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26:電書で完全版を購入して、久しぶりに読み返したけどやっぱり面白かった……。設定やガジェットが面白いのはもちろんのこと、グイグイ読ませる力がある。
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国際的なテロの活動が活発化し、縦割りの行政組織では治安を維持するのが難しくなっている近未来の日本。関連法制を改正して立ち上げた新組織・警視庁特捜部には、<龍騎兵>(ポリス・ドラグーン)と呼ばれる最新鋭の機甲兵装が配備され、その搭乗要員として高額の契約金をもって3名のアウトローが雇用されていた。旧弊的な警察組織の中で疎まれ阻害される存在でもある特捜部が日本社会に知られることとなった事件、それは一般市民を多数犠牲にしてしまった大規模な国際テロ事件。汚名を挽回するために、そして何よりも日本の治安を維持するために、<龍騎兵>リーダー格の元傭兵・姿俊之警部は、敵の手中に自ら突入する大胆な策を打って出る・・・
・・・か・・・カッコいい・・・。
いやー、久々にやられましたね。SFというジャンルを超えた、極上のエンターテインメント作品です。
搭乗員と神経接続することによりシームレスな稼働能力を発揮する<龍騎兵>という謎めいた技術を核にしたSF要素は確かにありますが、この作品の本質は<龍騎兵>を依り代として繰り広げられる登場人物たちの丁々発止のやり取り、組織間の権謀術数、極限状況を目の前にした故人の魂の相克・・・といった、生々しい人間ドラマです。そういう意味では、SFを読み慣れていない人でも、「とにかく面白い小説が読みたい!」という人には自信を持っておススメできますね。
作者の月村了衛氏は脚本家でもあるそうで、文章から喚起されるヴィジョンの鮮烈さがハンパないです。冒頭の章で描かれる、機甲兵装による無差別テロの描写の緊迫感、そして絶望感といったら。そこから続いて描かれる警視庁と特捜部の対立構造、実力に関わらず糾弾されざるを得ない立場にある特捜部の苦しみ、その中でも与えられた任務を遂行すべく毅然と立ち上がる<龍騎兵>の搭乗要員たち・・・。
社会と個人の相克を描く、という視点では神林長平「戦闘妖精・雪風」シリーズに近いテイストを感じたりもしますが、舞台設定がより現代に近いこちらの方が、ひりひりした焦燥感とドラマ性を感じますね。登場人物がいちいちドラマティックな背景を抱えているところも、リアリティを感じさせます。
でもなぁ、この作品を例えばアニメ化したら、登場人物がみんな美男美女化して、相当陳腐な作品になっちゃうんだろうなー・・・。
と思ってしまうぐらい、映像的な作品ではあります。文章力が素晴らしいので、鴨的には文章から喚起される映像の力を楽しみたい作品ではありますね。
続編が出ているようなので、そちらもチャレンジしてみたいと思います!
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やや近未来、ロボット、警察の闇、紛争などなど、ありきたりな題材
戦闘もスーパーマン的な展開
合わない人も多いかと
でもそんなの関係ねえ、自分的には面白かった
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至近未来の日本の警察の話。
ミステリー+SF+警察小説。
これだけ好きな要素が詰まっていて面白くないはずがない。とても面白く楽しく読んだ。
警察小説が主でミステリーの要素は少ない。
もう少し機甲兵装の説明、戦闘シーンを期待していたので評価は少し低い。
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近未来の警察小説として評価、人気が高いということで読んでみた。2010年に出されたなら、映像としてイメージも出来るのだろうが、細かな描写を楽しめるかがこの小説をどこまで評価するかだろうと思う。ハリウッド映画にありそうな、と言ったら古臭いか。アンドロイドのような登場人物たちの人間味が面白い。
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これからが楽しみな小説です。思っていたよりも龍機兵の活躍が少なかったのが残念です。
各キャラクターの過去をチラ見せする感じ、でも気になって次読みてーってなってるから良作だったのかな。龍機兵の活躍を期待です!
警察側の黒幕はもう登場はしているのかな。あとは鈴石とライザの因縁が気になるところ。
フォン、フーイーパンと盛り上がる要素はたくさんで楽しみです。
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日本警察+SF作品。
機甲兵装と呼ばれる近接戦闘兵器が発達し、テロや紛争などに使われる世界で、警察が導入した新型機・龍機兵と搭乗員として雇われた三人の傭兵をめぐるストーリー。
傭兵の抱える苦悩や葛藤、傭兵を認めない警察組織などが上手く描かれている。
展開が若干単調な気もするが、テンポ良く読みやすい。
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多くの方の感想で触れられているように映像コンテンツとの相性が良さそう、登場人物全員ありありと頭の中で思い描ける感じ。開始数ページから面白くて一気に読んでしまったけど、かなりロボットアクション要素が濃いので好き嫌いは分かれるかも。どちらかというとアクションシーンよりも警察組織とそれぞれの人物の描かれ方に惹かれるものがある。続編も読みたい。ライザと緑、なるほどですね……。
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序章といった感じで、話題になってるほど興味は持てなかった。続きを読んでいくと面白さが増えるのかなとおもった。
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日本警察と契約し機甲兵装「ドラグーン」に搭乗する特捜班3人の確執をきっかけに展開する第一部。元傭兵、元ロシア警察、元テロリストのキャラクターはもちろん、彼らを指揮するキレキレ沖津部長も魅力。
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シリーズ第一作。
至近未来の日本。警視庁特捜部に導入された新型機〈龍機兵〉。テロ、民族紛争の激化に伴い発達した近接戦闘兵器・機甲兵装。
警視庁に特捜部という設定もオツだが、更に傭兵を雇うというオマケ付き。
攻殻機動隊、機動警察パトレイバー、エヴァをミックスしたようなSF作品。
シリーズ第一作ということで、次作への伏線がふんだんに散りばめられているようだが、月村了衛氏の他作品に比べると物足りなさは否めない。
テロや戦場での白兵戦の描写が秀逸な氏だが、SFだからなのか...時代物の時はそんなことなかったんだが。
次作はしばらく経ったら読んでみよう。
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人同士が肉弾戦をするのでもなく、大量破壊兵器に頼るのでもなく、人が入ったエヴァ的ないや攻殻機動隊的なそんなモビルスーツ的なアイツで戦うのが最新の傭兵の姿な世の中。
アイツは東南アジアやらごく一般的なアングラマーケットで取引されるようになるが、その1世代後のドラグーンなる機龍兵を何故か手に入れた警視庁。伝説の傭兵、指名手配されていた元ロシア県警、IRF伝説の殺し屋、を傭兵として雇い、悪即斬で戦っていきます。
既に既読だったのですが、何故か最近機龍警察シリーズが遅筆すぎて、新作が4年ぶりですっかりこれまでのストーリー忘れてて再読。
悪くはないけど、なんかあくまでモノローグ的で、いろいろ物足りないけど、この後に続くシリーズのことを考えたらちょうどいい。
なんかいろいろちょうどいい。
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場面一つ一つに臨場感が感じられ、視点が変わるのでそれぞれの心情も理解し警察内部の気持ちの複雑さがわかりやすいのが良かった。
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3.5m超の着用する機甲兵装がテロなどで活躍する近未来。しかし警察組織は未だ腐っており、特捜部なる部署が警察のマル秘・龍機兵を管轄する。それを操るのは外様の雇われ傭兵達。
ロボットも人の名前もあまり頭に入って来ず、読むのが少し辛かった。コミカライズされているので、先にそれを少し読んでイメージつけてから読めば良かったです。パトレイバーもエヴァも攻殻機動隊も見てないからなー。少しイメージわかってきたから、続きからは楽しめるかも。
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シリーズ第一作。
すでに全要素が入っている。
付録?の評論や解説は興味深いが、第二作以降の内容にも触れられているので、未読者は要注意。