紙の本
首洗いの滝
2020/02/24 19:39
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
姥捨て山の通りに名も知らぬ滝、そこでの悲恋を解明し浄化する仙龍と和尚、春奈、コウイチのコンビが面白く謎解きをするところが読んでいて面白いです。仙龍が主役ですが脇役も多く一話読むとドラマを見ている気になります。
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今回は建物か?前作よりホラー色が押さえ目で読みやすかったとはいえ滝での怪異は相当怖い。一番怖かったのは老人の顔の皮が転がってるとこ。
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その滝には女の顔が浮かぶのだ――。
『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』の著者が描く、泣ける怪異譚。
ねんねこぼっちゃん、亀の子坊ぼっちゃん―― 呪いの滝で子守歌を聞いた者は必ず死ぬ。
クライマーの滑落事故が発生。現場は地図にない山奥の瀑布で、近づく者に死をもたらすと言われる『首洗い滝』だった。広告代理店勤務の高沢春菜は、生存者から奇妙な証言を聞く。事故の瞬間、滝から女の顔が浮かび上がり、泣き声のような子守歌が聞こえたという。滝壺より顔面を抉り取られた新たな犠牲者が発見されたとき、哀しき業を祓うため因縁物件専門の曳屋・仙龍が立つ。
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蒸し暑い夏、お盆間近、ヒンヤリとした恐怖を味わうにはうってつけ。
単なる怪談にとどまらず、人の業や情念の醜さ、哀しさを同時に描きこむのはこの作者ならではの手腕。それが最大の魅力だと思っている。
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近づく者に死をもたらすといわれている「首洗い滝」でクライマーが亡くなる。生存者の証言では事故の瞬間、滝に女の顔が浮かび子守歌が聞こえてきたという…
ミステリーだけどホラーでしかも悲しい事実が隠されていて、前作同様泣けてしまいそうに…ホラーは苦手なのに気になって目が離せなかった。続編も楽しみ♪
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☆3.3
今回も曳き家・仙龍やコーイチ、広告代理店勤務の高沢春菜、雷介和尚がなんだかんだと集まって事件解決。縁なのか因縁なのか・・・。あ、あとパグ男も。
前作のほうが個人的にはおもしろかったかな。続きも読みたい。
内容(「BOOK」データベースより)
クライマーの滑落事故が発生。現場は地図にない山奥の瀑布で、近づく者に死をもたらすと言われる「首洗い滝」だった。広告代理店勤務の高沢春菜は、生存者から奇妙な証言を聞く。事故の瞬間、滝から女の顔が浮かび上がり、泣き声のような子守歌が聞こえたという。滝壺より顔面を抉り取られた新たな犠牲者が発見された時、哀しき業を祓うため因縁物件専門の曳き屋・仙龍が立つ。
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2018/1/25
私の中で大ブームの内藤了。
パグ男(ホンマにパグに失礼だけど)はもっと痛い目にあっちゃえ。
なかなか飛び込めないよ、井之上さんかっこいいよ。から始まりコーイチは相変わらず使えるし和尚も憎めない。
キャラクターが上手なのだろうな。
みんないそう。
今回、仙龍がちょっと地味。
仙龍いくつなんだろうな。
続き出たら早く読みたい。
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表紙が若干怖いので、しっかりカバーを掛けて。程々よりは少し上ぐらいの面白さだった1作目。2作目は期待を遥かに上回る面白さ。
広告代理店勤務の春菜が今回関わることになったのは、登山道整備開発事業。ところがそこには、近づいた者は死ぬと噂される滝があった。
想像するだに恐ろしい光景のホラーなわけですが、登場人物のキャラが揃って◎。因縁物件を専門に扱うイケメンの曳き屋・仙龍と春菜との会話が可笑しく、仙龍の助手や生臭坊主、皆サイコー。祟りの原因もしっかり切ない。民俗学や土着信仰好きの方はぜひ。
仙龍さん、42歳を過ぎても死なないで。
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シリーズ二作目。もうこのタイトルだけでぞくぞくさせられてしまいます。そして、刊行されたときにすぐ読まなかったことを後悔しました。これ、夏に読むのにぴったりな一冊でしたよ。これを冬に読むだなんて馬鹿げてたっ!
もう読んでいるだけで滝の冷気がぞわぞわと伝わってくる印象で、とても寒いです。不気味さも、伝承の不穏さもひとしお。ラストはなかなか爽やかでしたが。そこに至る道のりがあまりに怖い、というか寒すぎました。臨場感はたっぷり楽しめましたけれど。くれぐれも、夏にお勧めの一冊です。
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愛という名の執着が怨念に変わるとき、春奈、仙龍、コーイチ、雷助和尚、小林教授たちの出番だ。
今こそ、悪しき因縁を断ち切れ。
個性豊かなこのチームを、2作目にして大好きになってしまった。
今回は、近づくと死ぬといわれる滝のお話。
雨木村には、地図にも載らない滝があるという。
その滝でクライマーが事故死し、村人が滝つぼで見つかる。
死者は顔が抉り取られていた。
そして現れる観音像の幽霊。滝に浮かぶ女の顔。聞こえてくる子守唄。
そこには、どんな因縁があるのか。
この雨木村の滝に続く登山道整備計画に、高沢春奈が属するアーキテクツが参加することから、チームは再び滝の因縁に関わることになる。
今回も、おどろおどろしさと同時に、人の想いの重さ、切なさが胸に迫る。
古いもの、歴史のあるものには、はるか昔からの人や時代の想いが折り重なり、
積み重なりして、そこにあるということだ。
そうなると、もはや「物」ではなく、「何か」になる。
良くも悪くも、その因縁なるものを、人は伝えていく役目を担っているのかもしれない。
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このシリーズは題名も表紙も、さらには因縁でさえもがとても恐ろしいものなのですが、春菜の強さゆえか、ホラーにしてはかなり読みやすいと思います。今回は名前が表すような過去にそれなりの出来事があった、地図にない滝が舞台です。怨念の理由は読み手が想像するより奥深いのですが、曳き屋の仙龍がそれを鎮めるために行う方法はとても美しくほっとするものでとても良かったです。途中、大きな地震で石仏群や灯篭が倒壊しているシーンは目に見えるようでとても悲しくなりました。いろいろな事情があり因習を守り続けるのが難しい時代なのですね。
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よろず建物因縁帳シリーズ 第2弾。
村のタブーとして隠し続けた首洗い滝。
幽世(かくりよ)の火の本来の意味と、千体以上の石神仏群。
見えているものだけでなく、見えぬものこそを見よ。
仙龍が父親から諭されてきたことだという。
様々な現象から調査を進め、そこから見えてきた因とは。
今回も物凄く面白かったです。
現象には意味があるとは思っていたけれど
この繋げ方はお見事です。
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短いので簡単に読めていいです。しかし、前作内容あんまり覚えてなかったので、設定があやふやでもったいなかったです。短いから読み直してから読めばよかったと思いました。知らないうちにシリーズいっぱい出てたので、一気に買ってしまいました。電車で読むのに軽くてかさばらずちょうどよいが、値段が高い。この暑さなら、400円台くらいじゃないのか。なぜだ。
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回り道も足踏みもなしで核心に向かってぐいぐい話が進んでいくので読んでいてとても気持ちいい。
本当にありそうな普通の人たちが普通に暮らしいている村。
神事も、もしかしたらこの呪いや祟りも本当にあってもおかしくないかもと思えてきてしまう。
続巻も楽しみです。
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ネットで頼んで心待ちににしていました‼︎
あっという間な読了。
ただ前回の方が私は好き。
首洗い滝は昔、落人の首を刎ねていた場所。
その落人の祟りかと思っていたら違く、身重の美女と彫師の妄念から来るものだった。彫師は美女の事を思うあまり菩薩像に念が宿り顔を探して彷徨う。
なぁ〜んかイマイチだよね。
悲恋ってやつなのかな?
それでも怨念としては弱いと思う。
怪談としても前回よりは怖くなかった。
次に期待‼︎