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よろず建物因縁帳第二弾。ある集落の登山道の案内板の仕事を請け負った春菜。事前調査で現地に出向くと偶然1人のクライマーから滑落事故に合った友人の救助を求められたが、何やら様子がおかしい。
今作も怖いは怖いが前回よりも怖さがじわる要素は少なめに感じた。そう感じた理由は亡くなった人物の様子は前回同様に恐ろしいものがあるが、主人公の春菜が直接恐怖を体験する場面が少なく見せ場もなかったからだと思う。
今回は神仏分離など昔の神社仏閣がストーリーの中にある。そうするとどうしてもそこら辺に疎い人のためなのか説明文のようなシーンが入ってしまう。そこが少し退屈に感じた。ストーリーの第五章だけが、何が原因で何をどうすればいいのか考え、行動に起こしたのでハラハラとドキドキがあって楽しめたが少し物足りなさを感じた。
個人的にはサニワの春菜不発といった印象。