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外山滋比古さんはすごい。この人の著書をもっと読みたくなった。
内容としては、この人の著書のエッセンスを抜き出してカテゴリ毎にまとめたというもの。外山さんの思考プロセスや創造性を高めるためにしていることなどが網羅されている。抽象的なものが多くはあるが。
あと、薄くて読みやすかった。これからも何度も読み返すと思う。
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「知の巨人」と言える著者の様々な著作から思考のヒントとなる言葉を抜粋した本。
ひとつひとつはとても短い文章ですが中身は濃縮還元された原液のように濃いです。
ひとつひとつの言葉が脳細胞を刺激してくるので読んでいるだけで頭が良くなったような気がしてきます。
大変面白かったです。
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知識は有力であり、適当に使えば「力」であるけれども、困ったことに、知識が多くなると、自分で考えることをしなくなる。知識があれば、わざわざ自分で考えるまでもない。知識をかりてものごとを処理、解決できる。知識が豊かであるほど思考力が働かない傾向になる。極端なことを言えば、知識の量に反比例して思考力は低下する、と言ってよいかもしれない。『「マイナス」のプラス』p55
創造的忘却
頭をきれいにする、はたらきやすくすることで、忘却は記憶以上のことをすることができる。知識によって人間は賢くなることができるが、忘れることによって、知識のできない思考を活発にする。その点で、知識以上の力をもっている。これまできらわれてきた忘却に対して、こういう創造的忘却は新忘却と呼ぶことができる。これからますますこの新忘却が大きな力をもつようになるだろう。p78
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20170907 タイトル通りの内容。テーマ別にまとまっているのも読みやすい。流して読んでも面白いが読み終わって、辞書的に使いたい気持ちになっている事に気づいた。
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東大の生協で一番売れていると言われている『思考の整理学』の著者が、その書を含むいろいろな文章の中からえりすぐった箴言集。発想力を鍛えるにはどうするか、思考のプロセス、知性の磨き方など、「考える」ことの方法、鍛え方が、満載。研修のQuoteなどにも使えたり、考えることに悩んでいる若者や大人にもいいと思う。オススメ
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他の本を読みたくなる。
初めて読む外山さんの本がこれだとあまりピンと来ないかも?
とにかく、忘れること、散歩すること、空白の時間を持つこと、談笑することを肝に命じます。(笑)
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外山さんはアウトプットに優れた物書きだなと感じる。頭の良い人間はたくさんいるが、その頭の中をそうでない人の言語に噛み砕いて易しく教えてくれる。そんな人は少ない気がする。知っていたけど実践できていなかったこと、大切なのにないがしろにしていたことを優しくつきつけられて、人生を見直そうと思った。
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多くの著書を書かれた外山滋比古さんが、その思考法、読書法、知性を磨く方法などについて、著書の中からエッセンスをピックアプしたもの。「発想の面白さは、化合の面白さ」「書く衝動を逃さない」「そよ風の如く読む」「分析は破壊であり、元に戻す(=元の認識のままでいる)ことはできない」など、なるほどと思わせる箴言が150個。参考になることが多いが、批判的に読んでいくと矛盾する主張もあり、自分のアタマで考える良いトレーニングにもなる。
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外山滋比古氏の知に関するエッセイをまとめたもの。思考をどのような形で行うか、そのエッセンスが詰まっている。
idea 三上という言葉がある。枕上、鞍上、厠上という思考とは違う目的を思っている時に、アイデアが生まれる。セレンディピティという単語も使って説明されているが、要すれば、アイデアは根詰めて考えても出てこないものだ。
process 何か思いついたら、寝かせる。時間を置いて、熟成させ、勝ち抜いて来たアイデアは本物だ。焦ってすぐ使わない。
think 考え事は朝する、童心になってみて、常に問い、疑う。本を読んだら、感想を書いてみる。こんな風にして、思考力を上げていく。
life 知性を磨く生活とは。汗を流し、体で考える。これはその通りだと思う。ランニングしていると、ふと思いつく。汗と一緒に不純物が流れ出てピュアなアイデアが出てくるから。1日の生き方に現れてくる。図書館を利用する、本を借りるのではなく書斎として使うとはかどる、これも同意。昔、六本木ライブラリーを利用していた。思いの強い人達の中で、自分も勉強していると、自然と高揚感もあり、集中する。この感覚を持つには、家ではなく、非日常の中で水のような気持ちを持って思考を整理していくことが必要なんだろう。週に一度は家族と離れて、空白の時間を持つ。これはその通りだが、逆に大切な人がいたら、そのひとにこそ持ってもらうようにすることが大事だ。
read 本の引力に従う。この言葉は面白い。確かに、乱読したり、そよ風のようにふわっと、時には嫌いなら投げ出してもいい。ただ、自分が必要とし、必要とされる本がある。その引力は、出会った人しかわからない。無駄な読書に見えるけれど、その出会いのためにあると思えばいい。
こうやって考える。一つ一つは当たり前。特に真新しい思考法でもなんでもない。ただ、すっと腹に入る。
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https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-83615-7
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昔『思考の整理学』を断念した経験あり。が、一度は外山さんの本を完読したいなと思っていたので、これはピッタリ!
「発想力を鍛えるヒント」「思考のプロセス」「思考力を高める方法」「知性を磨く生活」「思考につながる読書」「発想が豊かになる“おしゃべり”」「未来を創るヒント」の7章で構成。
気になった部分に付箋を貼っていったら、結構な量になった。
以下、覚書。
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思考にとって役立つ知識は、善玉忘却をくぐってきたものである。
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風を入れることが洗練化の必須の条件であるとするならば、当然、多考がもっと行われてしかるべき
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極端なことを言えば、知識の量に反比例して思考力は低下する、と言ってもよい
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いい考えが得られたら、めったなことでは口にしてはいけない。ひとりであたためて、寝させておいて、純化をまつのが賢明である。
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書くことはおっくうであるが、頭脳をよくするもっともよい方法は書くことだ。
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なるべく少なく、少なく、と心掛けてノートをとるのがノートの知恵である。
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想像力のある、発見のできる頭をつくるには、でたらめの読書が役に立つ。
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これはと思った本は、一度読んだだけで満足してはいけない。風を入れて適当に忘れたころ、もう一度読む。ここで味が変わったら本ものでなない。
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飽きやすい人にオススメ。1ページずつに分けてあるので、好きなところから読めるし、出典が書いてあるため振り返って原作を探すこともカンタン。
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「知の巨人」と言われている著者だが、平易で簡潔にまとめられており、エッセイ集のようで読みやすい。また、「考える」ために、読書の方法、生活スタイルなど、著者の実体験に即しており、取り入れるポイントが多いと思う。
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久しぶりで箴言集を読んだ。ものすごく懐かしかった。我ながら知的生産性のない人間だったし、これからもそうだろうなあと深く納得した。
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ずっと本屋で平積みされていて、気になっていた本。
外山さんの本は「思考の整理学」から何冊か読んでいて、買ったものも図書館で借りたものもある。
ぱらっと立ち読みしたときは、今までの本の中からエッセンス的に拾って再構成したものだと思ったので、なんとなく読むのを先延ばしにしていた。
ふと図書館で見つけてしまったので(セレンディピティだったと思う)借りて帰って、一時間足らずで読んでしまった。
というのも、やはり今までの本から抽出したものを再構成し読みやすくしているからだと思う。
今まで読んだ本の中で、そういえばこんなこと書いてあったなと思い出しながら読む。
そしていろんな著書の中から似たものを整理しているので、外山さんの言葉や思考を横断というか斜め読みできる本だった。
外山さんの語り方は基本的に好きだ。
「ですます」ではなく「だである」で書かれている言葉はもっと好き。おじいちゃんと話をしている気分になるからだろうか…(失礼?)
今回読んだ中で、もっと深く読みたいなとか、こんな本あったんだと思ったものはまたセレンディピティに任せて読んでみたいと思う。