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羽州ぼろ鳶組⑩が面白かったので、①を読んでみた。
面白かったぁ。
格好から技術までボロボロだった火消組織を立て直していく源吾と彼が集めた主なメンバーの成長に気持ちを持っていかれてしまい、久しぶりの一気読みをしてしまった。
深雪さんも好き!!
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“火喰鳥”の異名を持つ手練れの火消だった松永源吾。ある事件から職を辞し、貧乏浪人となっていた源吾のもとに、羽州藩から仕官の誘いが。
数字に強い倹約家の妻・深雪に背中を押され、再び侍火消として仕えることになった源吾に突きつけられた藩命は、前任者が切腹し散り散りになってしまった羽州藩の火消し組をいちから立て直すこと。
仲間もおらず、予算もわずか。
そして何より、火を恐れるようになってしまった己の恐怖心に打ち勝ち、火消しとして再起出来るのか。
今村翔吾さん、初読。
本作がデビュー作にして、羽州ぼろ鳶組シリーズの第一作とのこと。
実は、ずいぶん前に『童の神』を読みかけて挫折したことがあり、相性が悪いのかなぁと思っていた。
いやいや、でもフォロー中のあの人もこの人もシリーズ続刊を楽しみにしているらしいし…と思い直し、手に取って正解。
江戸の男の心意気!
加えて、ただの吝嗇家のような登場の仕方だった深雪の賢妻ぶりがまたいい。
当分楽しめそう…と思ったら、続刊が最寄りの図書館にない。うわあ。
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素晴らしい時代小説に出会いました。奨めてくれた友人に感謝!イナセな台詞と迫力ある描写が、男心を揺さぶります。源吾の奥方もいい味を加えています!
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過去に陰ある男たちのそれを克服していくストーリー。江戸の火消しの生き様をとくと見た、気持ちの良い歴史小説。NHKラジオドラマで興味を持ちました。シリーズもんなんで次も読みたい。
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同著者の“くらまし屋”シリーズに手を出したところ、どうもこちらのシリーズとのリンクが所々にあるようなので、“ぼろ鳶”にも手を付けてしまいました。
本書はシリーズ第一弾となります。
かつて“火喰鳥”と呼ばれ、武家火消のレジェンド的存在でしたが、ある出来事がきっかけで火消を辞めていた松永源吾が主人公です。
その源吾に出羽新庄藩の火消頭取として、壊滅状態の火消組織を再建してほしいとの依頼が入ります。
予算不足でまともな消防道具も装束も無いどころか、定員すら足りていない新庄藩の火消組を源吾は率いてゆく事になるのですが・・。
第一章から第三章は人材確保に動く源吾と今後の主要メンバー達との出会いが描かれていて、個性豊かな面々が揃ってきます。源吾を筆頭に、寅次郎、彦弥、星十郎、そして新之助・・。それぞれ得意分野が際立っているので、今村作品の魅力である“チームバランスの良さ”がここでも出ていますね。
藩にお金が無いのでどうしてもみすぼらしくなってしまう為、“ぼろ鳶”と揶揄されながらも頑張る彼らを悩ませるのは“狐火”と呼ばれる放火グループです。この“狐火”の実行犯にも悲しい背景がありまして・・。
という訳で、ちょいと詰め込みすぎちゃう?と思ってしまうほど見どころ満載、クライマックスだらけです。
特に、江戸中を焼き尽くすような大火の中を日ごろの縄張り意識を超えて武家火消や町火消が一丸となり消火にあたるシーンは胸が熱くなりました。
今後“ぼろ鳶組”がどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみにしています。
↓一部抜粋して音読してます♪
https://youtu.be/Fp6dSIn_pa0
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時代小説といえば、もっぱら捕物、料理屋、浪人者
といったところだが、火事は江戸の華という言い回しによくお目にかかる割には火消しを題材にした作品は今までなかったんじゃないかと思っていたところ、縄田一男曰く「鳶が主人公のいわゆる〈纏(まとい)もの〉は昭和三〇年代あたりに姿を消した」という経緯があったようで、本シリーズによって再生したということになる。江戸の纏を復活させるだけでなく消防士が活躍する現代ドラマの要素を織り込んで刷新させたと言える。
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火消の源吾が主人公なので熱そうな場面がいっぱいなのはもちろん展開もとても胸熱な話
登場人物それぞれが過去に区切りをつけて新しい道を歩いて行き火消として成長していく話です
魅力的な人達ばかりですが源吾の奥さんの深雪がお気に入り(๑˃̵ᴗ˂̵)
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図書館で「くらまし屋稼業3」が届くまでの間に、今村翔吾の作品を読みたくなり、思わずKindleでこのシリーズを大人買いしてしまった……。期待を裏切らない内容だった。なんか元気づけられるなぁ。当分、この世界から離れられないかも。
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江戸の人情物。火事にトラウマを抱えた元花形火消の源吾が返り咲く。人の勧誘から物語は始まるが物語半ばから復讐のため火付けをする狐火を本格的に封じる展開になっていた。
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今村翔吾さんのご本は初めて。
すごく面白かったー!!!!!
本屋さんでこのシリーズが平積みされてると、表紙が後ろ姿で統一されているから、とっても目立つんだよね!
すごく格好良いの。
で、読み始めたらこれまた最初っから格好良くて最後まで一気読み。
最初のシーンも火喰鳥って呼び名もなんて格好いいんだっ!
最後の方は胸が熱くなってしまい涙が出てしまったよ。
続きも読まなきゃ。
この胸熱な展開をみんなにも味わって欲しいよ。
一冊の中でも、一話一話で展開があるから飽きずに読めるし、時代物読まない人でも読みやすいと思う。
これ、海外ドラマの「シカゴファイア」並な規模でドラマ化して欲しいなー。
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今村さん初読みでしたが、面白かった〜!!
訳あって引退していた火消しの仕事だったけど、スカウトされ再び足を踏み入れることに、、
まずはチームのメンバー集めから。
1人1人メンバーを集めて行く過程が面白い!
ちょっとワンピースが頭をよぎった〜
それぞれにドラマがあって、またそれがいいんだな。
主人公の源吾、妻の深雪を初め、キャラが凄く魅力的✩.*˚
私の推しはその深雪さんと彦弥かな\♡/"
後半は"狐火"と呼ばれる連続放火魔を追ってハラハラドキドキな展開!
人情ありミステリーあり、熱〜いお話でした!!
続きも楽しみ〜♬
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令和3年6月2日読了
ぼろ鳶組と揶揄された出羽新庄藩火消し組。
壊滅的な組織の 再生と目黒行人坂の大火での活躍。
火付け犯人との頭脳戦。
命あるもの全てを助けるため、時には大藩の大名火消しともやりあうほどの心意気。
手に汗握る火事場描写。
人生に行き詰まったり、転落したり、もがいたり、そんな何処かにいそうな人達が、火消しという命がけの組織の中で 自身の人生の再生を懸けて、火と闘う。
読後 きっと爽やかな気分になれる作品。
(深雪さんのキャラ大好きだった)
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「寺子屋青義堂」が面白かったので、「火喰鳥羽州ぼろ鳶組 」も。一人一人に物語があって、主人公は一度ドロップアウトを経験していて、そして優しい謎が潜んでいて、という、わくわくしつつも、温かみを感じるところは一緒。江戸の火消しの世界のあれこれも面白い。シリーズになっているみたいなので、ぼろ鳶の仲間たちの活躍をいろいろ読めるのが楽しみだ。
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08月-08。4.0点。
襲大凰の前に、再読。おなじみのメンツがこうだったのかと、再認識。面白い。
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江戸の火消しの物語。
弱小チームに加入した曰く付きのかつてのスーパースターや、抜きん出た特技を持ちながら陽の目を見ない半端者たちという、青春スポ根によくあるメンバー構成です。
言葉使いや身分を超えた関係の緩さなど、時代小説というよりは単に江戸を舞台にしているだけで内容は現代っぽいですが、熱い男たちの話として読むには面白い。
多くの時代小説で賂政治の権化として嫌われ役が定番の田沼意次が好意的に描かれているのは珍しいです。