投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ブランジェリークレバヤシに関わってたそれぞれの人たちの5年後が描かれている。
うーん、今までのように希実と暮林と弘基を中心に描いてくれたほうがよかったなーという印象だな。
その中で斑目さんとかソフィアさんのその後が垣間見えるとか、そういうのを期待してたんだけど。
なんか、ブランジェリークレバヤシに関係する人々についての現状報告的な感じがして、ちょっと物足りなかったかなー。
まぁ、それぞれがそれぞれの未来に向かって歩んでいるという終わり方で、よかったとは思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
最終回。みんなが幸せになれた気がしました。
時間が立ってみんなが幸せのポジションを見つけた感じです。
希実も弘基といい関係になり、なによりもこだまの変化がすごいなと実感。
パンを食べるから幸せなのか。幸せだからパンを食べるのか。幸せにもきっと仕込みが必要なのだと思う。誰とたべるか、ひとりで食べるか。
ひとなんか自分が生きてきた世界の基準でしか、なかなか物事をはかれない。だからいっしょに笑ったり、泣き合えるひとに出会えるって奇跡なんだと思う。
うーん、最終回なんだよね。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
前作の後日譚的な形式で、淡々と班目、ソフィア、弘基、希美の視点で語られる最終巻。
なんだか外伝的な短編集のように、一歩も二歩も本編から距離を置かれた冷めた感のある内容に少し戸惑いました。もっと大団円的な、大仰なラストシーンを期待していたので……。
正直、班目とソフィアの話は取って付けたような内容だし、弘樹と希美が付き合いだすとかもピンとこなくて、ずいぶんと雑な畳み方するなぁ、とすら思っていました。
しかし、エピローグの暮林の話がそうした微妙な印象をすべてひっくり返してくれました。
真夜中にパン屋を営業する理由。それが明らかになった瞬間、真夜中に開業しているという設定が単なる物珍しさではなく必然だったことを知った瞬間。
それが本シリーズ通しての印象を決定づけた瞬間でした。いろんなエピソードがありましたが、自分としてはこのシリーズは結局のところ、暮林陽介と美和子のお話だったんだなぁ、と。彼らの優しさに雨宿りする形で、希美を含むいろんな人たちが救われてきた、そんなお話だったのかと思った次第。
若干寂しくはありますが、かつてのこだまに似た少年が登場するエピローグを読んで、多分これからはすでに幸せになった人以外の、語られることのない人たちが幸せになっていくターンなのかなと思いました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「真夜中のパン屋さん」シリーズの最終巻。
「Mélanger(材料を混ぜ合わせる)」「Pétrissage & Pointage(生地を捏ねる&一次成型醗酵))」「Tourage & Façonnage(折り込み&整形)」「Cuisson(焼成)」の4つの中編で、それぞれ班目、ソフィア、弘基、希美を主人公に5年後の世界が描かれています。シリーズ全体の長いエピローグ。というか、後日譚です。
全体に盛り上がりは少なく、静かなトーンで語られます。
スピンアウト物にはこういうパターンも多いのですが、それが4編ぶら下がっている感じです。
なるほどこういう終わらせ方をしましたか。ちょっと意表を突かれた気もしまが、個人的にはこれは有りかと。ただ前作から時間が空きすぎて、端役にはついて行けなかったのが残念でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一冊ぶんのエピローグをひたすら読んでいた気がします。それぞれのキャラクター救い方が、云ってしまえばチープでありがちだけれど、好きなんだよなあ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
まよぱん最終巻。なんだかんだとみんな幸せになって良かった。特に斑目氏と多賀田くん。こだまが大人になっててびっくり。五年て大きい……。前半の斑目氏とソフィアの章がものすごく良かったので、後半のメイン組の方がちょっと物足りなく感じてしまった。弘基と希望がこうなることはものすごく期待していたのでその点は本当に嬉しかったんだけど、この内容なら一冊にしてくれてもよかったのでは……希望の自意識とかは読んでてちょいと辛い気持ちになったというか、もうちょっと整理つけてあげたかった。暮林さんも変わったのか変わってないのか、弘基の章は逆に軽すぎたというか……まあでもこれから二人(三人)で朝を迎えて前を向いていけそうなラストでよかった。まだ朝が来たばかり、なのかな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2017/07/01
最終話ということで、期待いっぱいで読みました!
みんなのその後〜総集編という感じだった。
今までの話がうる覚えの部分もあり、あれ?この人どこに出てきた?なんて思ったことも、、、(笑)
欲を言えば、弘樹と希望の話をもう少し読みたかったなぁ〜初々しい2人、その後が気になるよ!!
パン屋さんの営業時間が夜中なのは、そういうことだったのねー!!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
前巻で終わりだと思って居たらもう一冊出たんだ~と思ったもののすぐ飛びつく気にはなれずなんとなく読む本が無い日に買って読みました。うん、なんだか自分ツンデレっぽいな。
というわけで一気に五年後の世界に。脇を固めていた個性豊かな登場人物たちがちゃんと幸せになっていてそれは安心。その割に主役三人はあまり幸せになって無いような?クレさんは現状維持というか名実ともに一国一城の主となったのでまあ良いのでしょうがノゾミちゃんの大学一年目はそのまま一冊出せそうなエピソードだし、ヒロキの親の借金背負って独立ってのもなんだかなぁな展開で… 色々と戸惑いました。そして私は今だに不可解なのですが何故ノゾミ父の事をそれほどひた隠しにしなくてはならないのか?人間失格な親だから?なんかその辺りピンと来ないんですよね~
個人的にはエピローグ的位置づけなんだしこんな波乱万丈なイベントてんこ盛りにしなくてもよかったんじゃなかろうかなぁなんて思うんですが(パリの犯罪事件とか)。最後のクレさんのお話で原点回帰してくれた辺りでちょっとホっとしました。
こだまのソフィアへの態度は反抗期の息子がお母さんにイキがっちゃう感じで可愛いですね。それぐらい慕われてるんだよ!というのが本人わかってないのが又可愛いかったです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
まよパンシリーズ最終巻。
*
とっても良かった。
読み終わっちゃうのがすごく寂しかったんだけど、全員収まるところに収まって、ホッとしたっていうか…じんわり幸せな気持ちになれた。
*
こういうほっこり系の作品て読みたくなって買うんだけど、つい後回しにして積ん読になったりしちゃうんだけど、このシリーズは大好きで出るとすぐに買ってきて読む。
さらりとした文章なんだけど、どこか苦味みたいのがあって。
それが現実味があって良いんだよね。
*
みんなの幸せについて読んでたら、涙が出てきちゃって電車で堪えて読むのが大変だった。
*
本当に素敵なシリーズだから、また改めて読み返したいな。
あと、ドラマも続きやって欲しいなぁ。
今や売れっ子な土屋太鳳ちゃんが主演だったんですよ!
あの頃からめちゃ可愛かった。
*
そして、完結記念で応募者全員プレゼント企画で特別編が1冊貰える企画やってる!
早いとこ私も応募しなきゃ!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
いろんな過去の傷があっても、人は結局のところ助け助けられ、愛し愛される関係を求めるのだと思いました。
シリーズを通して、パンが隠れた主役だと思っていましたが、この最終巻でパンはあくまで補助的な役割を担っているだけで、主役は悩み多き登場人物なのだと感じました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
真夜パンシリーズ完結編。
前作からだいぶ時が経っており、
主要な登場人物たちの「後日談」の形で、
それぞれが主人公となる連作短編集。
希実は大学生になってて、ハハは亡くなってるし、
弘基は店をやめてフランスにいるし、
斑目氏は幸せにパパやってるし...と、
5年くらいの間にみな結構環境や様子が変わっている。
そう、「後日談」とは言っても、
「後日の現在進行形」のストーリーなのである。
環境が変わっている人が多いので、
今作ではブランジェリー・クレバヤシが、
ほとんど舞台として出てこない(^ ^;
が、それぞれの登場人物の中には
やはり小さからぬ存在としてあの店があり、
本作の「本当の主人公」は、希実ではなくて
暮林だったのだな、としみじみと実感させられる。
そして、美和子さんの存在もやはり大きい。
何と言うか...これまでの本作を読んでないと、
まったく何のこっちゃ分からないであろう一冊(^ ^;
未読の方は、騙されたと思ってぜひ通読を(^ ^;
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
なんだか面白くない。だらだら長くて辛かった。無理やり長くしたかったか、不要な部分を切り捨てる勇気がなかったか。とにかく、話がだらだらしていて物語がぼんやりしてしまった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
大団円、とは言わないけれど、いろんなものがいろんな人の気持ちが、それぞれ整理されてよかった。人にはそれぞれいろんな幸せのかたちがあるんだなぁ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
クレバヤシに集う人たち。
それぞれの午前5時。
それぞれの人生が足踏みをやめて
それぞれの方向へ進み始めている。
それぞれが自分だけの想いを抱えて
ひとりきりの物思いの中で迎える午前5時。
なのに その想いの中には
大切な人たちが いる。変わらずに。
シリーズ読了…かな?
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「まよパン」シリーズ完結!・・・ってことだけど、番外編ってかんじでしたね。
希実の母・律子の死から五年。
主要な登場人物たちの後日談。
それぞれが主人公となる連作短編集。
斑目氏の幸せなパパぶり・・・結婚したんだっけ!?
あー、なんか、そうだったかも・・・(忘れてるw)
希実は大学生になって・・・引き籠ってたり?
弘基は店をやめてフランスに行ってたり?
成長したこだまは中二病だったり?w
それぞれの登場人物の中に、小さからぬ存在としてブランジェリー・クレバヤシがあり、それは暮林と、やっぱり美和子さんの存在の大きさななのだな~。
これからもブランジェリー・クレバヤシは存在し続け、いろんな人たちと関わっていくんだろうな。