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5人の芸者が紡ぐ人生模様。文庫版書き下ろしの「お母さん」を加えた全6編からなる物語。とても面白かった。読む前は芸者というと海千山千のイメージだったが、彼女たちも普通の女性と変わらないのだと感じた。そうそう本作にはアヒルバスの主人公、デコさんも出演。相変わらずの姿にニンマリ。なんだか儲けた気分。
あらすじ(背表紙より)
東京八王子の置屋「夢民」の新人芸者・弐々(杉浦晴子)は元女子高生。大学受験に失敗、恋人とも別れてなぜか芸者の道へ。「夢民」には他にも元丸の内OL、元キャバクラ嬢、元看護師のシングルマザー、そして元女子プロレスラーなど個性的な面々ばかり。彼女たちは人生の逆境を乗り越え最高の芸を見せることができるのか。そして恋の行方は…!?
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八王子の芸者たちの周りで起こる出来事を面白く描いたお話。
芸者一人一人の人生を描写しながら、それぞれの今との関係を繋げて面白い話を描いている。
芸者という私に縁のない世界をわかりやすく描いていることと、明るい芸者たちの人間関係を楽しく描いているのでスラスラと読み進めることができました。
面白かったです。
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おもしろかったです☆
以前、ある日アヒルバスを途中放棄して以来気になっていた作家さん。なんとそのアヒルバスのデコちゃんが出てました!
それにしても夢民、弍々、未以、茂蘭、兎笛、寿奈富、戸部屋とかよく考えたなぁ☆そして何気に登場人物の本名が昔の俳優さんのモジリですか⁇
短編集でしたがビミョーに絡み合っててそこも良かった!
未以はどうしたんだか、寿奈富の娘はどうなるんだか、続編ないのかなぁ、読みたいです☆
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東京八王子の置屋『夢民』の個性的な芸者たち。彼女たちは人生の逆境を乗り越え最高の芸を見せることができるのか。そして恋の行方は?
お仕事小説と言えば山本幸久というぐらい、あらゆる職業を題材にする著者。本作では芸者の世界が舞台だが、各々が特殊な感情を抱いている訳ではなく、仕事もプライベートも悩みどころは私たちと一緒だ。個人的には、アヒルバスのガイド・デコの相変わらずの元気な姿が嬉しい。
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山本幸久さんの作品は相変わらず面白いですね。
悪い人は1人も出てこないですね。
アットホームな感じがしてホッコリします。
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アヒルバスのデコさんも、相変わらず頑張っているんだなぁと嬉しくなります。夢民のみなさんのその後も気になります。続編希望。いろいろあるけど、今日も1日お仕事がんばろう!
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久々山本幸久、別作品の登場人物がコソっと出てくるのが楽しみな山本作品だが、今回は冒頭いきなりド直球にアヒルバスのデコちゃん登場。
話は八王子の置屋「夢民」に所属する芸者5人の物語。5人それぞれが主人公の短編5編を収録。読みやすい楽しい話が基本なんだが、それだけでなく若干引っかかるような悲しいような挿話もチラホラと入ってくる。
特に未以さんは非常に気になる、というかこれ続編読まないと寝ざめ悪いパターンやわ。アヒルバスの中にちょっと出てくるとかでもいいので、彼女のその後、できれば幸せな姿を読みたいと思う。
その他兎笛さん木遣り練習のシーンや、茂蘭さんのカラオケシーン、謎の美女寿奈富さんの過去など、読ませ処は満載。もう少し深く読みたい気持ちになるのはストーカー気質?