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私の好きなモノがいっぱい詰まっている感じでワクワクが止まらない…BLと言うジャンルに収まり切れなかった作者の才能。『高3限定』を経て、こう言う作品をまた生み出してくれる…自分にとって面白い作品を描く人ではなく、作家性に惹かれる漫画家さん。
オカルトなのか、シリアルキラーものなのか、ゾワゾワが抜けないこの感じ…タマランな!!高3限定もそうだったが、自分の正義を押し通す善意に見える悪意、神の御業を持つ悪魔、と言った、表裏一体なものの正体を暴きたいんだな、と言う気がしてならない。
映画『悪魔を憐れむ歌』も面白いんだよねー、悪魔が次々に人間に乗り移って、普通の人がいきなり殺人鬼になっちゃう、と言う…それに気付いた一人の刑事が悪魔を追う。ローリング・ストーンズのTime is on My Sideが印象的で。悪魔が刑事を挑発してる様が「執着」としか思えなくて。
梶本さんの人体、って、顔以外の部位の脂肪の少なさが異常だよなぁ。皮膚・筋肉・骨、って感じで。石田スイさんと梶本レイカさんは互いの作品を読んでいる気がする…もう何回も言ってるが。面識なくても、絶対にリスペクトし合ってる気がする!!まあ、私の思い込みだが。