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内容紹介】専門の英文学のみならず、思考、日本語論など、さまざまな分野で創造的な仕事を続けてきたことから「知の巨人」とも称される著者のこれまでの著作群から「無意識を使いこなす」「着想を古典化する」など、発想力を鍛えるためのヒントを集めた初の箴言集。 「知の生産性」を高める150の言葉。
(「はじめに」より)私自身、広い意味で、エッセイと言ってよい文章を数多く書いてきた。なるべく短く、と心がけて書いたものの、冗長に流れることが少なくなかった。もっと短く、味わいのあるエッセイが書きたいと願いながら、年をとってしまった。
いまさら、どうすることもできない。そう思っていたところへ、「発想力や思考力を磨くヒントになるような箴言集を、これまでの著作から抜粋して作らせてほしい」と申し出てきたのがPHP研究所の出版部であった。(中略)本書の短いことばたちが、少しでも読者の役に立てば幸いである。
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読書家なら第五章の「思考につながる読書」は面白い。
様々な著書を横断的にひっぱてきて、どのしょうも簡潔で読みやすい。
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外山滋比古さんの知のエッセンスが、凝縮されている。肩の力を抜いて、気楽に読むのにちょうどいい。通読するだけではなく、パラパラとページをめくって目についたところを読むのもいい。
考えることを急ぎすぎていた自分に気づいた一冊。
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外山滋比古先生の名言がギュッと凝縮された一冊。
どこをどう切り取っても為になる一冊。
その一つひとつをしっかり噛み締めて実行手間切るようにしよう。
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思考の整理学など色んな著作の寄せ集め再編纂。ところどころ本によって全然真逆のことを言っているところもあるのでそこは編集の際にどうにかしてほしかったけれど、一貫していた部分はこういったところ。至言ではある。
・創造は独創ではなく組み合わせから生まれる
・思考は知識からではなく生活から生まれる
・忘却による浄化(不要なもののふるい落とし)と昇華(抽象化)の必要性
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御年95歳?の長者からの教え的な。
これまでの書籍の中から集められた各フレーズが、ずばり刺さるものもあり、ふふーんというものもあり。
”既存のものを忘れて新しいものを取り入れる”というのはなるほど!
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過去の著作からの抜粋をテーマごとに並べた本である。気軽につまみ食いする感覚で読める。たまに手に取って読むのに適している。
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唸る名言多し。
忘却の力の重要性訴える。思考の整理のためには、何でも飛びつくのではなく思考と知識を寝かせる作業が必要。
頭を倉庫として使うのではなく知的発想の工場として使うには、常に忘れることを意識しておくことが必要。
要するに何でもかんでも知識入れまくってもしゃーないよと。普遍化した思考こそが人生をより豊かにする。
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簡単、明瞭に書かれている
考えかたについての著者のアドバイス集
読みやすく解りやすい
実践するかどうかは読者次第(笑)
過去に出版した本からの引用のところもある
この本の目次の内容を覚えておくだけで
間に合ってしまいそう
こういう本は、そんなものだろう
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いい考えが浮かんでも、すぐには人に話さない。
考え続けて熟成させる。
書きたいという衝動は滅多に起こらないから、書きたくなったらすぐ書く。
頭脳をよくするもっともいい方法は書くこと。
感じたこと考えたことを記録すると精神の履歴書ができる。
勉強→休むではなく、休む→勉強。
忘却してから学ぶ方が能力が高まる。
何足ものわらじを履く。
予定をたてて、日記を書く。予算と決算のようなもの。
朝は金の時間、昼食前は銀の時間、食後は鉛の時間。
心を育む本を何回も読む。
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第一章 idea
第二章 process
第三章 think
第四章 life
第五章 read
第六章 chat
第七章 creation
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編集者が気に入った部分を切り取ったようだが、私にはピンとこない。
本書を読むことで、「名言は文章の中で活きる」というのを再確認できた。
楽してエッセンスを得ようとしてはいけないと反省
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0051 2018/08/18読了
イラストに惹かれて読んだので、本の内容は全く知らなかったが、 著作の抜粋だったのね。
もとの本を読んでいないが、カテゴリごとに分けられていて分かりやすい。
特に5章はなるほどなと思うこと多かった。
しかし、「愛読書はつくらない」と「何度も読める本を見つける」が出てきたときはどうしたらいいのかなと思った。
出典の本もそれぞれ読んでみたい。
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知識は「死んだもの」と考える
が1番心に刺さった。
たくさんの言葉の中から拾って来られるって贅沢。
でも考えが対極になってること多くないですか?
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<どんな本?一言で紹介>
200万部を超えるベストセラー『思考の整理学』。この本の、「いいとこ取り」をした名言集。
<どんな人におすすめ?>
響きのいいフレーズを探している人。
思考力についての本を探したい人。
思考力がみにつく生活をおくりたい人。
<読んだら、どんなことが分かるの?>
「発想力」や「思考力」を磨き、発揮するためのヒントや、日々の生活の心構え。
・発想力を鍛えるヒント
・ 思考のプロセス
・思考力を高める方法
・知性を磨く生活
・ 思考につながる読書
・ 発想が豊かになる “ おしゃべり ”
・未来を創るヒント
<日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
1.「考えごとは朝にする」
「朝は金の時間、夕食後は鉛の時間、夜10時以降は石の時間、石頭になる」
夜と朝で考えることは、同じ人間でもかなり違う。朝の頭の方が、夜の頭より優秀である。「朝飯前」という言葉を、辞書に載っている『朝食前に出来るほど、簡単だ。』の意味でなく「朝の食事の前にするため、本来は決して簡単でもなんでもないことが、さっさと出来てしまい、いかにも簡単そうに見える。」という意味に捉えること。
どんなことでも、朝食前にすれば、さっさと片付く。朝の頭はそれだけ能率がいい。実際、『思考の整理学』の著者・外山さんは、朝食を抜いて、お昼前の4時間に集中して仕事をしているとのこと。その後、時間がある時は布団を敷いて昼寝をし、目覚めてから2回目“朝飯前”をするそう。
2.「体を使って考えよ」
日常生活を見直さず、知的な生活を送ることは不可能だ。すべては1日をどう生きるかによって決まってくる。新しい思考をするためには、机に向かうのではなく、外に出て、あてもなく歩くことが効果的だ。他のことをしているときよりも、アイディアが湧きあがってくる。そのため、散歩に出るときは、メモ用紙と筆記用具を持って出る。
散歩以上に頭の働きがよくなるのが、料理だ。料理をしていると、毎日のように小さな発見がある。あとは食べてホメてくれる人がいれば最高だ。頭をはたらかせるうえでは、姿勢にも気を配りたい。いちばん合理的な姿勢は立つことだ。座っているときも、背筋をピンと伸ばして姿勢をよくするよう心がけよう。
さらに笑いにも、頭をよくする効果がある。くよくよしたり、泣いたりしてはいけない。笑うことは知的なふるまいだ。よく笑うのは頭の回転がはやい証拠である。
3.切り換える
勉強家は絶え間なく仕事をしようとする。しかし効果を上げる継続は「休み休みの継続」。線的な継続ではなく、点的な継続が力を生む。同じところで同じ作物をつくると連作障害を起こしてしまう。それならば休作をして、他のものをつくったほうがいい。
スイッチの切り換えを素早くできるのは、現代人に必要不可欠のスキルだ。それさえできれば、どんなに多くのことを同時にやっても混乱しなくなる。ただし頭を切り換える際には、少しでいいから空白の時間も必要である。すぐに次に移るのはよくない。何もしないときこそ、頭は大��に働いているのだ。
<感想>
早起きしてすぐ仕事して、一回寝て、また仕事。こんな自由に時間が使える生活がしたい!!!と、「なりたい人」リストに外山さんを追加することにした笑。
本書では、名言にまつわる深い内容は載っていないので、気になる名言があったら、原著も読んだほうがいい。
「新しい時代に耐えうる人間になるのは、話すこと、とくに聴くことの力をのばすしか手はない」「読書、大いに結構だが、生きる力に結びつかなくてはいけない」「知識は”死んだもの”」「知性は”話しことば”に現れる」このあたりが、個人的にはヒットした。
読んで得たものを、いかに成果の出るアウトプットするかは、考える力がどれくらいあるかにかかっていることを、あたらめて実感する。