投稿元:
レビューを見る
徳川四天王
酒井忠次
最古参
家康の義理の叔父
街道一の武辺者
お前でも子は可愛いか。海老すくい。
本多忠勝
娘婿は真田信之
57戦無傷
榊原康政
本多忠勝と同い年
人品もっとも高し
能筆のエリート
井伊直政
中途の急出世
今川の家臣
赤備えももとは武田家家臣の山県昌景の武田騎馬隊を吸収
投稿元:
レビューを見る
息子の本棚で見かけ、「組織論」というタイトルに思わず手に取って読んでみたけれど、まったく組織論の本などではなく、徳川家康に仕えた武将たちのエピソードが述べられているだけだった。最近、タイトルと内容に違いがありすぎる本が多すぎる。
また、この手の歴史の本でいつも気になるのだが、「~であったに違いない」とか「~だったのだろう」などという記述が本当に多すぎる。例えば「ふたりはピンチで力を合わせ、徳川軍団の窮地を何度も救っている。同期で入社した若い社員が、切磋琢磨しながら会社と共に成長していくような関係だったのだろう」(p67)という箇所。「組織論」と銘打ってしまった都合上、今の会社組織になぞらえた記述が必要だったのかもしれないが、「同期が切磋琢磨しながら共に成長する関係」などというのは、筆者の勝手な推量・主観であって、本当にそうだったのかなんて確定的な史料がなければ、誰でも何とでも言えるのではないか。
私達はついつい、今の自分たちの感覚で日本史の読み物を呼んでしまいがちだが、当時、家康は、秀吉は、信長は本当に私たちとほとんど同じ感覚で物事を考えていたのだろうか。こういう記述を読むたびに、首をかしげずにはいられない。
投稿元:
レビューを見る
家康関連本を読むシリーズ2冊目です。今回は、配下の武将に関する内容です。
徳川四天王と呼ばれる、本多忠勝、井伊直政、酒井忠次、榊原康政はエピソードなども含め知っている内容も多いわけですが、同等に扱われた、本多正信や服部正成については、知らないことも多く、章の間で紹介している、鳥居元忠、平岩親吉、成瀬正成、大久保忠世・忠佐兄弟、石川数正、土井利勝、伊奈忠次の紹介など、幅広い内容となっています。
組織論というタイトルですが、ビジネス書として評価するのは難しいところではあります。歴史書としては十分楽しめる内容です。大河ドラマではこれらの武将が活躍することになるかと思いますので、楽しみにしたいと思います。
<目次>
はじめに 徳川はなぜ、最後に勝てたのか
序章 苦難を乗り越え醸成された「結束力」
第1章 徳川家康ー精強な三河武士を率い、逆境に耐えて天下人に
第2章 本多忠勝ー一度も刀傷を負わなかった軍団最強の武将
第3章 井伊直政ー先鋒として敵陣に突入した赤備えの猛将
第4章 酒井忠次ー主家を支え、家康を育て上げた四天王筆頭
第5章 榊原康政ー主君にも堂々と意見した軍団きっての兵法家
第6章 本多正信ー信頼のおける相談役として仕える
第7章 服部正成ー合戦では忍ぶことなく、八面六臂の大活躍