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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
男性社会で働くのは大変だなと改めて感じました女性という立場だけで、男性より苦労が何倍にもなりそうですね。
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ちーぱか 著「日本を守る! 女性自衛官すっぴん物語」、2017.4発行です。PKOでの海外勤務、病院の看護師、広報官、護衛艦艦長、哨戒機パイロット、潜水のプロ、気象予報官、教育隊の班長、研究職、通信手などさまざまな仕事で活躍中の27人の陸・海・空自衛隊の女性自衛官を描いた漫画です。
約25万人の自衛官の6%弱が女性自衛官。漫画家・イラストレーターのちーぱかさんが27人の陸・海・空、幹部・曹・士、女性自衛官にインタビューし、その仕事内容を漫画で紹介した本です。東ティモールPKO参加、護衛艦艦長、哨戒機パイロット、教育隊班長、自衛隊病院看護師、地方協力本部広報官、自衛隊体育学校アスリートなど。「日本を守る女性自衛官すっぴん物語」、2017.4発行、再読。
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借りたもの。
女性自衛官たちの活躍、キャリアを紹介したコミックエッセイ。
女性自衛官の皆さんが、何故この職を選んだのか。
働きながら学ぶため、ご家族が自衛官、ノリと勢い、制服にあこがれたというミーハーなものまで(笑)
彼女たちが従事している仕事内容の多様さに、後方支援が重要だと改めて思う……衛生職種だけでなく、通信、有線整備など……ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ III』( https://booklog.jp/item/1/4047272329 )で、ローマ軍の兵士たちが戦闘特科集団ではなく治水や道路建設など土木建築の知識を持った集団でもあったことを指摘していたが、それにも通じると思った。
実際、被災地で復旧工事に着手する前に最低限のライフラインを突貫でも用意するのはそうしたスキルが活かされているから。
2019年にイージス艦「みょうこう」艦長に就任された大谷三穂1等海佐(コミックでは護衛艦「やまぎり」艦長、2等海佐/当時)のインタビューも。
全てをうかがい知ることなど到底できないが、日々の訓練、座学、任務もさることながら、出産と子育てとの両立がある。
ある程度、周囲の支え、サポートがあると思うとは思うけれど……
まだまだ女性自衛官の数は少ない。
外交的な面で後方支援の協力要請だって起こりうるときに、女性自衛官が少ないのは不利になりかねない。(イスラーム圏では未婚女性に男性が接触するのはタブーなので、支援や救護する必要に迫られたケースを想像してみた。)ゲイル・スマク・レモン『アシュリーの戦争』( https://booklog.jp/item/1/4046014512 )参照。
人手不足だと聞くし……
職場環境の女性支援もさることながら、母体保護法がネックになっているとは思えないけれど、その辺はどうなんだろう?
それはこのコミックエッセイからは分からない。