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高校生というだけあって、ヒロインに千紗は幼さが目立つけれど、そこがなんだか微笑ましい。
従兄への恋心は、年齢にしては子供っぽいかな。
恵里香と善正の関係は、微妙だわー。
お話としては、1作目のマダムのお話が1番好き。
あんな素敵なマダムになりたいかも(笑)
スポンサーさんの話は、大人げない相手の行動に共感できなかったけれど、どのお話も横浜が素敵に描かれていて、また訪れたくなる。
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横浜の街並みを想像しながら読めるし、読後は横浜に行きたくなったけど、内容的にはイマイチ盛り上がらずに終わった感じが否めない。終わり方も中途半端。
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著者の作品を読むのは、「スクープのたまご」についで2冊目である。この本は横浜のタウン誌編集部でバイトする、卒業間近の女子高生。横浜にまつわるちょっとした謎を、密かに想いを寄せている編集長(仮)と共に、解き明かしていく手法。
ネタは元町(百段)、山手(洋館)、根岸(競馬場)、関内(三塔)、馬車道。どこも歩きつくした場所ではあるが、知らないこともそこそこ有って楽しめた。
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ちょうど1年前に横浜に行ったので、横浜三塔のエピソードや、港の見える丘公園、赤レンガ倉庫周辺などは情景がありありと浮かんできて楽しめた。
「あ、あそこね、行った行った」とか「そんな所があったのかー」とか、いろんな思いに浸りながら読んだ。
千沙の善正へのほのかな憧れも微笑ましく、みんなが前を向いて歩いていく感じがほっこりしててよかった。
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横浜のタウン誌「ハマペコ」でアルバイトをする高校生の千沙が出会った横浜に関する謎を解決していく、日常もの。この作家さんの本がそこまで好きな訳ではないが、自分が知らない横浜のうんちくを期待して、手に取った本。山手の洋館、根岸競馬場、横浜三塔…すでに知っている内容が多く、あまり新しい出会いがなく、残念。
でも、横浜を大事に思う人たちの謎を一生懸命解明していく千沙の姿はほほえましい。
作品の中に、「過去を知ったところで、過去が変わる訳じゃない」と言うフレーズがあるが、私は過去を知ることで、自分も未来も変わると信じてる。
そんなふうに言い切ってしまう人の人生は、少し寂しい。
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さらさらっと読めました。横浜を知らないので土地勘も当然ながらなくて、へー、と思うしかないのがもったいない。ハマペコのこようなタウン紙はあちこちにあるので、機会があればじっくり読みたくなりました。軽いミステリー仕立て、そしてほのかな恋模様。人の思い出はなかなか美しいもので、ほっこりしますね♪かるーい作品に思えたので、読後もふんわり心軽く。千紗ちゃんの新しい生活もまた軽やかで楽しいもとなりますように☆
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「港の未来」は誰にとっても
明るいものでありますように――
女子高生・千紗はタウン誌のアルバイトを通して
横浜の歴史、不思議、そこで暮らす人々の想いを知る。
元町百段、山手洋館、馬車道 etc・・・ノスタルジックでハートフルな連作短編集。
最近ありがちなこの手の作品・・・って感じだけど、横浜に特化したっていうのが、異国情緒ありーの、でなかなかよろしいんでないかい?といったとこかなw
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タウン誌でアルバイトをする女子高生の観る横濱。
明治の開港から歴史を積み重ねての今がある、を彼女の目から探っていくのが面白くて興味深い。
上っ面の観光じゃなくて、この本を持って、より深く横濱を訪れたいと思った。
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【収録作品】元町ロンリネス/山手ラビリンス/根岸メモリーズ/関内キング/馬車道セレナーデ
善意を描きつつ、ほろにがさがにじむ、YA向きの作品。
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元町界隈が通学路だったこともあり、懐かしく読みました。知らなかったことも多く目から鱗です。ただ主人公の千紗の甘ったれた我が儘っぷりに辟易。恋する乙女の葛藤する気持ちは理解できるけど、千紗には共感できませんでした。このまま幼馴染の兄ちゃんとすんなり巧く行ったらつまらないなぁと思っていたら、ちゃんと彼女の成長を促すようなラストが用意されていて良かったです。横浜の遺構や歴史を元にした謎解きは浅い印象で、ちょっと物足りなく思いました。
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元町百段、山手洋館、馬車道 etc.
横浜を舞台にしたノスタルジックでハートフルな傑作誕生!
女子高生・千紗はタウン誌のアルバイトを通して横浜の歴史、不思議、そこで暮らす人々の想いを知る。
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タウン紙でバイトする高校生が、ちょっとした謎や誤解をきっかけに元町周辺の歴史を知ることになる。港町横浜といえるおしゃれワードがでてきて横浜再発見的に面白く読み始めたけど、人の歴史部分が冗長な感じで飽きてしまった。従姉のことも。ちょっと残念。
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軽ーく読む一冊。
ホントにフリーペーパーに載ってそうだ。
ちょっと軽すぎて物足りない。
横浜を知っていたらもう少し楽しめたのかなぁ
例えば、コレが神戸ならOKだったのか。。。
んー、ちょっと、今回の大崎さんは合わなかったかな。
何より、主人公の女の子が物凄く苦手。
あまり惹きつけられるキャラがいなかった。
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横浜の歴史小説。
横浜の歴史と現代物語とを関連させてますが・・・とにかく読みずらい。風景もイメージできなかった。
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高校3年生の千紗は、横浜のタウン誌「ハマペコ」編集部でアルバイト中。
初恋の相手、善正と働きたかったからだ。用事で元町の洋装店へ行った千紗は、
そこのマダムが以前あった元町百段をよく利用していたと聞く。
けれども善正によると元町百段は、マダムが生まれる前に崩壊したという。
マダムは幻を見ていた? それともわざと嘘をついた?
「元町ロンリネス」「山手ラビリンス」など珠玉の連作短編集。
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タイトルの通り舞台は横浜。推薦で進路が決まった高校三年生の千紗が、幼いころ世話になったご近所さんで、ずっと気になっている善正が勤めるタウン誌の編集部でアルバイトをしながら、投書や取材中などに巡り合ったご当地にまつわる謎を解き明かしていく物語である。とは言え、解き明かすのは、千紗が相談を持ち掛ける善正であり、やさしいのかつれないのかわからない態度ながら、豊富な知識と推理力で、謎を解くカギを見つけ出し、やさしく解きほぐしてしまうのである。横浜の魅力も存分に味わえ、ほろ苦いような甘酸っぱいような恋の進展にも興味を惹かれ、それぞれの謎の主人公である人たちの歴史にも胸を熱くする。横浜に行ってみたくなる一冊である。