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若いときに一緒にいてくれた女性、結婚してくれた妻、躾けられてきた二人の娘たち、今から思うと、なぜあの時あんな対応(態度および発言)しかできなかったのか、ダメだったとは明確に理解できるのですが、では、どのような対応であれば良かったのか、未だにわかっていない私です。
先週、本屋さんで、「女の機嫌の直し方」という、女性が書かれた本が平積みになっているのを見つけましたが、著者の経歴(人工知能の開発研究者)が気になりました。本来の研究を進めるにあたって、人工知能は男性脳・女性脳であるべきか、両方を完全に平等に扱っていたらプログラムは暴走してしまう等、興味ある内容が書かれています。
この本は、人間関係を良くしたい(見直したい?)男性および女性のどちらにとっても、為になる内容が書かれています。今まで50年以上生きてきた私、もう一度人生をやり直したいとは思わないようにしてきましたが、もし、この本の内容を理解して若い時からやり直したら、違う人生になっていただろうなと思いました。ただ、それはもう私ではないのですがね。
過去はやり直せませんが、この本に書かれている内容を上手に活用すれば、知らなかった自分と比較すれば、違う人生が開けると確信しました。そういう意味で、この本との出会いは私の人生を左右する影響力を持った、記念すべきものになりました。
以下は気になったポイントです。
・ヒトの脳の機能を精査していくと、あきらかに男女の脳では、装置としての機能性に差があり、一緒にすることができなかった。事実として、男女脳差は歴然と存在する(p16)
・人工知能は第一次(1950年代)、第二次(1980年代)、そして第三次ブームとして2016年から起きている。これから人類は人工知能とともに生きていくことになり、まさに産業革命であり、2016年から続いている社会現象はブームより、人工知能シンドロームと呼ぶのにふさわしい(p17)
・男女の対話スタイルが異なる、女性は、ことの発端から語りたがる。男性は、最初にゴール(目的、結論)を知りたがる。話の流れが真逆である、これらが相容れるわけがない(p24)
・女性脳の真理演算を推進するためには、共感してあげること、これに尽きる。「あ~わかるよ、彼はそういう口を利くんだ」「そうだね、そういう気持ちだったんだ」共感のコツとは、相手の言葉の反復(p25、31、35)
・話し始める時から答えが決まっているのではく、話しながら答えが見えてくる(p25)
・経緯を語りだしたときは、気持ちよく着地までもっていくしかない、いきなり結論・問題解決は、対話の破たんを意味する(p30)
・男性は、遠くと近くを交互に見て、距離感をつかむ。ものの輪郭をいち早くつかみ、その構造を理解する。女性は、比較的近くにあるものの表面をなめるように見て、針の先ほどの変化を見逃さない(p39)
・脳に無駄はない、女性が感情的になるのは、それはその脳にとって必要なことだから(p43)
・男性と女性の2つのビューセンサーを搭載することは可能であが、も��双方が同時に答えを出したら、そのどちらを採択したらいいかの競合干渉になる。人に利き手、利き足、利き目があるのは、脳に優位半球があるからだが、それは競合干渉を避けるためという説もある(p45)
・男性は脳梁が細めで生まれ、男性脳型のビューセンサーを持ち、問題解決型の対話エンジンを育むが、いくばくかの男性は太めで生まれる。イメージ(右脳)を顕在意識(左脳)に伝えやすいので、科学者・デザイナー等が存在する(p53)
・女は4歳にして一人前の自我を持っていて自分の気持ちを語れる、女の子には4歳を過ぎたら、女友達として遇すべき、上から目線の命令語は通用しない(p58)
・テステステロンは、真夜中、闇の中で寝て、朝日とともに起き、一日の終わりに肉体疲労があること、危機にさらされていることで、分泌される(p67)
・インターネットが世界の言語スタイルをゆるやかに統一しつつあるが、世界中で一様式になれば、女性脳に統一が進むだろう(p72)
・女性は、現世で子供を持たなくても、自身の脳は、子供を持った女性脳から引き継がれた脳であり、過去の関連記憶を瞬時に引き出す能力を、生まれつき持っている。(p77)
・わかるよ、というか、わかりたいんだ!という、もうひと押しの言葉が大切。大切な人の心の氷を解かす言葉は、苦しまないと生み出せない(p83)
・何十年前のことでも、女性にとっては「過去」ではない、今ここでもう一度傷つく「今」の怒りである(p84)
・もしあなたが同じ過去を何度も蒸し返されるのであれば、謝り方が足りない。心から溢れ落ちた一言だけが、心のしこりを氷解する。(p89)
・人口知能が最後まで取って代われないのは、安売りのトイレットペーパーとうまく目が合う主婦の感覚である。(p106)
・育児をするオスは、生殖ホルモンが出にくくなる=男らしさを奪われる可能性も否定できない(p106)
・正解をすばやく出してくれる、行儀のよい優等生なんて、欲しければ人工知能で作るからいい、何としてもはみ出すあなたが楽しい(p107)
・女性にモノを売ろうと思ったら、色数やバリエーションを多めに展開し、今だけ限定・あなただけ特別を演出する必要がある(p110)
・男の妻である人は、男の母である人が、最も肝に銘ずべきことは、「男のぼっと時間を、できるだけ放っておく」こと(p113)
・笑顔をつくると、嬉しいときの信号が脳に起こる、表情や所作は脳の神経信号に、ある程度の影響を与える(p126)
・あいずちの「あいうえお」、「あ~そうなの」「いいね、それ」「うんうん、そうなんだ」「え、そうなの?」「お、そうきたか」(p137)
・成果でなく、過去時間(あのときの気づきはよかったね、あのときよく努力したよね)をねぎらうのが良い(p141)
・女性は待機時間を楽しむ、またデート後の「思い出し」も大事(p144)
・気づかなったことを謝ることは、察したい気持ちを伝える言葉なので、愛の言葉に匹敵する。「きみに、そんなことを言われたのが悲しい」(p152、158)
・ヤ行音は、長い時間と癒しを感じさせる、「やれやれ」「やっと」「ようやく」「ゆっくり」(p163)
2017年7月16日作成
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結論から言えば「脳には性差がある」し、そもそも結論から言いたくなること自体が男性脳の特徴である。
最近「なんで私が怒っているかわかる?」という言葉が流行った(ネットでは本当にいろいろなものが流行る)。実際よくわからないことが多いし、謝っても火に油を注ぐような事態になりがちなので、その辺のヒントでもあればと思い本書を取った。
どうせ筆者の主観垂れ流しだろうと高をくくっていたわけだが、筆者は人工知能の研究者ということでその道のエキスパートである。なるほどこれは男性脳にも理解できる本なのではないかと期待も高まる。
いま「男性脳」と書いたがこれは筆者自身が述べている言葉であって、本書の第一章はまるまる「脳には性差があるのか」という話である。
男性脳は問題解決を求め、女性脳は共感を求める。もちろんこれはそうした傾向があるという話であって、身体的には男性でも女性脳的思考をする人はいるし、逆もまた然りである。
自分用メモとして大雑把に整理しておくと、女性が共感を求めるのは子どもを含めた自衛のためであり、「怖い」という記憶を集団で共有することにより身を守るのである。一方で男性が問題解決を求めるのは、自ら根本を除去することで危険を解消しようというのである。
女性は感情を共有することでストレスを解消する。「怖い」などのネガティブ感情だけでなく、可愛いだの嬉しいだのといったポジティブ感情でも共有することで自分の感情を客観視し、信号をリセットするのである。
男性は「転びそうになった」とか「お花が綺麗だった」とかいうことにかまけている余裕はない。狩りなど最前線においては意識共有をしている暇などなく、生きるために必要な情報だけを拾い上げ、速やかに問題を解決しなければならないのである。
人工知能の設計は、元々研究者の大半が男性だったこともあり、「男性脳」を基準に作られてきた。しかし「女性脳」はそもそも思考プロセスが違うため、同時に搭載することができない。コミュニケーションロボットの対話エンジンは男女脳を別々に搭載して目的によって使い分けなければならないという発想になっているらしい。
「男性脳」「女性脳」は経験上分類されているだけではなく、脳の構造の違いもあるという。たとえばゲイの人の脳は、女性脳に近い構造を持つ傾向があるという論文がある。右脳と左脳を連携させる神経線維の束(脳梁)が、男性の方が細いという統計もある。タレントのKABA.ちゃんはいわゆるオネエ系であるが、この脳梁が男性の平均よりも10%太かったという。
物理学者のアインシュタインも脳梁が太かったが彼はオネエでも同性愛者ではなかったということで、脳梁の太さだけが起因しているわけではないが、一応科学的な根拠もあることはあるらしいという興味深い話である。
将棋のような体力差の関係ないゲームであっても、男性の方が圧倒的に強いらしく、参加者の男女比を考慮してもその差は歴然としているという。これももしかしたら脳の構造が影響しているのであろうか。
第三章の「女の機嫌の直し方」という部分がまさに本題であ��うが、まるで異世界を覗き込んでいるような記述であった。私も読みながら心の中で無数にクソリプを送りたい気持ちが湧き上がった。
本の構成上、筆者は男性に向かって「女性脳を理解しよう」と呼びかけている。いやそれはわかる、理解できるものならしたいと思う。しかし大事なのは歩み寄りの姿勢ではないか。なぜこちらだけが一方的に相手を理解しなければならないのか。
だがその「なぜこちらだけが」という思いが争いの元凶なのである。そう考えてとにかくクソリプを送りたい気持ちを押さえ込み、まずはありのままを受け入れよう、と読み進めた。たぶん日頃から女性の無理解に悩んでいる男性諸志であれば、本当に意味のわからない記述が続くだろう。たぶんそれは仕方のないことで、ごく自然なことなのである。
一度読み終えた今に至ってもさっぱり理解できない、共感できない部分も多いが、わからなくてもすぐに解決する必要はない。まずは一緒に「わからないねえ」と言えばいいのだ。それが男女ハイブリッド脳への第一歩である。たぶん。
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名著。凄い。
著者の黒川伊保子氏は人工知能の研究者。
故に、人生経験の豊富な方が「女はこう扱え」的な話を並べるハウツー本ではない。
女性脳と男性脳の異なる特性をベースに、悩める男性陣にヒントをくれる本。女性にも読んでもらいたい、あなた方がイラつく理由もこの本に答えがある。
備忘録。
・女は共感されたい、男は問題解決したい。脳の特性がそうなっている。
・女性脳は、ことの発端から時系列に経緯を語りながら、そこに潜む真実を探り出している。聞き手に共感してもらいながら聞いてもらえると、この作業の質が上がる。
・女性脳は、怖い・辛い・ヒドイなどのストレスを受けると、そのストレス信号は男性脳の何十倍も強く働き、長く残る。何故ならば、その危険な事態を細大洩らさず記憶して、二度と同じ事態に追い込まれないため。哺乳類のメスは自己保全を最優先が必要なので、自分や子供を守る為に脳がこのように発動する。
・女の勘というのは、この脳の作業の賜物のようである。右脳と左脳の連携密度と頻度が男性脳に比べて圧倒的に高く、右脳で感じたコトが左脳の顕在意識に上がってきて、「なんとなく気づき、自然に行動に移す」。
・女性は太めの脳梁を持ち、密度の高い左右脳連携をもって自分を感じ尽くして生きている。思春期は「他人にいい子だと思ってもらえないと生きていけない」という妄想に絡め取られる。
・男性脳はゴール志向型で、とにかく解決すべき問題点を洗い出そうとする。
・女性に対していきなり結論、話の遮りはNG。とにかく共感を。
・男性脳には共感欲求は少ないので、女性に共感していくのは無理をすることになる。打が、無理して共感するか、共感しないで絡まれるか、どちらか二択だ。男は女に対し、程よく共感、ちょっといじるが、正解。お手本はNHKあさイチのイノッチの有働さんいじり。
・女性には依怙贔屓が重要。特別感。
・女性の機嫌を直すには真摯に謝るしかない。ただ、いきなりゴメンはNG。先ずは相手の気持ちをいたわる(待たせてしまい、寒っかったしでしょう、とか)。
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黒川先生、またしてもありがとうございます。
男女の脳はそもそも構造からして違うというお話。
AI研究に携わる黒川先生だからこそのアプローチです。
男女の行動の謎が脳科学の視点で鮮やかに解明されます。
キャッチーなタイトルで敬遠する人もいるかもしれないですが。
男も女も読んで損なし!!何度も読むべし!!
それにしても黒川先生の息子さんが出木杉君過ぎて泣ける。
ご両親のお話なども含め家族エピソードで何度涙ぐんだか。
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スタートから時系列に沿ってプロセスを語る女性脳
ゴールから遡る男性脳
女性にとって検討するとは感じ尽くすこと
男性にとって検討するとは、比較検討すること 全体をつかみ、位置関係を把握する癖
男性も、相手の言葉の反復と同情を返すと良い
女 腰が痛いの
男 ☓病院へいったか?
◯ あー 腰がいたいのか それはつらいね
過去時間をねぎらうこと。彼女が心を尽くしていることに気付き、ことばにしてあげる
女性の兄弟に囲まれて育つ 共感がうまい
相槌にはあいうえおを使え
あーそうなの、いいね、それ、うんうん、そうなんだ、え、そうなの、お、そうきたか
女性のモチベーションを上げようと思ったら、成果を褒めるより、経過をねぎらうと効果がある
プロセス指向の女性のは、結果がよかったときには、そこに到るまでのプロセスから、さまざまな気付きを切り出して、正の情報として整理している
男性脳は、ゴール指向型なので、成果主義。結果がわるかったときには、モチベーションどころか免疫力までぐっと下がっている
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女性はプロセス指向共感型、男性はゴール指向問題解決型、共感を求めて会話をする。男は、問題解決のために会話する。
隣のおばさんと同等に扱ってはいけない。
メスは自己保全のために、危険な事態により反応する。
オスは、危険を顧みないほうが狩りができる。
人に利き手、利き足、利き目があるのは、脳に優位半球があるから。それは競合を避けるため。とっさのときに、どちらを使うか。
男性は納涼が細め、左右脳連携が頻繁ではない。
生後8か月で、3メートルの鳥瞰がある。
働く車が好きなのは、鳥瞰があるから。
女の子が人形が好きなのは自分が気持ちいいから。
女性は共感で回っている。
「朝の天気予報で言ってたろう」「医者いったのか」は禁句。
感情を伴った記憶は、0.6秒で思い出す。=過去のことをいつかでも言われる。
女性の目線は半径3メートル。男性は空間認知力。
生産現場を俯瞰して楽しめるのは男性。
男性漫画は公平で努力するものが勝つ。女性漫画は依怙贔屓でできている。
妊娠できるメスのほうが人気が高い。
修行系セミナーは男性に向いている。
ウルトラマンの妻になったら、と思い浮かべる。ウルトラマンは仕事の愚痴はいわない。
相槌を打つ。
いきない結論を言わない。
察しない=大切に思っていない。
男にとって、察しない、のは相手のあら捜しをしないという鷹揚さの表れ、女にとっては、無関心の表れ。
仕事の話をしないのは、無関心と思われる。
一緒にいる意味がない、と思うことが離婚の原因。
君にそんなことを言わせたのが悲しい、またはあなたの言うとおりだね。というセリフをマスターする。
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AIの今後を考える上では非常に重要なヒントがたくさん書かれていました。特にVUIがキーとなるAIの利用用途によっては、この内容をしっかり踏まえる必要があります。
図書館で借りて読みましたが、自分で買い、手元に置いておくことにしました。
唯一の問題は、タイトルだけ読むと、内容を知らない人に誤解されやすいことですかね…
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P158
「きみにそんなこと
言わせたのが悲しい」
(№.1ホストの魔法のことば)
=「あなたのいうとおりだね」
------------------
や行
「やれやれ」…珠玉のひと言
「やっと」
「ようやく」
「ゆっくり」
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P97
複雑が嬉しい女性脳
(ふわふわやキラキラを愛する理由)
-------------------
なるほどと思うことがたくさん。
脳から言及してるところが新鮮。
昔から「女性と男性の違い」みたいな
話に興味があった。
でも最近は「ジェンダーフリー」の考え方に
触れてあまり関心がなくなってきた。
僕自身女性脳に近いのか
育児や家事が苦にならないのだ。
ただやっぱりこの世には
男と女がいて、そのやりとりには
何かしら興味深いものがある。
「男だから」「女だから」という
言葉や前提は使う必要がないと
いまではいい切れるが
「本来的な相違」から考察する
というのは面白いと思うし、
知っていて役に立つ気もする
作者も
P66で、脳に性差がある。
(脳梁は女性が太く、男性が細い)
でもそれが差別になる時は
脳に男女差はないとあえて主張する
と言っている
---------
P79
(女性は)他人の体験を
自分のものとして取り込み、
見出しをつけるため「共感」する
↑女性の共感には2つの意味がある
①余剰不安の解消
②見本としての見出し
P81
女性脳は共感しても
されても利があるので
共感したいしされたいのである
↑重要
---------------------
P97
複雑が嬉しい女性脳
P117
左右脳連携を断つことで、脳を最大限に
活性化できる男性は、
座禅によって無我の境地に至ることで
脳を強化してきた
P118
しかし女性はその真逆。
美味しいものを食べ、
エステテックサロンに行って
心地いい皮膚感覚をもらうと
脳が最大限に活性化される
P119
女性脳を活性化するなら
「心地いい」がキーワードだ
------------------
P124
「検討する」の意味
女性…感じ尽くす
男性…比較検討
よって
女性…類似品を検討
男性…似ていないものを並べる
女性…ひらめき、気づき
男性…効率
------------------
P134
いじるってことは
相手に関心があることの証しだから
十分な共感のあとのそれなら
悪い気はしない
P134
共感欲求が高い女性脳は
共感してくれる存在を
けっして手放さない
P141
成果を褒めるより
経過をねぎらう
-------------------
P40
女性は
「感情の一部がことさら強く働き、
共感によって余剰ストレスを
解消するメカニズムで
日常の自己保全情報を獲得しているので
周囲の共感が得られなければ
余剰ストレスの処理に失敗し
感情的になるように
見えることがある���
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女性の共感とは、求める・期待するに結局は帰結する依存そのものである。
求めない、期待しない、これが出来るようになれば女性は生きやすくなるだろう。
反面教師本。
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女性の思考回路を論理的に語った本。女性が読んでも面白い。あるあるーって共感から、気をつけなきゃなと非常に思うことがたくさん。
男性社会での立ち振る舞いを考えるのにも参考になる本だった。
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女性AI研究者から見た「男性に多い脳」と「女性に多い脳」の特徴と差異に関する本。(全てに当てはまるわけではなく個人差もあるけど、傾向としては男性に多い脳と女性に多い脳の話)
・男性脳は「ゴール指向問題解決型」で女性脳は「プロセス指向共感型」で会話の方向が真逆(男性脳は結論を言ってから経緯を話し、女性脳は経緯から話して結論に至る)
・男性脳にとっての「検討する」は「複数のものを比較検討すること」で、女性脳にとっての「検討する」は「一つのものを感じ尽くすこと」
など、興味深い話が多かったです。
また、著者が長年脳に関する研究を行っている上で実感した話ということで、ある程度の信憑性もあるように感じました。
私は女性ですが、「自分が今なんで不機嫌なのか」「なんで怒ってしまうのか」というなかなか他の人に説明できない現象がこれまで起こっていた理由が、この本を読んでストンと理解できました。女性にもおすすめしたい本です。
(ちなみに、個人的には、タイトルの「女の機嫌の直し方」の章より手前の脳の差に関する章の方が面白かったです。)
二種類の脳や考え方の傾向があるということを知識として留めつつ、「この人は男性脳だから」「この人は女性脳だから」ではなく、一個人としての「相手」と「自分」で会話ができればいいなあと思います。
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20180314
めちゃおもろかった。よくあるやつをよりファクトベースで科学ちっくに書いてる本。100へぇ〜〜
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女は面倒くさいと言われるけど、男も面倒くさい。
それはお互いが違いを理解していないから。
これを読みながらであっても、いや、私はこの女性脳とはちょっと違うな…など、自分はさも特別な脳の持ち主であるかのように考えている自分もいて。
結局自分のことすらあまりよくわかってないのかもしれない(笑)
だから一般的にはという言葉の下に読んで、自分を俯瞰で見られるようになればいいなと思う。
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自分自身を振り返り、男を理解し男に合わせてきた20年を思う。その、苦しかったこと。女性として自然な生き方・感じ方を大切にするほうが、よいなと。だれかとしゃべり、きれいなもの美しいもの楽しいものをenjoyし、誰かに頼り、大切にされ、愛される。
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「男は問題解決志向」「女は共感志向」。割とよく知られている事柄ですが、分かっていてもなかなか実行できません。こういう本を楽しみながら読んで、毎日女性と接する時に、意識する事が重要ですね