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理論社の世界ショートセレクションの4でマーク・トウェイン~晩鐘のミレーが売れたわけは、貧乏画家の仲間が死んだことにした為だった。黒人の年配メイドが年中ニコニコしている訳。嘘を吐くと地獄へ行くと信じている老いた双子の姉妹が、腸チフスに罹った姪とその娘を励ます為に嘘を突き通す。急死した友人を棺に入れて汽車で故郷に運んでいる積もりの男は、棺と銃の入った箱を間違え、チーズの匂いを死体の腐乱した匂いと勘違いして、匂いで具合が悪くなり死んでしまう。鉱山株を扱う事務員だった男はヨットで漂流し、イギリスの船に救助されたが、ロンドンで一文無し。金持ちの兄弟が100万ポンドの紙幣を手にして成功するか否かの掛けに使われた~ヨシタケ・シンスケ氏の表紙の絵が可愛い。このカバーの絵は百万ポンドだね
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マーク・トウェインの短篇集。正直、ヨシタケシンスケさんのイラストに惹かれて買ったのですが、なかなか面白かった。時代や国が違うからか、全然ピンとこないのもあったけど・・・。タイトルにもなっている百万ポンド紙幣は、ハラハラしつつ、主人公の機転が痛快で、いかにも、物語を読んだ、という気分を味わえた。
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現代小説に負けないくらい、どの作品もドラマチックで面白く読めた。
ミレーの話は、ホントに本当だったら面白いなー。
黒人の母子の話は、息子がいる身としては、辛いようなホッとしたような。
病気の母娘と叔母の話は、なんとも言えず神々しい。
100万ポンド紙幣の話は、ハリウッド映画みたい。ディカプリオ主演で映画化されないかな。
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・作者のマーク トウェインは、私たちが産まれるずっと前の時代に生きた人だけど、今の時代になっても新鮮味があって飽きないから。
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数十年前に、英米文学を学んだ時に、マーク・トウェインを読んだ。
堀川志野舞氏の訳も読み易く、ミレーの晩鐘の絵画の話など、ふふふ。。。と、笑顔になってしまうような面白さ。
この題名の100万£の紙幣も本当に発行されたのか?どうかを知りたいほどになった。
作者は、旅行好き、、、この時代は、生きるために、色んな場所へ行ったのか?それとも、取材のような感覚で、海外を移動したのか?
デイズニーランドのマーク・トウェイン号も、彼の名から取ったことを見たら、この時代、色んな所を探検(?)したのかも・・・なんて思いながら、読み終えた。
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「彼は生きているのか、死んでいるのか」
…無名のまま亡くなった全ての芸術家への優しいレクイエム。
「ギャズビーホテルに宿泊した男」
…よ、よくわかんなかった??…
「実話 一言一句、聞いたとおりに再現したもの」
…アメリカの奴隷の方達が、どんなに恐ろしくひどい目にあってきたか。その上で、人生の喜びを手にした一人の女性のお話。
「天国だったか?地獄だったか?」
…敬虔で信仰深い2人の老婦人がついた嘘。
「病人の話」
…体は精神に引きずられる。
「ジム・スマイリーと跳び跳ねる蛙」
…牛の尻尾が気になる。
「百万ポンド紙幣」
…短編とは思えない!ジェットコースターストーリー。
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短編7つ。挿絵はヨシタケシンスケさん。意外。理屈のない奇想天外なお話って現在はなかなか発表されない(破天荒である場合理由付けがされる)ので昔のこういった作品を読むのは心躍ります。いくつか既読作品あり。
「彼は生きているのか、それとも死んだのか?」
詐欺話。今でも成功しそう。
「ギャズビーホテルに宿泊した男」
「実話一言一句、聞いたとおりに再現したもの」
既読。前回読んだものより優しく訳してあり読みやすい。
「天国だったか?地獄だったか?」
未読。個人的No.1。真実そのものと優しい嘘を神の天秤に載せるとどうなる?
「病人の話」
「ジム・スマイリーと飛び跳ねるカエル」
既読。
「百ポンド紙幣」
既読。面白さでいうと群を抜いている。
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マーク・トウェイン(米)
イギリス人金持ち老兄弟の賭け。一文無しのアメリカ人青年は,高額すぎて使えない「百万ポンド紙幣」をどう使うのか。消費するだけでなく,信用により利益を得るのが冴えてる。
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笑いながら読めた。ユーモア満載で楽しかった。特に死臭を扱った話が面白かった。しかし人はしっかり死んでいるので、藤子Aっぽい印象も受けた。