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池上さんの本は読みやすくて分かりやすい。
まったく知らなかった世界の状況なんかがよく分かる。
アメリカには金持ちが作った市があると言うのは驚いた。
自分の金をどう使うかはその人次第だが、そりゃ格差は無くならないわ。
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面白かった!
池上さんの解説はわかりやすいのでするする頭に入ってくる
お金持ちが勝手に独立して市を作ったり、その独立から取り残された場所は税収入が減って住みにくくなってしまったり、なんか良くも悪くもさすが資本主義の権化アメリカって感じ
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大学で習うレベルで、復習になった。経済政策とも密接に関わってくる。規制緩和によって格差は広がったが、その分、価格安の恩恵も受けている。物事を多面的に見ることが必要だと思う。
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戦争に続き同シリーズの格差も読了。大手安売りチェーンは結局近隣の商店を潰し、雇用を生んでも低賃金など労働環境が悪く、安いからと喜んでいてはいけないと言うけれど、その価格で何とか生活が成り立つ人がいるのも事実。手作りのものならともかく、同じ商品は誰でも少しでも安く買いたいもの。格差是正は無理としても、子どもの貧困だけはなくしてほしい。
アメリカの富裕層が勝手に独立して市を作った話にびっくり。自分も富裕層になったら支払った税金は自分のために使ってほしいと思うかもしれないが、あまりにも自分だけが良ければいいと思う人が増えすぎでは。
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グローバリゼーション→労働力を人件費の安い海外に求める→安い商品が売れる→儲かる会社
国内で作り続けた会社→価格競争に敗れる→売り上げが落ちる→倒産→失業者が増える
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経済。格差。社会問題。
難しい問題について、とても分かりやすく解説。
解説は分かりやすいが、答えは出ない。
そもそも格差は悪いことなのかどうかも分からない。
個人的に、子供の教育格差をどうにかするためにも、まずは大人が勉強するべきだと思います。
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入門書で、経済格差が生まれた理由や広がる理由が端的に述べられている。
主に経済格差は「グローバリゼーション」と「不労所得の富が労働で生み出した金を上回る」からだという。
そして池上さんは格差を防ぐ解決策として
「金持ちだからいい教育を受けられる、貧乏だから受けられないではなく、子どもたちのスタートラインを一緒にする必要がある。その後の本人の努力によって差が出るのは仕方ない。スタートラインを一緒にするために、国がもっとお金を使う必要がある。」と述べる。
●経済格差→
富裕層の上位8名の資産=人口の半分にあたる下位36億人の資産
●2つの貧困→「絶対的貧困」「相対的貧困」
前者は最低限の生活を営むことが出来ず、
後者は年間の可処分所得が中央値の半分を下回っている状態
●経済格差が広がる理由は「グローバリゼーション」と「不労所得で生み出す金が労働でもたらす金を上回る」から。
前者のグローバリゼーションには光と影がある。光とは安くて良いものを購入でき豊かになった一方、影では安く良いものを買いたい消費者の需要に応えるために人件費の安い国に工場の拠点を移し、労働者に長時間低賃金で酷使し安いコストで生産する。それが安い物が欲しい消費者と安く作らせて儲けようという企業の欲望が格差に繋がる。
後者は、ピケティによると、株や不動産の運用で得られるお金の割合が年4〜5%なのに対し労働で得られるお金の割合が年1〜2%である。
この差が縮小するのは戦争が起こった時であり、
理由は戦争することで国が金を必要とし、金持ちから税金をがっぽり取るから。
●一代で資産を築いた億万長者には3つのカギがある。
彼等は「努力、情熱、責任感」
●シンガポールでお金持ちが優遇される理由
→金持ちは貴重な経済力であるから。金持ちが集まればビジネスを持ち込み、雇用を生み、経済を活性化させる役割を担う。そのため法人税や所得税を低くし誘致する仕組みを作っている。
●北欧で幼稚園〜大学まで学費が無料である理由
→教育を受けた子どもたちは将来就職してお金を稼げば税金を納めてくれるから、結局教育に投資したお金は返ってくる」という考えのもと。
●アメリカで億万長者が多額の寄付をするのは
キリスト教の教えのもと。
金をたくさんもっていたら天国に行けないため。
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池上さんによる世界と日本の経済格差入門。池上さんのTVでの解説スタイルがそのまま文章になっているので、とっつきやすい。イラストやデータも豊富。格差の現場で何が起こっているかがよくわかる。格差解消のための池上さんの提言もあり。
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資本収益率>経済成長率のため、格差はどんどん広がっていく。
アメリカではお金持ちの人たちが独立した市を作っている。
富豪上位8人の資産=下位36億人の資産となるほど世界中で格差は広がっている。
グローバリゼーション()の結果と言える。日本では橋本総理の金融ビッグバンが影響。
何より子供の教育格差の是正が重要。