紙の本
新シリーズ?
2017/05/03 15:03
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投稿者:黒猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズが好きな人にはちょっと物足りない感あり。痛快さは共通するけど、男社会の警察組織でのし上がりつつ、切磋琢磨する二人の女性の友情物?ダブルヒロインな主軸で、タイトル見て期待した人にはちょっと肩透かしかも。布施のキャラクターも、この作者が書くには珍しい善良さでむず痒さを覚えた。次作こそタイトル通りに、片桐美波の活躍が読めることを期待したい。
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ガッツリとした警察物が読みたくて、久しぶりに深町作品を読んでみた。
今回の主人公は身辺警護を専門とするPO(プロテクション・オフィサー)。SPは政府などの要人を警護するのに対して、POは民間人を警護する警察官。平成24年から実際に配備されているとのことだが、この作品を読むまで知らなかった。
すでに「アウトバーン」で女性刑事が主人公の小説を書いているだけあって、この作品も女性が主人公であることに違和感はない。警護と言う意味では、渡辺容子の「八木薔子シリーズ」と引けを取らないし、同じ女性刑事を描いた吉川英梨の「原麻希シリーズ」より重厚感があって、読み応えがあった。これだけ、女性刑事ものを描いているので、女性作家かと思ったら、男性でびっくり!しかも遅筆なのだそう。続篇が読みたいけど、かなり先になるのかなぁ。
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面白かった。どっぷり浸かったわけではないが身辺警護員が主役といいうことと堅気になった者が過去の亡霊に追い詰められていくという設定が良かった。クールな主人公だが人間味を見せる部分もあり、より惹きつける要因になっているように思われる。しかしどの作家も刑事物の女性警察官はほぼほぼ美人なため余り熱を感じないのは自分だけ?
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「なぜです」「なにが」「なぜ、私のような悪党のために命を張るんです。危うく死ぬところだった。」
「私はPO。ワルに危害を加えられそうな人を守るのが任務。それで充分よ。」
「道を誤りました。」
「あなたはもう悪党ではない。だけど、ばかだとは思う。」
美波の身体から急速に力が抜けていった。偉そうなことを言ったものの恐怖で身体が硬直したのか、布施の身体にしがみついたまま、離れられなかった。」
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久しぶりの深町秋生。POって初めて聞いたけど 実在する職務らしい。
ストーリーも面白く 登場人物それぞれも魅力的で読み応えあったなぁ。美波と塔子 それぞれ全く違う立ち位置で 自分の仕事を妥協せず全うしていく様がカッコいい。
なんとなく次回作もありそうな終わり方で 楽しみ。
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今回の主人公は、要人警護を主とするSPではなく、主に暴力団組織から民間人を警護する目的でつくられたPO(身辺警戒員)という任務についている女性警察官。
女性刑事が主人公だと、ライバル役や相棒役は大抵男性だったりするけど、今作はそのライバル役も女性刑事で、捜査一課のエリート班長。男社会で無理に肩ひじ張って、でも内心は女々しいことこの上ない女性刑事像が大の苦手なんだけども、深町さんの描く女性刑事キャラは皆好み。塔子が微妙にそっち系かな、なんて危惧したものの、塔子なりの矜持もあったり、女性らしい柔軟さを上手く見せたりで、意外と良かった。終盤に美波と塔子の関係が修復するシーンも良し。ハードなシーンも多かったから、ちょっとホッとできる良いシーンだったと思う。組対三課の美波と捜査一課の塔子の二人が今作以後、上手く連携して事件に挑んでいくのをまた読んでみたい。
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プロットも良く、女刑事2人との確執・愛憎関係も見事に描かれていて、久しぶりに本格的・正統的な警察小説を読んだ感じ。「ドッグ・メーカー」も面白かったし、最近の著者の作品から目が離せない。
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PO美波の活躍が頼もしい
POでありながら事件の調査に絡み
捜査一課の塔子とともに解決に突き進む
その他のキャラも個性的で楽しめました
これはシリーズ化あるのかな?
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強烈な個性を持つ女性刑事がいきなり2人も登場したおかげで、やや消化不良の印象です。それぞれが単独で活躍する作品が先にあったら、まて別の楽しみ方があったように思う。
布施の行動を美波がやたらに肯定するけれど、そこまて立派なものとは思えないところに違和感を感じます。
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深町秋生さんの作品、このところ読み続けています。スカッとする時とモヤモヤする時と(^-^) 「PO」、2017.3発行。組対三課・片桐美波と捜査一課・難波塔子、これは期待できるかと読み進めました。全374頁。118頁で失速しました。動きに至る前の説明が長すぎる、つまり「くどさ」が耐えられませんでした。私にとって「テンポ」はとても大事な要素です。藤井邦夫さんの本を読み過ぎたからかもしれませんが(^-^)
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POという仕事がどういう仕事なんか
と思いつつ読み進める。
こういう女刑事が活躍している刑事もの大好き。
美波も塔子も周りに恵まれてるし。
1番思ったんは布施達が現金を奪ったせいで
その犯人探しで痛い目にあって
拷問されて殺された人間に対して
なんとも思わんかったんかってこと。
拷問のやり方もえげつないし
菱塚も現金を持ち逃げできるんと思ったんか
仲間を前にして。
それさえなければ。
布施ももっと早く言わんかい
娘や奥さんのためにも。
とりあえず美波と塔子が
もんじゃ焼きを食べに行く日が来ることを
願ってる。
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2020/08/24
PO 警視庁組対三課・片桐美波
深町秋生さん
PO
プロテクション オフィサー
身辺警戒員
暴力団からの嫌がらせや恐喝。
命の危険に晒されている、
一般市民や企業幹部の身を守るのが任務。
大変なお仕事。
暴力団的な用語や名前が、
なかなか覚えられず、
読み初めは、ちょっと読みにくかったけれど、
どんどん。
主人公の魅力に気づき、
読み進んじゃった。
おもしろかった。
片桐美波
難波塔子
次回作も楽しみだわ。
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PO、プロテクションオフィサー身辺警戒員。
警備部警護課のSPが、政府要人などのVIPの警護を行うのに対し、POは暴力団からの嫌がらせや恐喝、命の危険に晒されている可能性のある一般市民や企業幹部の身を守るのが任務となる。
そんな中、連続殺人事件がおこる。
10年前まで極道として生きていたが、足を洗いカタギとして真っ当な日々を送っていた者が次々に。
極道の世界も高齢化が進み...
犯罪の手口はその時代を表す。深町作品は実に人の描き方がフェアで良い。勧善懲悪ではなく、黒白灰色が素晴らしい。
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ここに登場するのは二人の同期の女性刑事である。
互いに刑事を目指し進んできた。
そして、今や捜査一課と組織犯罪対策三課の班長として部下を率いている。
ただ、そんな彼女たちは今も仲良しというわけではない。
ある事件をきっかけに友情にヒビが入ってから疎遠となっている。
そして、今回の元暴力団連続殺人事件で久しぶりの再会を果たす。
ただし、その犯人は凶悪でなかなか尻尾を掴ませない。
互いに相当負荷の高い事件となる上、捜査一課の塔子は三課の美波に敵対心剥き出しで向かってくる始末。
事件の裏に隠された真実と女性刑事二人の活躍と友情再起が見物。
2022.1.9
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深町秋生作品に新たな女性警官登場。部署が違うかもですが、八神瑛子の仕事でも良いのでは?と考えてしまった。