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夜に金で解決!というからゲスな内容を期待していたが、実際は著者が自身の疲れをマッサージやエステ等で癒す体験記だった。
なかなか詳細なルポなので、読むとそのお店に行きたくなるが、店名等の詳細は記載されていないので、ネットで検索をかけて探さなければならない。加えて、当方男性なので、ここで紹介された店を探し当てられたとしても、そもそも入店できない場合も考えられ、そこがちょっと残念。
ちなみに当方の今までの経験では、マッサージも鍼も、その場は快適だが、効果が持続しないのが残念、と感じている。
せめて数日で良いから、効果が持続する施術をしてくれるところはないかしら・・・。
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いつも笑える、けどちゃんと考えさせられるジェーン・スーの「今夜もカネで解決だ」
どんな本かも知らず著者だけで手に取る
で、読む。
うん・・・ なんか間違った感が(笑)
著者が体験したマッサージ店の感想が延々と続く・・・
そもそも東京の土地勘がないので親近感ゼロだし
マッサージに通わないので共感も生まれない
うーん・・・次の作品に期待!
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来る日も来る日も一生懸命働いてガッチガチ。自分で体を動かせばコリなんて吹っ飛ぶことは百も承知。しかしそんな自発性は業務中に燃え尽きました。休日だって家でゆっくり寝ていたい。だったら金で解決だ。そして街にはマッサージ屋があふれている。
読んでいると、マッサージが必須になるほどの疲れと、マッサージの気持ちよさの両方が体感できます。
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エンドレスになってもマッサージいいなあ〜って思っちゃうな〜。都内は店がたくさんあって、行きやすくて羨ましい。施術者多いとこは、最初だけ上手い人で、次からそうでもない人になる事多くて、通うの嫌になっちゃうんだよな〜(;´Д`)
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まさかマッサージに特化したエッセイとは思わず、ちょうど1週間前に仮暮らし(長期主張中)の床上生活がたたり人生初腰痛&救急車を味わったシミズはものすごくマッサージチェアを購入したくなる気持ちに…さすがに30万越えは無理ですが…。
疑似科学は女のファンタジーですね。
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タイトルのインパクトと言ったら半端ない!
どんなものか早速読んでみると体の不調を金で解決なのね。
肩を震わせ笑ったり、なんだか自分も施術をうけているような不思議な感覚になったりなんだか極楽な一冊だった。
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買い物エッセイかと思ったら、マッサージ放浪記だった。
以前『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』を読んでみて、
途中でなんか重たくなってヤめたのだけど、
これは次々いろいろな種類の体験記が続くので面白かった。
自分では行かない場所で、こんなことが行われていたのかー。
人の手によってもたらされる至福の時間を金で買う。
確かに風俗と比較されても間違いとも言えない。
「労わられたい」のと「かしずかれたい」の差は大きいよなー。
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セレブサロンの美魔女に超絶技巧の姑娘。誰かに触れてもらうことで癒やされる体と心がここにある! 癒やしのゴッドハンドを求めて彷徨う働く女のストレス解消放浪記。『AERA』連載に加筆し書籍化。
私も一時,金で解決しようとした続かず今はごりごりの毎日です。
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「東京だと街中で気軽に木の棒も振り回せないが、バッティングセンターなら振り回し放題!」に思わず声を出して笑った。
基本的にはいろんなマッサージ店でのエピソード集なのだが、時々そういった違うものも挟み込まれていて、「なるほど。揉まれたいも打ちたいも、そうしたい理由の根っこは同じなのか」となんだか新たな発見をしたような気分になった。
マッサージはお金に余裕のあるちょっとセレブな人が行くものだと思っていたが、こんなにも種類があって店によって価格も違うのなら、誰が行ってもいいんだなあ、なんて当たり前のことを考えた。
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マッサージ店を巡るエッセイです。
難しい読書に疲れた人は、サラッと軽く読めると思うので、休憩がてら読んでみても良いかもしれません。
ネタの面白さ、表現の斬新さ、役に立つことを得られるかの視点で読書する人には、あまり向きません。
それと、男性の性的な部分を嫌う表現がちらほらと出てくるので、男性読者は、男性ってだけで否定された気分になるかもしれません。
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著者さんが訪れたさまざまなマッサージ店のレビューエッセイ。
女性にとっての風俗店はマッサージなんじゃないかっていう著者の考えにハッとさせられた。普段ひとりでいたって友達もいるし、なんならSNSでは他人のプライベートを過剰に摂取してしまうし、寂しいわけじゃない。ただ、物理的に誰かに触れられて癒される時間は確かにないことに気づかされた。
今年はボディメンテナンスしたいなと思ってたこともあり、このエッセイに触発されてさっそくマッサージを予約。結果はイマイチ。格安だったので無理もない。
日本人以外の方が施術担当の店はなんとなく避けたいと思ってたけど、その偏見は取り払われた。
ジェーン・スーさんのようにカネで解決できるようになれたらいいな。
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著者は人間観察眼、人間との交流を通した自分観察眼が優れているので岩盤浴などより人力のサービスについて書かれたものが面白い。自分のようなマッサージの類にはほとんど行かない人間にもそうそう!と思える本質を抽出する力に優れていて本当に上手。
P17 両腕を頭の上に持っていくのさえ、わたしは面倒くさく感じます。【中略】今朝は頭を洗い忘れました。正確に言えば疲れがたたって洗えなかった。誰にでもそういう朝はあるでしょう。
P32 女には、一日で痩せなければならない日というものが、ある。正確に言えば「一日で痩せたように見えなければならぬ日」
P69 木の棒、大人になってからぶんぶん振り回したことありますか?楽しいですよ~
P85 男女ともに肌の触れ合いをベースにしたコミュニケーションへの欲求が存在し、相手は赤の他人でも構わない場合があること。アカの他人だからこそさらけ出せる「素」があること。金銭の授受を介在させてまで「素」の自分を受け入れられたいという願いに、男女の差はないこと。【中略】他者の肉体による「受容」が通底しているのではないか。
P92 仕事:デスワーク
P147 奇跡は起こせなくとも、日常に刺激が欲しい。実際に使用して「あ、変わった」と思うことができれば、ディールは成立です。【中略】売り手と共犯関係にあることをどこかで認識しながらであれば、プチプラ疑似科学は楽しめるものだと思います。エンターテインメントの一環として。【中略】まじめな人ばかりが損する社会はイヤなもの。しかし、社会には必ず悪が必ず存在します。それを自分にとっての悪とするか否かは、自分の付き合い方にかかっている。
P154 クレーム対応には線引きが必要ですが、単なる注文の多い客ならば、そのリクエストにどれだけ真摯に素早くこたえられたかでこちらの評価が決まります。客は自分が大切に扱われたと認識してまた来店する。注文の多い客は「注文にこたえてくれる店」を探しているのですから。
P164 自分で稼いだ金で支払うからこそ、このご褒美は耽美だと40代のわたしは知っています。
P167 労いのホスピタリティとかしずきのホスピタリティ。これは似て非なるもの。前者は双方の立ち位置に上下はなく、後者には明確にそれがある。
P172 なんでもかんでも改善されればよいというわけではありません。【中略】「これは酷いですね」と口に出し同意を求めないでください。あ、これは私の好みかもしれません。私は「酷いですね」と言われると、うるせぇよと思ってしまうタチなのです。
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疲れたココロとカラダを癒すために通うマッサージ店を巡る話。ブラックユーモアが効いています。
老いを感じながらも前向きに生きる感じ、素敵です。長生きも良いもんだと思える気がします。
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マッサージ店巡りエッセイ。後半に進むにつれてお高い店になっていきます。筆者は若いときに六本木や広尾とかで遊んでたのをなんとなく仄めかしてくるのですがマッサージ店もそのあたり。もっと場末っぽい地域のレポお願いします!
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AERAに週刊連載されていたコラム。多種多様なマッサージに毎週?必要にかられて通う作者。エステは少なめ。以下印象に残ったものをメモ。
・アジアンリゾートをイメージした某高級スパでの違和感。セクシーなサービスは皆無。しかし他店に比べ男性客が多いことが気になっていた。居心地の悪さは、例えば担当の女性セラピストたちの丁寧すぎる対応。客がセラピストを下に扱っているような後ろめたさが募る印象を持っていた。結論から言うと、このスパで感じた違和感は、都会の男たちのオアシスとしての存在だったこと。しかも社会と同じように自分を敬ってほしい時に行くところだったのだ。作者が考えるホスピタリティとは「労い」。客もセラピストもお互い立ち位置に上下がなく疲れを癒しているところ。
・岩盤浴。メモ「体が冷えていると不必要なまでにネガティブになることがある。」
・ストレッチ。「護身術のような最小限の動きで普段自分では流されないところがのびる、可動域が一気に広がる感じ」らしい。行ってみたい。
・元プロ野球選手のセカンドキャリア。(別の?)ストレッチ店の店主はパ・リーグ某球団の元投手だった。2回で行かなくなったが、勧誘の電話やDMなどが送られてきた。しかしその後店の前を通ると別の店に変わっていた。なんだか世知辛い気持ちになった文章。
・2時間1万3000円、ラグジュアリーなヘッドスパ専門店。場所は赤坂の住宅街、古民家をモダン和風にリノベーションした店。個室でお茶とお茶菓子がつくらしい。
・小顔になるドライヤー。1台15600円。今時(2017年)の高機能ドライヤーは、顔を小さくするらしい。育成光線とマイナス電子がどうのこうのらしい。そして作者はそれを買ったのだった。
《感想》読んでいて、私もなんとなくリラックスしていた。気持ちよさそう。途中から、半分ガイドブックを読んでるつもりになった。それにしても作者は、週刊連載で、ひたすらマッサージだけについて書けるだけあって、週一はマッサージに行ってる。最終的には超高級マッサージチェアも買ってしまった。いつものジェーンスー節もばっちりで、社会の世知辛さや、ビジネスのずる賢さ、女性セラピストに対する扱いなど、社会で感じるもやもやを言語化するのが上手いなーと思う。
東京?都会?にはいろんな種類のマッサージがあるということがわかる。高級スパにしても、隠れ家スパ、高級ホテルのスパなど、知らない世界がいっぱいあった。