投稿元:
レビューを見る
江戸を舞台に壊滅した藩の火消し組織を再建するため、「火喰鳥」こと松永源吾を中心に個性派揃いの鳶たちが活躍する迫力の時代小説。
時代小説でここまで読ませる作品に出会えて本当に幸せだと感じました。
章ごとに有能な火消しの鳶たちを集める話になっていて、定番の展開ですが、それぞれの鳶たちが個性的で話一つ一つも目が離せませんでした。
火付けの犯人との攻防もクライマックスに向かっていやがうえにも盛り上がり、最後まで手に汗握る展開で、夢中になって読んでしまいました。
防火についての知識も身に付き、欲張りな作品でした。
次巻も楽しみます。
投稿元:
レビューを見る
江戸の火消しの話し。
江戸時代といえば火事が多く火消しはヒーロー!
火を食い止めるためにその先にある家や屋敷を取り壊して行くなんて初めて知った!
ボロボロの羽織を羽織り全くヒーローでない火消し達の活躍がスピーディに展開されとても面白い!これシリーズなんでしばらく続編も楽しみます!
投稿元:
レビューを見る
かつて「火喰鳥」と呼ばれた武家火消、松永源吾。
しかし、五年前の火事が原因で今は妻の深雪と浪人生活。
そこに出羽新庄藩から壊滅した藩の火消組織を再建してほしいという仕官の誘いが。
「ぼろ鳶」と揶揄される火消を率い、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか!?
投稿元:
レビューを見る
源吾がかっこよすぎる!!
そして源吾を信じて支え続ける深雪もかわいいしかっこいい。
あんな風になりたいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
火消しについての解説アレコレや夫婦の関係、やりとりなど面白く読めたのだけど、登場人物がわりに善悪それぞれの属性を振られているように見受けられた。
火災は自然災害で、対処する際に人の善悪なんて割り入る余地があるのだろうか? と思ってしまう。
もう少し正義の火消したち、個性豊かな登場人物、という以外の人間味が欲しかったな… というところ。
投稿元:
レビューを見る
途中でやめられない!読みごたえがあり、おもしろかった~。
かつては優秀な火消を有していた新庄潘を復活させるべくスカウトされたのは、火喰鳥の異名を持ち、かつてはもてはやされた松永源吾。彼がスカウトし、集まってくる人たちがまた良くて、各エピソードも胸が詰まったり、せつなくなったり、頑張れと応援したくなったり。
今の消防用具や技術や防火服でも、火って恐いなと思いますが、江戸時代なんて今と比べたらほぼ身一つで、当時もそれなりの技術はあったでしょうけど、意気込みだけでやってのける男たちには感心と感動です。火付けを網にかけるための平蔵特別火消チームはかっこよかったですね。さすがに実力者ぞろいなので、水の入った桶を水をこぼさず屋根に投げるなんて、唸ってしまいました。
火事と喧嘩はお江戸の華とは言いますが、火消が役者のようにもてはやされて、火消装束がこんなに派手なものだとは思いもしませんでした。私の中の火消は暴れん坊将軍のめ組なんで。装束が火消の本分でないとはいえ、実力もある加賀鳶の黒装束集団、見てみたいです。カッコいいんだろうな。でも愛すべきはぼろ鳶組ですよ。
投稿元:
レビューを見る
読メの他の方の感想をネタバレにならないくらいにサッと目にし、面白いと評判のようなので読んでみたら確かに面白かった。テレビドラマにも出来そう。思わぬ所で小ネタの伏線回収などあったりして、それも良かった。新之助がかつて剣でやっつけた相手とか。
投稿元:
レビューを見る
面白い。キャラクターは今風ではあるがいきいきと書けてる。一巻目はキャラクター紹介的なとこもあったが、テンポも良く、一気読み。
投稿元:
レビューを見る
図書館本に忙しくて、ようやく読んだ。
時代小説ビギナーの私もこれはハマるやつです。
よかった!めっちゃよかった!
「朱土竜」ってバクドラフトじゃん!と思いながら読んだ。
鳶たちの活躍がもう、超カッコイイ!
そら、モテます(笑)。
集まって来るぼろ鳶組の面々が魅力的だし、
今後の成長が楽しみ。
勿論、頭の源吾も。
こういうシリーズには必ず魅力的な女性がいて
深雪もとてもいい。
次読むのがほんと楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われた時代。
煌びやかに着飾った火消し達が注目される中、手柄をたてることではなく、人を助けることに命を懸ける!熱い男達の物語でした。
読んでいて、胸が熱くなるし目頭も熱くなります。
「ぼろは着てても心は錦」ぼろ鳶はカッコイイ!
2作目も読みたいと思います!!
投稿元:
レビューを見る
「火喰鳥」こと松永源吾が過去の出来事による火への恐怖と戦いながら、藩の火消しを再興していく。
個性ある仲間が増えるたび、「ワンピース」みたいと思ってしまった。
今後の展開も楽しみなシリーズだ。
投稿元:
レビューを見る
初今村。元火消の主人公・源吾がひょんな事から再び火消に戻っていくという——ストーリィ。話の流れが少年漫画的(まるでワ○ピースのよう)、しかも一人一人キチンと掘り下げているので、もうグイグイ読ませることなんのって…(^^* ぼろ鳶組が今後どのように、展開していくのか本当に楽しみ。この作家も追い掛けていこう!そう思える大変良き作品でした。星四つ半。深雪の今後と過去が大変気になりますw
投稿元:
レビューを見る
ぼろ鳶シリーズ第一弾。
どうにもならないやるせなさ、どうにもならない中でも何とかしようとする意志の強さがよかった。
投稿元:
レビューを見る
読み友さんのレビューを読んで興味を持った本。ブックオフで見つけて一気読み。歴史小説+お仕事小説。江戸の火消しをテーマにしていて、この第1巻では、壊滅的だった羽州の火消し団を立て直す。主要メンバーを一人一人揃えていく話がそれぞれ面白かったし、暗躍する放火魔「狐火」の謎に迫る様子も良かった。
投稿元:
レビューを見る
なんと1984年京都生まれ、ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員。と異色な経歴を持つ新人が放ったシリーズ。
1巻目は、登場人物像を入念に表現する。
「世の中には多くの天災 がある。神には何かご意志があるのかも知れねえが、人にとってはただの理不尽でしかない。その全てに指をくわえて黙っていられるほど、俺は人ができちゃいねえのさ。いい加減にしろって横っ面殴ってやる。いくぞ!俺に続け!」
とは頭の源吾の言葉。
これこそが作者の書きたかったことかも知れない。
迫力の描写、スリリングな展開。
面白そうなシリーズなのだ!