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地主の息子と、その夫婦。
新婚さんだけれど、その実…。
連続短編で進んでいきます。
語り手は何と、彼らの住む家。
これはこれで新しいな、という感じです。
一体何故彼らは結婚を急いだのか
しなければならなかったのか。
互いに干渉不可、という約束をしていましたが
少しずつそれが分かっていくという。
ブラコンの弟は、嫁を財産目当てと思ってみたり
そんな彼の失敗が出てきたり。
この勘違い、いつ気が付くのだろうか、という
面白さもあります。
家主たる二人も、何だかほんわりしてますし
これはそのまま進むのか、それとも…な展開。
全ての話に、椿が関係してきます。
一話完結で、それに伴って出てきた二人の背景も
1冊中には解決。
人間関係、複雑そうですけど。
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街で家出した未成年の女の子を拾ってそのまま偽装結婚、なんていうそもそも無茶過ぎる設定はまあ目を瞑るとして。
婚約者が彼女の親友と失踪する話、いい話風にまとめてるけどこれ本人達だけの問題じゃないからそんなほっこり終わっていい訳がなく最低じゃないだろうか。
全体的にちらっと会っただけの他人が平気で次々に家を訪問して来るのも無理がある。
椿を探したら許すとか、常識的に考えたらその場面でそんな素っ頓狂な条件普通つけないでしょう…。
どれもこれも設定の為、主人公カップルのほのぼの描写の為の強引な展開臭が強過ぎてる全く話に入り込めない。
この作者さんの作品はどれもこの傾向が強いような…もう今後手を出す事はないな、と感じた一冊。
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タイトルからどんな話なのかと思っていましたが、姫嫁の日本版って感じでしょうか? ぶっちゃけ、こんな古風な19歳はいないと思うけど、ファンタジーとして面白かった。ただ、オレンジ文庫である理由はイマイチ分からず、コバルトで良かったんじゃないかなと感じた。家の一人称がやや分かりにくくて混乱する。
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後宮の烏にはまって購入。
序盤は訪ねてくる人のお悩み解決って感じで、こんなものかーとなかなか読み進められなかったけど、柊一さんや香澄さんの話が深まるにつれて楽しくなってきた。
少し距離の縮まった二人が、この先どうなるのか気になるから、2巻も買ってみようかなぁ。
香澄さんの作る料理や、ちょこちょこ出てくるどら焼きがすごく美味しそうで、食べたくてしょうがない。
檀くんは感じ悪かったけど、最後のお話で一気に好きになった。
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椿の咲き誇る古い家に住む“若隠居”と、彼と利害の一致から契約結婚した香澄。
まあ、それなりに相手を好ましく思っている男女が一つ屋根の下にいればね……という。
『下鴨アンティーク』と同じ作者だから読んでみたけど、あっちは洋だけど、こっちは和。
がしかし!
まさかの一人称が全部家!家目線!
これにはビックリ。
プロローグだけかと思いきや、全編家目線!
血の繋がらない子を引き取って、自分の息子と結婚させようとしてたのに、家出されて他の男と結婚……て、赤僕の両親みたいだなー、と。
あのおばさんは、最初から香澄を息子の嫁にしようと育てたわけではなく、親がいないからと恥ずかしい思いをしないように厳しく育てていて、ふとした弾みで息子の気持ちに気付いて一人で先走ってしまったのでは?と思ったけど、どうなんだろう。
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語り手が家なところが最初は違和感だったけど、慣れると気にならなかった。読みやすくていいかな。これからもなかなか進展しないイライラさせる二人なんだろうなぁ。
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白川紺子さんの知的で奥深い文章は大好き。
でも同じオレンジ文庫の「下鴨アンティーク」が
好きすぎて なかなか次の作品に手を伸ばせなかった。
アンティーク着物の描写にうっとりしたあの世界から
ようやく抜け出して 今度は美しい椿。
白川さんがモチーフに選ぶ美しいものたちは
脇役に過ぎないのだけれど 登場人物たちの心情に
とてもぴったりと寄り添って その美しさに深みを増す。
このシリーズを読み進めることに 決めました。
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とても読みやすく面白かった。
語り手はこの偽夫婦が暮らしている家です。
主人の柊一さんと妻の香澄さんふたりとも利害が一致して
契約結婚をしているのだけど、とても仲のいい偽夫婦で読んでいるとわかるようにふたりとも惹かれあっているのがよくわかるので2巻、3巻ではそこをどんなふうに距離をもっと縮めるのかなぁと思っています。
個人的に香澄さんのような清楚な女性には憧れるので好感をもてます。なんとなくビブリア古書堂の事件手帖の栞子さんに似た感じがいいです。
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話も文章もほんわりやわらかく、お茶を飲みながらのんびり読みたいような一冊。「家」が語り手というのは、物語の舞台や視点、語り手が知りえる情報など、かなり制約が多くて書くのが難しいだろうと思うのですが、違和感をさほど覚えさせずにスルスル読めるのは流石ですね。
全話において椿がキーアイテムとして登場しますが、今後の一話一話全てに椿を絡めるのも難儀だと思うので、このスタンスのままシリーズを続けるのは大変だろうなぁ;
日常推理物としての謎や仕掛けはやや弱いものの、偽夫婦のほんわかとしたやりとりで癒されるので、むしろそこを楽しむべきお話なのかも。
そしてまた、この筆者も……飲食物の描写がうまいんだよなぁ……どの話においてもこれでもかとばかり美味しそうな食べ物が存在を主張してくるので、とんだ飯テロだよ……(笑)
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椿屋敷という家が語り部になっているのが面白い。
そこに暮らす書類上は夫婦のふたりと、訪れる人々の、家族にまつわる話。
思い合っている場合でも失望していることでも家族だからこそ言えないことがある。それによって拗れてしまうことも。
柊一と香澄が結婚したのは勢いというには唐突すぎる気がする。せめて香澄が成人していればよかったんだが。
養親にしても高校卒業後進学も就職もせず結婚させようとするのはどうかと思う。
柊一の弟にしても香澄の家族にしてもちょっと独善的すぎる。
夫婦の間も含めて周りとの関係も変わっていくのかな。ある意味ひとめ惚れというのも間違いではないし。
色々な椿が出てくるので検索したくなった。
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読みやすいのですいすいーっと。偽夫婦はほんわかしていて読んでてイヤな気持ちにならないのがよかった。あと美味しそうなものが出てくるのも読んでて楽しい。椿って沢山種類があるんだなーと思い、ネットでどんな花か調べながら読んだ。
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どこかで購入して積読になっていた作品。
気分的にちょっと甘い系が欲しくなり。
タイトルだけしか知らなかったので、読み始めて、思っていたよりも(いちゃ甘系かと思っていた)いい意味で期待が裏切られて嬉しかった。
20代後半?なのに若隠居と呼ばれる主人公と19歳の奥さん2人が軸になっている。
椿屋敷と呼ばれるだけあって、作品に出てくる椿の種類の豊富さに驚く。椿に絡めたいろいろな事件に2人は巻き込まれるが、どの案件にも穏やかな空気感が心地よい。
続編が5巻まであるようなので読破したいと思っている。
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通称<椿屋敷>ーーそれが私だ。と、「家」が物語を語っていくのが新鮮だった。ところどころ、「家だって夜になれば寝る」とか読み手に聞かせるのも面白かった。
その家に住む、若隠居と呼ばれる27歳の柊一と、彼に嫁いできた19歳の香澄は、利害の一致で結婚した偽装夫婦(入籍済)。なぜそういう結婚をしたのか、ということが語られないまま話が展開していく(家が詳しい事情を知らないから)。とはいえ、2人は仲睦まじいように見えるし、お互いを大切にしているのも伝わってくるしで、によによする。椿屋敷が舞台になっているためか、椿の描写が数多くあるのはもちろん、香澄が作るご飯・お菓子の描写がすごく美味しそうで驚いた。
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家目線で描かれる小説を読んだのは初めてだった
すごく新鮮で面白かった
登場人物も可愛くてほわほわした
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この作者の他の作品が好きなのでこちらも読んでみた。
最初、語り部が家、っていうのにびっくりしたけど結構しっくりくる。
内容もなんとなく展開は読めるものの楽しめた
2022.3.4
30