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東京バンドワゴンももう12作目。今回は外伝で我南人・秋美の出会いを描く長編。
本編ではまず出て来ない秋美を主人公に据えるってのが小路さんらしい優しさ。登場人物にも読者にもLOVEだねぇ~っ。
ことの発端から最後まで、色々トラブルがあって、そのほとんどに偶然要素が絡むご都合主義な構成。ファンじゃなければ呆れもするだろうが、俺なんかは、そのご都合主義と平和なグッドハッピーエンディングを読むためにこのシリーズを読んでいるので全然問題なし。むしろ世知辛い世の中にあるオアシスみたいなもん。
ちょっと気になった、前回秋美さん登場の短編となんだか齟齬がありそうな(カミソリ秋美さん)気もするが…そこはちょっと読み返しておくとして。
外伝とはいえ、しっかり作られた朝食のシーンが相変わらず秀逸。堀田家はこうでないと。やっぱしっかり朝食をとると人生も上手く回っていくんだろうな…そんな錯覚も覚えてしまう、このシリーズは朝食小説でもあるんだ。
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シリーズ…何作目だったっけ?今回は前からずっと気になっていた、我南人と秋実の出会いのエピソード。チンピラに追われていた秋実を偶然助けた我南人。それがこれまた偶然に、お互いの親友を助ける事となる。まだまだ若い勘一とサチはもちろん、親子の周りの人達を巻き込んだ大騒動は、勘一とサチの出会いエピソードを彷彿とさせて親子の絆すら感じさせてくれました。今作もとっても印象に残る巻でした。
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秋実と我南人の馴れ初めのお話。
あの家に飛び込んだ人は一家に深く関わることになるんだなぁ。
青ちゃんがあの家に来た日のことも知りたい。
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秋実さんのことずっと書いてほしいと思ってたので、この番外編は嬉しかったです!!
と言っても発売してすぐ読めず今になってしまったのですが、、
毎回このシリーズを読んでるとそんな都合よく偶然が重なるわけないじゃん、と思うのですが
それでもやっぱり誰かのために全力なみんなにほっこりするし、かっこいいと思います。
今回はやはりメインということもあり我南人が特にかっこよかった!!
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★2018年2月25日読了『ラブ・ミー・テンダー』小路幸也著 評価B+
いつもの東京の老舗古本屋である東京バンドワゴンを舞台とした作品。今回は、三代目でロッカーの堀田我南人(がなと)とその妻秋実の馴れ初めにからむ事件の昭和40年代初頭に時間を戻している。
いつもの小説の寅さんシリーズ。いい人たちが、良いことをしてハッピーエンドの安心マーク。
そして、当時高校生で養護施設にいた秋実は、元親友でスカウトされて今やアイドルとなった冴季キリ(仲条桐子)から緊急連絡をもらって、救出をしようとスタジオに乗り込むも、手荒い扱いを受けて公道でチンピラと立ち回り。そこにたまたま通りかかった我南人たちバンドメンバーは秋実を助ける。その後、その秋実の事情を深く知り、東京バンドワゴンの家族たち、知り合いがその援助に乗り出す。その事情とは、、、
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図書館にて。
ずっと読みづ続けているこのシリーズだけれど、いつも次の話を読むのがゆっくりになってしまうので、はてこの人は誰だったっけなと考えながら読むのももはや楽しみの一つかも。
本作はあまり登場しない亡くなった秋実さんが中心の物語。
微妙にぼかされていた我南人と秋実さんのなれそめをもうちょっと突っ込んで教えて欲しかったけれど、それは野暮だったということなんですかねえ。
トラブルの解決の仕方は相変わらずSF級、毎回次に引きずらない手腕はさすがで期待を裏切らない爽快な読後感、読者としては本当にありがたいです。
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小路幸也さん『ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン』読了。
番外編回。
そっか、ここから始まったのか。
今回も愛にあふれたエピソードだったな。
愛あるところにまたさらに愛が集まるね。そして、それはずっと受け継がれていくんだね。
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我南人と秋実が出会ったきっかけに驚いたが、そこにはかけがいのない友情や愛に包まれているのだと感じる。アイドルグループを巡る謎が思いもよらぬところで窮地となってしまい、それを救うために閃きなどを駆使しながら謎を解き、秋実の養護施設の職員との話から何かをひも解き、無事解決したときは安堵の気持ちになる。古本屋を営む堀田家には沢山の愛に包まれているだと感じる。温かくて素敵な家族だとホッコリとした気分になる。家族だけでなく、様々な人たちの出会いでまた賑やかで温かいものが生まれるのが伝わる。
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一気に読み終えました。
LOVEだなぁ
東京バンドワゴンの いくつかある不思議が
涙とともに ひとつ わかりました。
さっきまで 感動でしたが この物語の今後の展開が楽しみです。
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2018.10.13 読了
表紙を見た瞬間 この感じは番外編?と思ったら
やっぱり そうでした!
皆 若い!
こんなのもいいね!
秋実ちゃんが出たのにも関わらず、
あの秋実さんとは 中盤まで気づかなかった私。。。
出来すぎの感はありますが、
時々 ジワーときたり、
面白かった!
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東京バンドワゴン 番外編第3弾
プロローグ
第一章 Don't Be Cruel
第二章 Can’t Help Falling In Love
終章 Love Me Tender
エピローグ
今回は我南人の奥さん・秋実さんがやってくる頃のお話。
悪い人に追われた秋実を助けた我南人。
秋実は埼玉の養護施設から抜け出し、友人のために危ない橋を渡っていた。
その友人の恋人が我南人達のバンド「LOVE TIMER」と関係の深い男性アイドル・三条みのること、北ちゃんだった。
敵対する芸能事務所のスター同士の恋騒動に、昔の恩人含め、我南人、勘一、サチたち堀田家一丸となって騒動をまとめようとする。
勘一とサチの出会いのように、我南人と秋実の出会いもまたロマンティック。
サザエさん的な牧歌的ストーリー。
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2018/11/16
40年ほど前、我南人と秋実さんの出会いの話。
サチさんも生きてる。それだけでじんわり来る。
そう言えば秋実さんは初めましてなのか。
死後語られる秋実さん像からはもっとスケバンな感じなのかと思ってたけど全然そんなことなかった。
曲がったことが大嫌いなちょっと向こう見ずなだけの真面目なかわいい運動神経も頭もよいお嬢さんやったわ。
しかし、それよりなにより我南人よ。
若いころのちょっと未熟な我南人のかわいいこと。
まだ勘一さんと喧嘩したりします。
その時は普通のしゃべり方になっちゃいます。
余裕がないからね。
かわいい~~いとおしい~~~
そらモテるよ。
この本の世界が好きすぎて導入部のサチさんの語りで泣きそうになるな。
またここに来れたって。
しかしこの後青ちゃんが生まれるような事態になってるんだけど。
そこもほんわか描き切るの?想像できないんだけど。
楽しみにしています。
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読み続けている東京バンドワゴンシリ-ズの番外編。秋実さんと我南人の出会い。
既視感。サチさんと勘一さんとの出会いもこんな騒動だったなぁ~
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我南人が初めて「LOVEだねえ」と言った日。
【内容】
東京バンドワゴンシリーズ。
過去話。秋実さん本格登場。
芸能界のトラブルで窮地の友人を救おうとする少女にバンドワゴンの面々が動かされる。運命の出会い。
【感想】
今いない彼女を想いちょっとグッとくる。
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「東京バンドワゴン」番外編。我南人と秋実の出会いの物語なのだけれど……親子二代、似たような馴れ初めだったんですねえ(笑)。そしてLOVEはここから始まったのかあ。
物騒な幕開けから始まり、芸能人の恋愛を巡る非常に難しい問題まで。飄々として見える我南人が知略と人脈を尽くして解決してしまう爽快で実に温かな物語。はらはらどきどきも適度にありながら、安定のほっこり感です。登場する人物がもうみんな魅力的で、基本的にとんでもない悪人がいないのも、このシリーズだからいいよね。