、作者の細やかな気遣いを感じる。