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この題名から、目次のいっこめが
「猫いるし」
だったから即購入
自分のことかと
若さってそれだけで人を傷つける
いずれも、パリ行ったことないな、行ってみたいな、とおもうはなし。
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主人公に感情移入しやすく、スラスラと読めた。夢にも恋にもあまり夢中になれない大人の女性達のお話。恋愛に対して排他的でなくても、そこまで執着していない女性の話が多いなという印象。恋よりも友情にスポットライトがあたっていますね。友達とパリに行くためにガールズバーで働き始めたのに、友達がパリそっちのけで恋愛に夢中になっちゃうお話は、しょっぱいものがありました。ありそうだなあ。どことなく渇いていて現実的。この作者の本はもう一冊読んでみたいと思います。
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「どこかへ行きたくて何者かになりたくて、でもどこへも行けないし何者にもなれない人」の焦燥と虚無と諦念と、でもまぁ悪くもないなと思わせるラスト。山内さんはこれが巧いと思う。
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同じテーマのストーリーでありながらも、10人の女性の生き方や考え方が多角度的に書かれていて、これが女性という生き物の真実なのかなと思わされる作品。
短編小説だけれど、1冊の本として短編小説ではないまとまり方がとても面白かった。
あまりにもリアルな固有名詞が並ぶことで、自分と重ね合わせやすい反面、リアル過ぎるあまりに読み手の想像力を削ぐ部分がある気がした。
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女性の憧れの街・パリ。あらゆる世代の女性たちが、パリへの想いを語る大人のおとぎ話。
映画や写真で抱く幻想や自分を変えたいという意志など、人によってパリへの想いは異なるが、全てを超越する何かがパリにはある。登場する10人の女性の想いもそれぞれ。立ち止まっていては何も変わらない。踏み出す一歩が大切だ。
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もやもやした人達がパリに行くと選択する事によって何かが上手く変わってゆく話なんだろうなーと思いながら購入。
時々胸糞悪い短編もあったけど、最後の読了感が良かったので、読んでよかったと思えた。
最後のみんなでご飯を食べている描写が良かった。すごく清々しい風を感じるようだった。
あと美術少女がすき。
私はやっぱり自由さが漂うものが好きみたい(*^^*)
星3つなのは、私は最後の章のような内容を読みたくて欲していたので(あと美術少女も良かった。)、前半の短編達は苦手だったので、それが長く感じてしまったからです。
あと変わるきっかけ?みたいな描写がもうちょい欲しいと思ったので。。
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てぃーぬオススメ本
一話一話が短くて、さくさくっと読めるお話でした。
どの女性も嫌いにはならないかな?
大っぴらには言えないけど、村上春樹は私も苦手。
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皆んな「パリに行ったことないの」って言うオチかと思いきや、第2部で皆んなパリへ行っている。しかも同じツアーに参加しているなんて!その流れが良かった。
初めの「猫いるし」の主人公に共感しまくった。ディズニーランドに興味はなく、村上春樹の良さも分からない。もちろんフェイスブックもやってない。そして一番は何かしら理由をつけて実行しない事。でも、彼女は実行したんだよなぁ。私も、口実のいらない行動力を身に付けたい。
45
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そこにあるのは夢、憧れ、希望、そして現実と勇気。
パリほど夢を持って語られる街もない。実際行ってみると、意外と怖かったり、暗かったりするのに。登場人物が様々な理由で、パリに行くことを夢見る。そのどれもに、少しずつ、ああ、わかるな、と感じる。“パリ”は何かの象徴。夢だったり、現実逃避だったり、未来だったり。短編の登場人物がつながったとき、あ、と嬉しかった。まるで、運命のように繋がりあう。それすら”パリ”に付随する魔法のようで。
メインになっているのは、最初と最後を締めるあゆこだろうか。ずっとパリに憧れ、『フィガロジャポン』を定期購読し、毎晩眠る前の僅かな時間にパリのガイドブックを眺め、パリの夢を見る。パリどころか一度も海外に行ったことのないあゆこだが、彼女の中でパリは想像の極みとなり、行く必要もないほど。しかし、『ディディーヌ』という映画を知り、強烈に惹かれたあゆこは、本当にパリに行くことを決意する。フランス語を勉強し、本当にパリに行ってしまう。しかも、移住して現地で仕事をし始めるのだ。
実際のパリを知り、そこで生きるあゆこに、もう想像のパリはない。パリの悪い面も知り、パリに行っただけでは解決しない、ぐらぐらした自分をもてあます日もある。毎日パリジェンヌのようには生きられない。パリにいても、彼女は日本人でパリのエトランゼ。この先はないかもしれない。でも、あゆこは後悔しない。受け入れて生きようとする。それはセ・ラ・ヴィ、つまり“これが人生さ”という生き方。
勇気を持ってパリに来て、そこで出会ったものは何だったのか。想像の”パリ”はもうないけど、代わりに得たものがある。なかなか楽しい、大人のおとぎ話だった。
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ロンドンに住んでる時に何回か行った事あるパリ。 オシャレなフランス映画ばっかり観てたら
ガッカリするのかもしれないけど、 やっぱりパリはパリだった。昼からワインだし フランスパン片手に歩いてたり。
この本読んでまた遊びに行きたくなった。
旅したくなった。何歳になっても遅いとかないんだ!ってなんとなく元気になった。
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日々の暮らしに何だかもやもやしていた女性達が、ふとしたきっかけで一歩踏み出し走り出す。この物語は短編集で、各章の主人公達が最後に繋がるのがまたいい(*´ェ`*)パリに行きたい!その気持ちで皆それぞれ動き出す様は見ていて気持ちがよくて、自分も何か始めたくなるお話でした!
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感情がリアルで苦しくなる。
女性ならではの鋭さを感じる。
理想と現実のギャップはあるけど細かいことを考える前に動いてみよう!って前向きになれる作品。
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ブレーキをかけているのはいつだって自分自身。
行動しないすべての理由は言い訳でしかないのだ。
*
「暇つぶしに病院に通うだけが高齢者の人生じゃないのだ。亡くなった夫の仏壇にお線香をあげるだけが、女の人生じゃないのだ。わたしたちの人生はこれからなのだ。」
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オムニバス形式を取りつつ最後に物語が一気につながる展開はすごくうまいなと思う。年代も性格も家庭環境もまるで違う人たちがそれぞれにパリを目指す物語にはどれもリアリティがある。エンドが好き。パリは特効薬ではない、私たちやっぱり、日本人だものね。
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私が昔参加した中欧ツアーで居合わせた人たちも、こんな風にそれぞれの思いを抱きながら集まったのかなー。
幻想のパリをずっと大事にしておきたい気持ちめっちゃわかる。思い描いて楽しむ時間が好き。