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犯人が薄気味悪くて嫌悪感しかない。最後の秘密の暴露はあってもなくても筋に影響ないし、サイバー犯罪小説としても特に新しさは感じない。
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第15回このミス大賞・隠し玉。
タイトル通り、スマホを落としたことで、起こり得る日常の恐怖を描いた作品。
もっとジワジワと恐怖を感じる作品なのかと、期待していたが、何ともスマホを落とした当事者も、クラッカーのターゲットとなる主人公の女性も危機感がないと言うか、甘いと言うか…ツッコミどころ満載な展開。
狙われる主人公の女性、犯人、警察の3つの視点が交互に描かれるが、解説にもあるように警察の捜査の描写がかなり雑。作者はもともとラジオマンらしいので、本格的を求めるのも、無理があるのかもしれないけど、ミステリーと言うなら、もう少し、踏み込んでもいいのかもしれない。
ラストに行くに連れて、面白くなるかもしれないと期待して、一気読みしたけど、全体的に表面的な内容で、これくらいの内容なら、誰でも知ってる…そんな感想しか残らなかった…
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犯人がだれかも、もう1つの秘密も、途中で先が読めてしまった^^;
でもまぁセキュリティに関して自戒の念をもたせてくれた点は良し。
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ラストの数行は「んっ?」まさかの無理やりハッピーエンドですか。
作中の誰一人にも感情移入できません。
少なくとも解説の文章は褒めすぎ。 インターネットの怖さを扱ったミステリーは他にもあります。
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このミス大賞ノミネートかつ著者がラジオ局員ということでも話題の一冊。SNSを使ったソーシャルハッキングの手口がリアルに描かれていて怖すぎる…“ある表現”から真犯人に気付く人は一定数いると思う。でもそれで終わらないどころか実は最初からずっと騙されてたことを知ったときの快感たるや!
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予想以上に面白かった。解説にもあったけれど、ソーシャルエンジニアリングとか、色々な手法が具体的に描かれていて、SNS使う人は読んで危機感を持って方が良いと思う。お話としてはまあそれなりに、という感じ。
170813
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舞台もカラクリも現代風で、ちょっと面白かった。
本当に、今なら「誰しもの隣にある恐怖」が題材で、
現代人の日常生活に潜む「危うさ」を再認識。
パスワードの謎から端を発する
後半の「どんでん返し」もお見事な発想(^ ^
ただ...単行本の帯と、背表紙のあらすじが、
内容のほぼ全てを言い表しすぎていて...
ちょっと興ざめというか、残念な印象。
もっと盛って欲しかったような(^ ^;
巻末の解説で五十嵐貴久氏が絶賛しているが、
ネガティブな意見を述べた「このミス」審査員に
私は共感できてしまった。
出だしの、山中で死体が発見されるシーン、
あれほど繰り返し「ヒル」の描写があるのに、
特に何の伏線にも暗喩にもなっていないのが「?」。
また「次々に見つかる死体に、マスコミ大騒ぎ」
的な表記があった割には、
捜査する側にまったく焦りが感じられず...
説得力が無い(^ ^;
おそらく新聞やテレビは連日この事件で持ちきり、
という状態になってるのが自然だと思うが、
主人公もその周囲の人々も、不自然なほどに
事件についてはスルーしている印象で...
富田君が話題に出すも、麻美が話題を変える、とか、
刑事の聞き込み先の相手がもっと食いついてくるとか、
そういう自然(と思われる)反応が描かれないので、
読者も「大事件感」を覚えず、そこが残念。
終盤、事件を解決に導く麻美の行動も、
犯人が麻美のスマホの電源を入れたまま放置するのは
どう考えてもあり得ないような...(^ ^;
もっとディテールを描き切り、
文章のリズム感というか、テンポの緩急が際立つと、
もっともっと魅力的な作品になった気がする。
...など、他にもツッコミどころは満載ですが(^ ^;
まぁ面白く読めましたとさ(^ ^
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日常で起こる現実的な怖さがすっごく好きです。
希望のないオチかと思いましたが、良い終わり方(?)だったので、救われましたね。
これを読んだ人々は間違いなく、セキュリティに関する警戒を強めるんじゃないかな。
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怖い作品だった。
このミス第15回受賞作品であるこの作品は、ある男が麻美の彼氏が落としたスマホを拾ったところから物語が始まる。
スマホの中を覗いた男は、待ち受け画像に写る麻美の美貌に魅せられ、アプリを使ってスマホの中身を自分のパソコンに保存する。
そして、Lineのやり取りやFBの書き込みから麻美の個人情報を次々と把握していく。
スマホが身近なSNSを介して、麻美を陥れる凶器へと変わっていく・・・
読み始めた時点で、自分のスマホの設定は大丈夫なのかと、何度も手に取って設定を確認してしまった。
写真を撮った時、自動的に記録される位置情報。それをSNSに挙げることの恐ろしさ。パスワードが簡単に類推できる恐怖。
毎日使いながら、こんなにも機能を把握していないスマホを持つことへの怖さが押し寄せてくる。
ハッカーいや、少しパソコンに詳しい人にかかれば、私たちの個人情報はこんなにも簡単に丸裸にされてしまうということ。FBのなりすましの手口。友達申請の罠。簡単に承認することの軽率さ。あ~何から何まで、怖すぎる~。
この作品の怖さはそれだけにとどまらない。
さらに恐ろしい事件へとつながっていくのだ。
解説にあるように、読み始めたらノンストップ、本当にこの世界から抜け出せなかった。
私たちの個人情報の全てが入った小さな器材。スマホをなくすということのとてつもない恐ろしさを再認識し、まずはパスワードをちゃんと複雑なものに変えなきゃと強く思った読後だった。
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かなりリアルタイムな話で怖い。
わかっているつもりだったけど、全然わかってないな、
ということがよくわかる。
自分の物差しで測っちゃいかんということだな。
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タイトルの印象から、もっと軽い話かと思って読み始めた。
現代的犯罪で怖い( ; ゜Д゜)話もいろいろ絡み合って面白かった。とっちらかってないし。
麻美の行動からなんだか美人の印象が浮かばなかったな。
最後はできすぎな感じで興ざめ。
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面白くて一気読みした、けど、ま、こんなもんかなと言う読後感。ただ放置してるパスワード対策はやらねばと再確認。
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面白くて、そして怖い作品だった。
現実世界でありそう、しかも身近にあってもおかしくない物語だった。
SNSの危険を再認識できます。
フェイスブックやLINEといった具体的な名前も出てきます。
作品を通してテンポもよく、満足な作品。
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タイトルどおり、スマホを落としたことから始まる恐怖の物語。これ、現代社会ではとってもリアルに恐ろしい物語です。スマホやSNSを多用している人は、是非とも読んでおくべきかも。気づかないうちに個人情報がこれほどまでにさらされているだなんて!
彼氏がスマホを落としてしまった女性、ストーカー気質の連続殺人犯、そして殺人事件の犯人を追う刑事。三者三様の物語が交互に織りなされ、そして繋がっていくさまにどきどきさせられます。そしてそのサスペンスだけでなく、これは現代日本の社会を描く物語でもあって。どうしてSNSにはまってしまうのかということもよくわかるし。ネット社会に仕掛けられたさまざまな罠も、勉強になりました。でもこういうのは、まだまだ進化していくんだろうな……たしかに便利なのだけれど、それこそ諸刃の剣なのですね。
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平易な文章であっという間に読み終えることが出来る。ただ、展開は偶然が強引。ドラマ性がなく、全て作者の都合の良い用に物事ができているきらいがある。ただそれは小説なので当たり前なのだが、それを感じさせてしまうことは、作品としてどうなんだろうか。伏線も薄く、発想は面白いが、そもそも今の科学の進化スピードを思うと5年後にはもう読んでいられない本になると思う。今、この瞬間に映画化でもされれば面白いかもしれない。