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コミック 第42回講談社漫画賞少年部門 受賞作品 第21回文化庁メディア芸術祭新人賞 受賞作品 2018マンガ大賞大賞 受賞作品
みんなの評価4.4
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評価内訳
2022/06/11 23:58
投稿元:
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草食動物少女に恋した肉食動物少年の物語第三巻。 主人公ハイイロオオカミのレゴシは、気になるウサギの少女ハルとの距離を少しだけ縮める一方、同じハイイロオオカミの少女ジュノと出会う。 そして初めて足を踏み入れた裏市で草食と肉食が同居する社会の裏側を覗くとともに、自分の種族を超えた淡い恋心?にも疑問を突き付けられて。。。 タマゴサンドの小話がほほえましい。
2022/08/02 10:27
なるほど裏市 そういうのがあるのか 病院とか葬儀屋とか入り口のじいさんみたく自前とかそういうやつね… しかしどうせ金出すなら中で売ってる肉買った方がいいんじゃないのか 新鮮とかそういうあれか ところで新キャラことごとく最高ですね レゴムさんもジュノちゃんもパンダ先生もみんないい
2022/10/25 18:00
ジャックとレゴシの会話が好き。信頼してるけど多くは語らないところが理解者だなって思う。「恋しちゃったのね〜きみは〜しっぽ振ってるでしょお〜」って鼻歌歌ってるのがかわいい。 アオバが謝ってくるところも感動〜!
2023/12/31 08:53
流血沙汰になっても思ったよりビルとレゴシの関係は悪くならなくて、 確かに野良猫なんかも時々そういう喧嘩をしているよなと思う。 血を飲んだことも、ルイは最初から期待していないとモラル問題で扱っている。 うまく取材を収めたのは流石だけれど、その前に一瞬18歳らしい表情で揺れたというのが印象的。 ジャックは本当に可愛らしい。 レゴシの事も気づいた上で普通な態度なのが、レゴシの友達であり、 陽キャな犬らしさでもあり面白い。 本当に怒らせて怖いと思ったら目の前でつまらない嫌味など言えないと思うが。 君と目を合わせるためなら俺 いくらでも尻尾汚すから という表現が詩的。 レゴムの玉子サンドの話、短いけれどとても好き。 ジュノを颯爽とではなく兄だと偽って 助けようとするところがレゴシらしい。 闇市の前で自分の指を売っている草食がいるのは衝撃だった。 アオバが学校ならレゴシにつくが外ではビルにつくというのも驚いたものの、そういう世界なのだ。 実際外で暮らす大人の肉食獣達はどの程度が肉を食べているのだろうか。 こんなに“正しい行動“をしたがっているレゴシなのに、本能では肉が食べたくて、悍しい裏位置で涎が止まらなくなるというのもまた衝撃。 闇市の医者を、哺乳類で草を食べる元肉食である パンダに設定するセンスが凄い。 肉食への執着はドラッグも思わせるし、 死んだ肉を買って食べる闇市での大人たちの行為は 大抵の人間たちがしている行為でもある。 闇市を出た時、アオバがレゴシを待ってくれていたこと、 ルイ先輩や草食の友達のことを思い出したらとても指を食べられなかった、という告白が泣けた。 こんな時でさえお前のくちばしは尖そうで綺麗、というモノローグが良い。 思わず泣いてしまうレゴシをバカにする訳でもなく ハンカチ持ってない、大丈夫かと言うアオバはやっぱり良い子なのだろう。 ただしっかりと立ちたいだけ。 それが難しいのが大人の世界なのだろうか。 力だから強いからなんでもできるかと言えば 逆に不自由になることもあるというのがよく分かる。