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■本の感想メモ
東京23区一人称語りの本(山内マリコ『東京23話』)を読んだあと、「こんなのもあるよ」と会社のおねーさんが教えてくれた本。横浜市の18の区の土地神様が横浜ナンバーワンの座をかけて戦うという壮大なローカルファンタジー小説。
マンガみたいにサクサク読めます。
映画『翔んで埼玉』のヒットも記憶に新しい令和の春、これもアニメ化なんかされても楽しいかもねと思いつつ、横浜に(それなりに深く)縁のある人にしか響かないとなると実現性の低さに苦笑い。でも逆に横浜ラヴァー同士なら楽しく盛り上がれそうです。狭く濃く。
私はというと、横浜市民になって長いけれど、まだまだ知らないことばかり、作中にちりばめられているのであろう小ネタがどれほど拾えたのか、あまり手応えはない…。どこが古参の区で、どこが若い区なのか、どの区がどの区から生まれたのか、というかそもそも何区があるのか…といった基本的なことをこの本から教わりました。
住民なのにこうも基礎教養がないのは、良くも悪くも地元に縛られざるを得ない子ども時代をこの地で過ごしていないせいか。ハイティーン以降の学生生活やサラリーマン生活では、いまいち「地元」や「ご近所」とのつながりはなかなか深まらない。子どもができてからのここ数年になってやっと、住んでる街や地域のことを身近に思うようになったかも。私の横浜人生の本番はこれからかな。
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横浜産まれ横浜育ちだけど、このマンガっぽい文章、展開は苦手だった。
本当にマンガのコマのような描写、セリフ。いっそマンガだったら良かったのに。なぜ小説?
横浜市の各区の特徴はよく考えられていたけど、期待したほど横浜あるあるはなくて、唯一楽しかったのはドリームランドのくだりくらいかな。
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横浜の地理に詳しくない人にも解説があって優しい。
細かいようだが青葉の髪は短いと書いてあるのに巻末のイラストはお下げ髪だった。
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横浜の区を知ってる人には楽しく読めるんじゃないのかな。小説の設定が面白いなと思ったし、キャラ設定もなかなか。
そういえば、学生時代に地方出身の友達に「横浜は中区と西区しか認めん!」と言われたなあ・・・その気持ちはわからなくもないけれど、横浜だって山あり谷ありだからねぇ。「え、これで横浜!?」と言われるような場所の方がよっぽど多いのですよ。
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横浜出身だから、目の付け所が面白いと思ったが、ストーリーが緩慢に進んでいくというか、掴まれるものがなくて、途中で読むのをやめてしまった。
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保土ヶ谷の神、旭の神、鶴見の神など、横浜18区の「土地神」が横浜の大神の命で「横浜大戦争」を繰り広げる。
横浜市の行政区にそれぞれ土地神がいて、その神々が大戦争を繰り広げるという発想が面白いと思った。神々はいずれも、それぞれの行政区の特徴を汲んだ個性豊かなキャラクターである。
ただ、自分のように横浜市にあまり縁がない読者だと、面白さは半減だと思われる。神々が18柱もいるので、行政区のイメージを掴んでいないと、誰が誰だかわからなくなってきてしまう。
また、個人的には、ちょっと展開がバタバタし過ぎという印象であった。
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横浜在住のものとしては、ローカルネタ満載で、あーここここ!あるある!それそれ!と盛り上がりながら読みました。
自分の在住区が来ると、肩入れ、応援したくなる…笑笑
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横浜の各地の神を登場人物にして、戦わせるという発想は斬新だと思った。けれど、話自体は、登場人物が多いことやなぞの能力があることなどからごちゃごちゃしていて、ライトノベル作品の劣化版のような印象を受けた。途中で読むのをやめてしまったが、軽めの本を読みたいときにまた読みたいと思う。
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大雑把に言えば、横浜の18の区にそれぞれ土地神がいて、彼らが戦って1番を決める話。
注釈やキャラクター設定で、横浜の歴史や区のなりたちや位置関係に詳しくなれた。
第5章で神奈川の神が働くことについて言ったことがとても身にしみた。「一時に消費できる生命の運動量には限界値があるのに、君たちはそれが無限にあると思い込んでいる節がある(中略)消費した年は確かに成果が出るかもしれないけど、それは未来の運動量を借金して得た対価であって、あとで必ずツケが回ってくる。」
終章の保土ヶ谷の神の「相手のいい所しか知らないのは信頼じゃない。馬鹿なところとか悪いところを知った上で、それを妥協してもいいかと思えるのが信頼」という言葉にはなるほどなと思った。
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横浜各区の土地神たちが、横浜の大神の命令により、横浜のトップを懸けて戦う。各区の特徴を併せ持ったキャラクターたちが繰り広げる戦いは、笑いあり、涙あり。最後はちょっとうるっとくるようなヒューマン・ドラマ(神様なのに。。。) 気楽に楽しみたいときにオススメ!
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ランドマークタワーで開催された神奈川の大神の定例会で仕事に追い詰められた横浜の大神が高らかに叫ぶ。そうだ、横浜の中心を決めれば良い。
横浜の土地神ナンバーワンを決める、横浜大戦争の幕開けである!
土地神としての歴史は長く頭は切れるが誰にも干渉せずに過ごしている保土ヶ谷
動物掌握に長ける保土ヶ谷の弟、旭
姉御的存在、戸塚とその妹の栄、泉
肝っ玉母ちゃん南
南の息子で食い意地の張った港南
女子好きの医者、金沢
金沢の兄で実験好きな磯子
喧嘩っぱやい鶴見
マイペースな神奈川
ワーカホリックな港北
植物大好きでおっとりした緑
港北と緑の子供的存在な都築と青葉
真面目さが歪んでしまった西
西の姉で慈愛に満ちた中
風来坊な瀬谷
ホルモー、有頂天の横浜版、または飛んで埼玉風味?これ横浜のそれぞれの区がイメージできないと楽しさ半減では。
それぞれの区が私のイメージに近くてニヤニヤが止まらず。
金沢のチャラさに鶴見の祭り好きって!
保土ヶ谷、金沢は横国と市大あるからかー。
ドリームランドが懐かし過ぎる。ホテルエンパイア!何年ぶりに聞いたワード?!
瀬谷がなかなか登場しないから忘れたのかと思った。瀬谷の扱い…いや、瀬谷だし。
最後の神々のイラストはいらないかなー。
実写なら誰がやるんだろうと想像するのも楽しいし。
信頼とは何かがたぶんテーマ。でも、こういうどんちゃん騒ぎをただ楽しむのがかなり好き。
そして自分の横浜愛を再認識。
奇しくも、本日、開港記念日!
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土地の神様こんな形になるとは。一番決めろって無茶ぶり、神様もパワハラあるのね。これからは少子高齢化憂いたりするのかな?