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1 どんな本?
科学を通して哲学の面白さを紹介する本。沢山
の聞いたことある学説を分かりやすく教えてくれ
る本。人類は哲学的な命題から逃れられない。
2 なんで読んだの?
(1) 飲茶さんの本だから
(2) 科学の熱い歴史を知りたい。
(3) 人に説明できる状態になりたい。
3 構 成
全5章340頁
ニュートリノの成り立ちの驚きから始まり、本書
をキッカケに哲学や科学などの学問の扉が開くこ
とが有れば幸せですと終わる。
4 著者の問題提起
科学ってつじつま合わせなの?
5 命題に至った理由
哲学を学ぶ過程で知り得た科学的な正しさの衝撃
から。
6 著者の解
知の問題に共通した哲学的思考がある。
7 重要な語句・文
(1) ニュートリノ
(2) 量子力学
(3) 二重スリット試験
(4) 相対性理論
(5) 波であり粒子
(6) ニュートンの意見を250年ぐらい妄信
(7) クオリア
(8) シュレディンガー
(9) 双子思考実験
(10) 多世界解釈
(11) コペンハーゲン解釈
(12) パイロット波解釈
(13) エントロピーの法則
8 感 想
「数学とか」を読んでしまったのでどうしても
比べてしまい星3つ。
刺さったのは相対性理論ではノーベル賞取って
ないのに、光は粒子だよ予想では取ってること。
どれだけ重要か伝わってくる。
深く知りたい事は他の理論。超ひも理論etc。
人に勧めるなら光(物質)は波であり粒子である
と言う事。実験結果に対して辻褄合わせの様に導き
出した結論であると言う事。
図で色々な実験や考え方が分かりやすかった。
タイトルの科学とかの分量が多いと感じた。後の
1/4が哲学にウェイトを置いてる。
9 TODO
飲茶さんの読んで無い本の購入
10 問 い
宇宙とは?
11 答 え
無分別
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高校の時の授業では全く興味のなかった哲学ですが、この本に当時出逢えてたらなあ。。と思うくらい哲学が面白くなる本でした。自分は理系なので科学のことはそれなりに分かっていたつもりだけど、哲学と結びつけたことはなかった!理系にこそぜひ読んで欲しい一冊です。
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漫画やアニメ、小説やドラマでたまに聞く「シュレーディンガーの猫」。
こういう意味だったんですね。
量子力学…すごく不思議で面白い!
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ネットの記事を読んで続きが気になったから買った。物理を学ぶ身として持っておくべき価値観を学べた気がする。
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著者の飲茶さんは哲学の専門家ではなく、元理系のサラリーマン。著書に「14歳からの哲学入門」など哲学や科学などの学問を平易に解説する本を書いています。
本書も哲学を全く知らない人向けに書かれた、大変面白い本になっています。
「相対性理論」、「カオス理論」、「エントロピーの法則」等を大雑把にかつわかりやすく解説したあと、「2重スリット実験」、「コペンハーゲン解釈」、「シュレディンガーの猫」といった量子力学の入口まで読者を導き、だんだんと科学から哲学や倫理問題の領域に議論を移してゆき、科学論理の脆さを突いてゆくのはうまい流れと思いました。
「哲学的な視点で『科学的な正しさ』を問いかけていくと、実はそれがかなり危ういものだと気づかされるだろう。
いままで確かだと思っていた景色がガラガラと崩れる瞬間は、怖いけども、ちょっぴり楽しかったりもする」
終盤では「意識」の問題に入ります。「どこでもドア」の寓話はかなり怖いけど「意識」の本質がモヤモヤながらも見えてきました。
哲学の難しさよりも面白さに重点を置いた本。文庫版の面白い本です。哲学の入門の入門として手に取って損はないと思います。
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・ゲーデルの不完全性定理
‐第1不完全性定理:ある事務準のない理論体系の中に、肯定も否定もできない証明不可能な命題が必ず存在する
‐第2不完全性定理:ある理論体系に矛盾がないとしても、その理論体系は自分自身に矛盾がないことを、その理論体系の中で証明できない
・不確定性原理:運動量と位置を同時に正確に知ることは不可能
・観測至上主義的見方「測定してねぇんだから、一も運動量もへったくれもねぇんだよ!決まってねぇんだよ!」
・コペンハーゲン解釈:矛盾をそのまま受け入れる、予測の道具として使いやすいから使われている
‐電子は観測される前は波のような存在であるが、観測されると粒子になる。
‐観測される前の波とは、粒子がどこで観測されるかという確率の波である。
・多世界解釈:結局コペンハーゲン解釈と同じ数式を解く
‐人間も含めて、すべての物質(宇宙)も「あらゆる可能性が重なり合った波のような存在」
‐宇宙とは、波のように漂う「巨大な可能性の塊」で、宇宙における、あらゆる可能性は、今ここに重なり合って存在している
・パイロット解釈:数式が難しい、使われていない(コペンハーゲン解釈の方が使いやすく、同じ結果が出せる)
‐空間を歪めるような未知の波が、先行して進み、それが粒子の動きに影響を与えている。
・ウィーン学団「論理実証主義」
‐理論を論理的関係(∧、∨、⇒、など)で厳密に整理すると必ず「実験や観測によって実証されていない部分が見つかる」、すべてが疑似科学となる
‐論理実証主義の問題:「いくら観測データを集めても、
すべての場合については何も言えない」、科学理論は確実なものには絶対ならない
・ポパーの決断
‐すべての科学理論は「反証不可能」な疑似科学
‐疑いを乗り越えて、何らかの科学理論を構築するためには、どこかで疑いを止める地点を<決断>しなくてはならない
・クオリア:主観的体験が伴う質感、赤い花を見たときの「赤い」という質感
‐意識上に起きている『この質感』の起源(クオリアの起源)を原理的に解明することができない
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哲学の法則を分かりやすく書いてくれている。
横書きなので少し読みづらいのと、大体の法則が「結局これを証明してしまうとこっちが崩れる」みたいな内容なので、半分くらい読んでもういいかな、という満腹感。
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哲学とか科学とか難しいし!無縁!みたいな感じで遠ざけていましたが、そんなバカな私でもとても分かりやすい。というのが一番の感想です。笑 なるほど、の連続でした。考えたことがなかった。その視点から見てみようと思ったこともなかった。 証明されています!みたいな言葉を鵜呑みにしていた。 最後のドラえもんの話すっごく怖かったです。笑
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科学という理系分野が哲学と結びついているとは思わなかった。世の中のあらゆることに絶対はなく、想像以上に不確かな世界に生きているのだなぁと思わせてくれた。
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哲学と科学を絡めて凄く無識者向けに解説した感じ。
無識者を意識しすぎて子供っぽくなってるのは否めないかな。文調がもう少し固ければかなり好きかも。