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投稿者:える - この投稿者のレビュー一覧を見る
JALの現場力
よみました!
人生山あり谷あり…会社もそうなんだなと思いました。一人一人の思い、希望があったからこその今なんだと思います。
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高校の先輩の著作。JALにはとっても愛着があるので。この本、JALがなぜ復活したか、かなり詳しくまとめられていて、とっても良著だと思います。
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【所在・貸出状況を見る】 https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/207177
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破綻のイメージがなくなり、すっかり元気な会社になったJAL。破綻前から今までの数年間の変化は、外からはなかなか想像ができません。
会社がおかしくなっていること、そしておかしなことがそのままつづいていることを、社内の多くが認識しながら、まさか潰れることはないだろう、と誰もが思っていることの怖さがまず、印象に残ります。
そして、潰れる瞬間からどん底の不安まで、辞める人、残る人、残りたいけれど残れない人、それぞれの人間模様が、それぞれの方の言葉から伝わります。
復活できたのは、JALフィロソフィの力であるとは間違いありません。
当たり前だけれど大切なことが社内で共有され始めます。そして、分かっている、ではなく実際の行動にして互いに競争することが、短期間に会社を変える結果に繋がり始めるようになります。
その転換期間のころの空気感を感じることができるドキュメントと言えるでしょう。
機内食にモスバーガーを提供するための工夫を重ねるエピソード、そしてそれが実現するという結果が、新しくなったJALを象徴しているように感じられました。
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◯部門別採算
・経営幹部の業績報告会、低い目標なら達成するのは当たり前と叱責され、高すぎる無謀な目標もいけない。自部門の実力を冷静に見定め、責任者が意思を持って数値を上積みし、目標達成に向けた努力をする必要がある。そしてその過程で組織は更に強くなる。それが、全員経営につながる。
・採算表をグループ内で共有し、みんなで採算意識を持つようにした。
◯女性活躍を阻む壁
・ロールモデルがいなければ、パーツモデルを集めよう
・「ブレイク・シーリング」と題し、アンケート調査で実態を調べた。ズバリ尋ねても回答が得られにくいので、上手く潜在意識を引き出すように行った。共分散構造分析。
・女性社員からは、評価への納得感の不足、職場内コミュニケーション不足、育児休業環境、男性社員からは、男性中心の職場風土、に票が集まった。
◯植木社長
・データを集めて推理して、◯◯だろうでも構わない。当社描いた通りでなくても失うものはない。失敗していない人は、人の上に立っても決断できない。若い社員に任せろ、責任を持たせろ、失敗するまでやらせろ、と役員に言っている。
◯フォロソフィ
・フィロソフィーの無いサービスはお客様の心に届かない。
・原点に立ち返り、モチベーションが上がる。
◯植木社長
・目標にどれだけ意思を込められるか。
・不正を起こさないために必要なのがフィロソフィー
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飛行機、空港って、やっぱりワクワクするワードですが、やはり破綻してしまったJALに待ち受けていたのは過酷なものだったのねと。
破綻から再生、現場の裏側などを描いた一冊。
京セラ、DDIの創業者である稲盛さんのアメーバ経営やフィロソフィが、JALの現場の一人一人に浸透していった様子がわかります。
日本を代表する企業が破綻するというのは、ビジネスとか経済とかに詳しくない私ですら、そりゃ大変な事が起きた!と思いましたが、やはり子会社や関連会社の現場を担う社員一人まで意識改革していかないといけなかったんだなと…。
他にも稲盛さんの本やJAL再生の本は読んでますが、この「JALの現場力」の中で一番心に残ったのは、熊本地震の時にとった社員の方々の行動。
イオンと組んで物資を運んだり、臨時便を飛ばしたり、社会貢献という側面でも頑張りながら、被災した身内社員のケアもしていた事に、ジーンとしてしまいました。
会社は株主のものかもしれないですが、利用者(消費者)はもちろん、社員やその家族のためのものでもある!そういう気持ちになりました。
ANAやLCCと共に、正当な競争をしながら更に魅力的な飛行機会社になっていって頂きたいです。
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本書のタイトル通り、破綻から復活までの経営目線の理念的な話ではなく、客室・運航・整備・空港といった各現場レベルでの事例や奮闘が紹介されていていずれも興味深く読んだ。熊本地震での支援や社会インフラを担う責務を自覚した早期復旧と機内食AIRでモスバーガーとコラボしたエピソードが特に印象に残った。フィロソフィなるものも、外部から傍観している立場だとなかなか怪しげな雰囲気を感じていたが、破綻直後で藁をもすがる思いだった当時のJALにタイミングが最適で浸透できたのかもしれない。
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JALの再生関係の資料を読み漁っていまして、
「JAL 虚構の再生」に続いて手に取ってみました。
※JAL 虚構の再生
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4062779285#comment
「JAL 虚構の再生」はタスクフォースから稲盛改革までの全体像を網羅しているのに対して、
こちらの本は稲盛改革後の現場での取り組みにフォーカスが当たっています。
個人的には稲盛改革にフォーカスが当たり過ぎている本って、
JAL再生の一端しか伝えていないような気がしていたのですが、
これはこれで現場の力をまざまざと見せつけられたような気持ちです。
こんなに現場って、劇的に変わるもんなんですね。
まぁ元々は能力の高い人たちの集まりだったのだとは思いますが、
部門の壁などに跳ね返されていた人たちが、
破綻という劇薬と稲盛氏という神様のようなCEOの登場で、
うまく正のサイクルが回り出したイメージでしょうか。
稲盛氏の手腕あってこそだとは思いますが、
トップダウンスタートで、ボトムアップが機能した
日本企業では珍しい実例かと思いました。
JAL関係の書籍では、他には「JALの奇跡」も。
こっちは完全に稲盛さん礼賛本(でもい本です)。
※JALの奇跡
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4800911893#comment
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JALの再建の歴史と大切にしている経営理念が描かれていた。稲盛和夫さんの教えをもっと学びたくなる。
・JALフィロソフィー
・部門別採算制度