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昔話パターンかと思えば、そうでもないところがあって
短すぎないところが世界に入っていけてよかったよ(^▽^)
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お年寄りに関する物語を探していて知り、図書館で借りた。
十五夜の晩、月のおじいさんが、「わらじおばさん」にわらじを注文しにきました。
月のおじいさんは、お礼に、トウヤー(ウサギの歯)、トウモロコシのたねをくれました。
たねをうえてうまれた「トウヤーヤ」は、病をなおすという金の鳥をさがしにいきます。
中国チワン族の創作民話。
とにかくテンポがよくて、読みやすい。
文章もまっすぐどんどん先に進むし、歌の掛け合いやなぞときもなんだか楽しい。
えー?と思うものもあれば、わかった!と思うものもある。
同じアジア圏だからこそ楽しめる。
月のおじいさんはなんでウサギに乗ってくるんだろう、なんて野暮なことを考えましたが、冷静に想像するとやっぱりおかしいよね。
ほか、どこかとらえどころがないようなふしぎな感じ、はるかな感じがしました。
「三つのかわいいたからもの」、予定調和。
まあ、お年寄りの話ではなかったけれど、なんとなくおもしろかったです。
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中国チワン族の口承民話から再話された童話。2部編成で、「トウヤーヤの物語」と「消えたトウヤーヤを探す物語」に分かれている。恐らくは、長い年月伝承される中で時代に沿って拡大したストーリーが再話段階で整理されたものだろうが、独特の奥行きを感じられた。民族性が表れていてとても面白い物語だった。
あとがきに、チワン族と作者の紹介がなされているのも良かった。
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文字を持たなかった中国チワン族の昔話。
昔から圧政に苦しめられてきたという歴史があるとのことで、物語の中でも王様や大臣の横暴な様子が際立っています。
物語自体は素朴で、嫁姑がとっても仲良しです。
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「十五夜の晩、山里に暮らすおばあさんのところへ、月のおじいさんがわらじを注文しにきます。お礼にくれたのはトウモロコシの種。その種から生まれた男の子トウヤーヤは、やがて金の鳥をさがす旅にでて、数奇な運命をたどりますが――。歌やなぞのかけ合いが楽しい、中国チワン族の民話を素材にしたお話。さし絵・太田大八。」