電子書籍
かんもく
2020/07/27 13:17
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔にテレビで見たことがあって、気になったので読みました。けっこうな人数、軽いものなら経験ありそうな症状。
電子書籍
かんもく
2019/12/13 11:17
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分も子供のころに思い当るところがあって、コレだったんだなと納得ができました。周りかは理解されにくいので大変。
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苦しい思いを漫画にしてくれた作者に感謝の意と拍手を送りたい。この本はかんもく症が主題だが、同時に子どもを取り巻く日本の様々な問題が浮き彫りにされている。例えば大人しい子をないがしろにする学校、機能不全家庭で苦しむ子ども達を助ける第三者による支援体制がほとんど整っていない社会(なぜ児童心理士など専門職の人が学校に常駐していないのか。電話で相談してくださいと手紙が配られても、大事になることを恐れ、電話する子はほとんどいないのでは)、親が自身の行動、子育てを問題だと気づく機会がないこと、子どもへの暴力(言葉の暴力も含む)が許されている社会(子どもなんて叩いていいのよ、という発言を冗談まじりに言う大人が多くいる)、若い女の子への性的ないたずらを大したことのないこと、女の子が我慢すればいいだけの話と許容する社会。
学校にかんもく症のことを理解し、適切なサポートをできる専門職の人がいたら、作者はこんなに苦しい思いをせずに済んだのではないか。静かな子はないがしろにしてよい弱者と無意識的に考えてしまっている教育者が多いのではないか。教師への啓蒙も必要だ。どうして子どもの自尊心を傷つけ、苦しめる親に、それは間違っています、子どもは苦しんでいますとまわりの大人(特に専門の知識を持っている人)が指導できる場がないのだろう。それで傷つけられて苦しむのは子どもだ。どうして子どもの心、人権について、社会全体がもっとわがこととして考えないのか。専門知識を持つ人達を子どものまわりに常勤でもっと配置して、苦しんでいる子どもへのサポートを日常的にできる体制を整えるべきだと思った。なぜ常勤の専門職を配備しないのだろう。なぜ日本は知識を尊ばないのだろう。労働者が知識を身につけ、学び、考えながら意志をもって働ける社会をつくっていかなくてはならない。知識を持っていない人が支援を自身の個人的な経験、推測に基づいて行い、常勤で十分な給与をもらっているわけじゃないからこれでいいでしょ、と捉える空気が多くの施設に漂っているのではないか。
作者はしゃべれるようにはなったけれど、これでハッピーエンドとは言えないだろう。機能不全家族との関係はこれからも続くし、人生の様々なステージで家族との記憶がよみがえるのかもしれない。これからも描き続けてほしい。専門家による解説がついているところもよかった。作者の伝えたいという思いが詰まった大切な作品。全ての人に読んでほしい。特に子どもにかかわっている人は必読だろう。
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小中学校の図書室におくべき。(幼稚園も先生たちに読んで知ってほしい)
ただ残念なのが「緘黙」かも?って思っても周りがどう対処、改善すればいいのかまでは書かれていないところです。(その場合はクリニックに行くしかないですね…)
「しゃべらない」でのはなく「しゃべれない」子がいることの理解が広まればと思います。
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かんもく、というのは人前で話せないという‘障害’です。
うちのなかでは普通に話せてしまったりするので、外で(学校で)話さないのはただのわがままとか、甘えだとかいわれてしまうことが多いのですが、これはわがままではなく
「話したくても話せない!」
のです。
これは、場面緘黙症だった主人公が、そのことを書いてくれたドキュメンタリーマンガです。
なにせ‘話してくれない’ので、なぜ話せないのかも、どう感じているかも知識がないとわからない……。
つい、いらだって、追い詰める側にまわってしまったりしかねない。
長いこと、公立の小学校の‘普通’クラス荷は、障害者はいないことになってました。
だからいわれたことはできるべきだ、できないのはヘンだ、になってたわけですが、最近は視覚障害や肢体不自由のように目に見える障害ではない障害がたくさんある、ということがわかってきたわけです。
で、人間の子どもは伸び代が大きい……。
上手に伸ばせばとても伸びる……。
そうしてそうするにはなによりも子どもに関わる大人の側に知識が必要なわけです。
正確な知識と、ノウハウが……。
というわけで、これは学校司書は必読!
必ず読んでね!
まずは知ることだよ。
そうして上手にフォローできるようになろう。
で、学校に入れてね!
話せなくても感じてないわけじゃない。
そうして自分がいいたいことをいってくれている文章や物語は、そういう子どもに必ず力になってくれるものですから。
2018/03/19 更新
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緘黙当事者によるコミックエッセイ。
他の方のコミックエッセイを先に読んだので、これが2冊目。
機能不全家族のことも描かれる。なかなか重い話。
買ってから半年ほど経って、ようやく読み始めた。
読み出すと止まらない。一気に1日で読んだ。
緘黙に対する理解が広まることを、心から願います。
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緘黙よりも家庭環境のほうに目が行ってしまった。だが、緘黙以外にもたくさんの困難を抱えている子供がいるという事実は、考えてみれば当たり前のことだ。
幼少期のことからここまで迫った筆者に感服する。
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マンガで読みやすい。
緘黙の子の特性、接し方を知るために。
どんな関わり方がいいかはそれぞれ違うと思うけれど、
1 うん、ううん、で返事できる質問を投げる
2 紙に書く
3 みんなと違ってよい、ということを発信していく
いろんな子がいる前提でやってみるって大事だよなあ
その子にあった接し方を考えたい
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なかなかに壮絶な家庭環境の話が半分くらい。
かんもくの子は、しゃべれなくても、何も分かっていないわけではなく、心の中では色んな言葉が渦巻いているわけで、それを読み取るための配慮をしてあげたいと思った。
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幼稚園入園後に緘黙症状が出るようになった、モリナガアメさんの当事者本。言語化能力・表現力の高い方だと感じました、この本に出会って緘黙の理解を深められたように思います。
(読了後 アメさんに興味を持って、アメさんがお作りになっているグッツの通販ページを見に行きました。可愛かった^^)
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職場の先輩から貸していただいた一冊。
勤務地が変わりかかわる子どもが変わったことでよく耳にするようになった「場面緘黙」
大学で多少勉強はしていたが、実際に現場で場面緘黙(のような)状態の子どもとかかわる中で改めて勉強する必要性を感じた。
本書は漫画形式で、著者のモリナガアメさんの実体験をもとに描かれている。正直心が痛むような描写もあったが、非常にリアルで場面緘黙とはどのようなものかを知るきっかけになった。
支援者として何ができるか、そのために何をすべきかを考えることができた。
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特にしゃべれるようになってからの、作者の心情が興味深かった。
しゃべれるようになったから解決、では全然ない。
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「かんもくガール」と同じ時期に読んだ。
内容はこんな感じ。
:入園前に不安感を自覚する
:母親は子供を責めるタイプ(子供の自信を奪う)
:両親の仲は悪い。
:周りからは都合よく使われる(もちろん、優しい人もいる。)
:習い事orバイトが続けられる。
:高校で普通に喋れるようになる。が、色々と問題勃発。
:社会人後の鬱。
:価値観や感性が合う人と出会う。
:自信を持って、好きな事をしている今。
「かんもくガール」よりも重くて暗い絵柄に、重いエピソードが多め。
ネット上でさらに続きの部分が出ているのを見かけたので気になった人は読んでみるといいかも(まだ公開しているかは分からないので、情報が古い場合はごめんなさい)