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クマムシの信じがたい生態から 愛すべき弱点まで。可愛いイラストのついた 観察日記形式で 第一線の研究者がクマムシ愛を 語ってくださってます。わかりやすく面白く 中学生ぐらいから十分に読めます 本気でクマムシを飼いたくなりました 素晴らしい ここ最近で一番感動した本です
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クマムシ本は以前に別のモノを1冊読んだことが有るが、こちらの方が"クマムシ愛"に溢れていて、まあ楽しく読めた。
他にも"乾眠"し、各種の耐性の強い動物・生物がいることは初めて知った。
飼育の具体的な苦労話、各種の工夫などの話も面白い。
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巷で流布されている情報から、クマムシは無敵のイメージが先行していたが、本書で正確な知識が得られた。クマムシは名前に誤魔化されてしまうが、実は動物の一種で、緩歩動物門に属する。ここはクマムシしかいなくて、1,200種類ほど見つかっているらしい。水生と陸生がいるが、陸生の方に乾眠と呼ばれる、代謝や呼吸も止めて生き延び、水をかけると再生する、ストレス耐性の強い種がいる。身近なコケの中で棲息している、メスのみで増殖する驚き、実験環境の中で飼育する難しさ、介護に近い作業など面白おかしく語られている。著者のクマムシへの愛が随所に感じられ、微笑ましい。
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クマムシ愛に溢れた、クマムシ研究本。
雑談ネタにもいいです。かわいいイラストですが、表紙の写真をみるとイラストとのギャップもあるが、まあ、その辺りはご愛敬。
クマムシは虫とついているが、緩歩動物門に属するれっきとした動物。ちなみに緩歩動物門にはクマムシしかいない。クマムシの種類は約1200種類。著者はそのうちのヨコヅナクマムシを発見・命名。
最強というのは、乾燥耐性や凍結耐性に極めて優れているということ。しかし、実験ではピペットで吸い出さないといけない、つまりピンセットだと容易につぶれてしまうので物理耐性はないようです。
繁殖させるのに、アガー(ゼリーの素です)の培地に、ボルヴィックがいいとか、炭酸水はイタリアのロケッタがいいとか、小ネタも面白いです。
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本書を読むまでは最強なんだろうなーって思っていたが、そうでもないんじゃないか。だって、背を向けて転げたら起き上がれなくなり死ぬとか、食べ物をあげなかったら死ぬとか、まあ、当たり前なんだけど、思ったほど最強でもないのではないか。ピンセットでつまむと死ぬみたいださし。
たしかに、極乾燥、極低温、放射線などには相当な耐性があるが、それも、ゆっくり乾燥させないとダメだとかいうことだった。
でも、ある条件下では相当に強いとは言えるが。実物を見てみたいなと思った。
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表紙のゆるさで手に取ったら内容はごりごりの研究モノで、期待以上でした。でも、内容は初学者にも分かりやすく、そして、筆者のクマムシに対する計り知れない愛が伝わる一冊。生きているクマムシは見たことがないので、いつか見てみたいなぁと思いました。