紙の本
次の日本の設計図は
2017/05/03 11:38
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投稿者:シュガーラッシュ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本霊界も悲しんだ碩学であり心の力を十分に使った渡部昇一氏。『総合本部で収録すると大勢の聴聞者が来るため、霊人にも念力が要る』と死にたてを配慮して死後21時間というスピードで供養の心を込め霊言収録。昇一氏からみた著者の鑑別眼も鋭い。「角栄裁判の本質は学歴裁判」や努力を重ね「賢い智慧」の獲得、潜在意識の正体を述べた。日本を心配しているが世界的な魂と思う。著作は大変お世話になりありがとうございました。
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戦後の保守論客の重鎮。Bartの対談のエピソードは、氏の先見の明を証明するとともに、総裁の懐の深さを逆に知る事となった。幸福の科学と関わったものは、出世するらしい。
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2018.12.30読了
私自身も大変尊敬する渡部昇一先生、死語間もないときにとられた霊言である。
・著書「発想法」の紹介。「体験型よりも、たくさん勉強する教養型の方が種がつきない。また、専門分野を複数持つとよいし、語学も発想の源泉となる」。この本はチェックしていなかった。読もう。
・霊的な世界は「99%ある」と断言。私の本棚にも渡部先生の「魂はあるか」という新書があるが、霊的な世界にも造詣が深かったことを思わせる。
・「フランクリースピーキング」に所収されているが、大川先生が35のとき、渡部昇一先生と対談したことがある。通常は自分の土俵で語ろうとする専門家が多いが、大川先生は「どのあたりに土俵を設定しましょうか」という形で話を持ってきたエピソードが紹介された。お二方とも知の巨人である。
・本書出版時に、現在の天皇陛下のご退任のことが議論されていた。渡部昇一先生は、二千数百年の歴史をもつ天皇制はいじらない方がよいと警鐘を鳴らす。近年は聖徳太子はいなかったという説まで現れているが、「国の自尊心」「日本人の意識」が失われることを危惧なさる。
・「右翼と左翼」という対立軸以外に「高学歴とそうでない者」という対立軸がある。法的な手続を軽視して角栄の裁判が行われたことを指摘し、いわば高学歴な者たちが、そうでない角栄を差別する意識があったということらしい。
・ドイツに留学されているが、ドイツはフェアな社会。学歴差別のある日本とは異なる。渡部昇一先生自身が若い頃大変苦労され、上智大学を大変上位の成績で卒業なさっている。東大などさらに高学歴な者から見れば差別の対象となるが、数十年の学問(主に語学)の蓄積を持っている渡部昇一にはかなわない。努力の大切さを再確認できた。
・昔「大島淳一」という名前で「マーフィーの法則」を翻訳したことがある。本書では「魔法の力」と表現されているが、マーフィは「潜在意識の法則」もっと正確にいうと「霊界の法則」「守護霊の力」など。
・過去世はベンジャミン・フランクリン。あと、在原業平?。
・北朝鮮の問題は「終戦の日までに何らかの結論がでる」と予想。その通りとなった(トランプと金正恩の会談が実現)。