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決済資料の読み方観点で読みだしたが、具体的な事例、かつ、注目される題材が多いのでただただ勉強になった。電子書籍で読んだが、本で購入してグラフや資料ももう一度読み込みたい。
メモ
テイクレートとは、ECなどでの取扱高における売上の割合。ECでは規模の経済が効きやすい。購買頻度をあげる取り組みも必要。Yahooとかはロハコの日用品を活用し、対策。アマゾンは物流で。
fintechビジネスはECと相性がよい。リクルートが金融に踏み出したのは既存の中小ビジネスと連携できるから。またエアレジで情報も集められる。
カード事業では、リボ払いやキャッシングの方がテイクレートが格段によい。カードを利用するだけではただの後払いのため、店舗からの設置料くらいしか利益にならない。リボ払い、キャッシングは法定利息ギリギリまでカスタマーからお金をもらえる。
携帯大手3社は差別化しづらい業界の中で、付加サービスで差別化。エンタメのドコモ、金融のau、Yahooまかせのソフトバンク
。MVNOは収益は下がるが他への流入を減らすために各社実施中。
日本会計とIFRSではのれん代の考え方が大きく違う。新興ベンチャーを買うならばIFRSのほうがよい。が、運営が想定よりうまくいかないと大きな損となる。
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複数メディアの広告効果をクライアントがどう評価しているかについて、金額で客観的に見る方法として、こんな方法があるんだな、ということが分かった。
全編を丁寧に読んだわけではないが、参考になる本。
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決算の数字を根拠として、事業モデルやM&Aの仕組みを定量的に解き明かす。ただ、決算書を見ているだけで、その会社の事業の伸びがわかるわけでもないと感じた。少し難しかった。
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マルチプルの基準とかの判断基準を知りたいと思った。事例はなんとなく知ってることだったのでだいぶ読み飛ばした
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皆さんは、普段IR資料というものにどれくらい見ているだろうか。
私は、法人営業をやっていたころ、上場企業にお邪魔するときは、事前準備の一環として、決算説明会資料に目を通すようにしていた。
説明会資料は多くの会社でパワーポイントの資料にまとめてくれてあり、非常に分かりやすい。少し目を通すだけで、業績の推移や来期の戦略などか分かるようになっている。
本書は、元楽天の役員が、在籍当時のルーティンを活かして、書籍化したものである。
在籍当時のルーティンとは、月曜の全社員の前で役員が発表するトピックスの原稿を作ること。そのネタとして、競合他社の決算情報を分析し、役員に提出していたそうだ。
また、コンテンツ投稿サイトである「note」に決算分析の記事を投稿していたところ、好評となり、出版に至ったそうだ。
本書が、決算関連という少しお堅い分野の書籍の中でも、人気を博したことは、冒頭に彼のブログの読者だった人が、決算分析をやってどんなビジネスマンに変身できたか、を紹介したことにある。つまり、どんなメリットがあるかを明確に提示した点がわかりやすい。
一例をあげると、とある広告代理店の営業マンは、コンペの勝率の非常に高い営業マンになった。なぜか?クライアントに提案をする際、競合企業の決算を分析し、ここの指標で負けているので、この部分を広告宣伝で強化しましょうという、提案をしていたからだそうだ。
本題の中身だが、ビジネスモデルごとに、重要な指標を紹介した上で、具体的な社名を上げて、決算の詳細を分析していく。なぜ好調なのか?今後どんな戦略をとっていくのか。決算資料を読み込んでいくことで、それが手に取るように分かるようになる。
詳細については、本書を参照して欲しいが、具体的に何をすればいいのか。紹介しておきたい。
・決算説明会資料を読む(目安は15分程度)
・重要だと思う数字を把握
・競合他社の決算資料も確認し、違いをあぶりだしていく
・各社の戦略を把握する
著者も言っていることだが、私はこれを日々の仕事に具体的に活かしていくことが大切であり、一歩抜け出すコツになると思う。
分かりやすく言えば、自分のクライアント(お客様だったり、上司だったり)のために
決算資料を読んで情報を読み取るということになるだろう。
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【要約】
楽天時代に朝会のためのワントピックとして企業の決算書分析を始めた著者。noteでまとめていたものを今回本書に。
各業界の決算書から見るビジネスモデル等の分析をまとめた本
【所感】
・読み方をまとめた本かと思い覚悟して手に取ったが、各業界のビジネスモデルをわかりやすく解説してある内容。読み物としてとても面白い。
・実際に読みながらいくつかの決算書読んでみた。ポイントがわかると決算書を読んでいて気になるポイントが出てくるので面白い。
【メモ】
【ECのビジネス】
ネット売上=取扱高 × テイクレート
テイクレート=売上/取扱高(%)
Amazonのテイクレート=売上ー仕入れ料金
楽天のテイクレート=出店料+手数料+広告収入
−Amazonの場合は規模の経済効果で仕入れ値段が安くなればなるほど、販売価格を下げられるのでライバルとの差がつけられる。
−楽天はバランス良く3つのモデル。プラットフォーマーのため自社で商品を持って販売することはない。国内では大手では有るが海外での知名度は低い。テイクレートが7〜8%くらい
−Yahooショッピング。楽天・Amazonに対して後発。eコマース革命で、出店料と手数料を無料にして広告収入だけ。これだと中国のアリババと同じく3%程度のテイクレートになる。
取扱高=購買単価×購買頻度
では購買頻度を上げるには?
楽天が爽快ドラッグの大型買収に踏み切ったのは?
(楽天、爽快ドラッグを買収 89億円で :日本経済新聞 : https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28HHW_Y6A021C1000000/)
購買頻度を上げるという観点では「日用品EC市場」は非常に大きい
その文脈でやっていたのがYahoo×アスクルがやっていたLOHACO。2017年の5月で売上成長率が+36%。爽快ドラッグは売上成長率が+21%。
LOHACOの3つの強み
①アスクルが持っている自前の物流網が利用できた
②アスクルで培った賞品力でプライベートブランドをつくっている(LOHACO waterなど)。結果的にロはこの粗利が大きくなる
③アスクルの集客力では限界がある。そこでYahoo・ソフトバンクのマーケ力に頼り切る戦略
Amazonが物流を強化する理由
−アマゾンは自社で物流の番を使ったり、40台もの運送用の自家用飛行機を導入したりしている。
−感覚的には一社でヤマト運輸や佐川急便なみの物流投資をしている。
−購買頻度をあげるためには欲しいものがすぐに届くようになることが非常に重要。
Amazon一強のなかeBayが取る戦略は?
①3日以内で荷物が届くGuaranteed Deliveryの導入。今まではAmazonのほうが届くのが早いからAmazonだけ見て買おうという客が多かったが、eBayもチェックするようになる
②カタログ化。マーケットプレイス型なのでP2P。結果的に同じ商品が複数の出品者から出されて重複するような減少が起こる。これによって検索性が落ちて商品を探しづらい。
また実はECにおいてもスマホアプリからの購買のほうが確実に伸びてきている。現状は閲覧においてはスマホもWebも変わらないのに、Webでの購入のほうが倍以上多い��これはスマホでは購買用の機能が充実していないなどが考えられるので、早期にスマホアプリの拡充が求められる。
AWS
-アマゾンマーケットプレイスよりも利益で高い
-売上高成長率も高い
-第4の柱はアマゾンエコー
【FinTech】
4つの機能
・お金を預かる
・お金を貸す(金利で儲ける)
・決済・送金(手数料)
・ソフトウェア・SaaS(クラウド会計など)
ビジネスモデルを理解する2つのキーワード
「ストック」と「フロー」
1.お金を預かる機能の場合
売上収益=預金残高(ストック)×金利
2.貸し出すビジネス
売上収益=貸出残高(ストック)×金利
3.決済ビジネス
売上収益=決済の量(フロー)×手数料
クレジットカード
・手数料ビジネス
┗加盟店手数料
┗会員手数料
・クレジット事業
FinTechのビジネスはそもそもECのビジネスと相性がいい。
もともとはYahooがクレジットカードポイント7倍のビジネスをやっていたが、それはプレミア会員向けのもの
そこに目をつけた楽天が新規顧客の獲得などに目を向けて楽天ポイント7倍という企画を行った。
テイクレートが7%くらいだからかなりつまり設けたお金をそのまま投資するようなかなり突っ込んだ施策。
楽天はまずは楽天市場を使ってもらうという入口を作ることで、その後の儲けの大きい金融ビジネスに人を送り込めばいいという考えなのでこの試作ができる。
Yahooやリクルートなどは銀行機能を抱えていないので貸付ビジネスではバランスシートの貸付額ばかりが大きくなってしまう。なので本格的に貸付ビジネスに参入するには必ず傘下に銀行を収める。
−square・paypalなどの勝ち筋も面白い
−squareは導入費用だけで20万円ほどははらわないといけないクレジットカードの端末市場に対して、5000円程度で端末だけを導入すれば手数料だけでクレジットカードを使用できるスマホ型の決済機をつくった。
−ZOZOTOWNのつけ払いというシステムは2ヶ月だけの短期の貸出、年率にするとかなりの手数料になる(20%くらい)。
【広告のビジネス】
テレビ・ポータル・SNS
広告売上=ユーザー数 × ユーザーあたりの売上
−Facebookは圧倒的。だが既に広告の枠を伸ばす限界まで来ているので今後の成長率は鈍化するだろうということはザッカーバーグ自身が言っている。動画広告へのシフトの可能性もある
−TVから動画ストリーミングに時代は変化してきている
−AbemaTVは非常に良いスピードで成長。
【個人課金型のビジネスモデル】
個人課金で世界最強はNetFlix
−既にアメリカではかなりの普及。日本などの海外でも。
−動画コンテンツを自社でつくっている事が長期的に見た差別化につながっている
音楽ストリーミングではSpotyfyとPandora
−Spotyfyでは個人課金型のビジネス、Pandoraでは広告型のビジネス。利用者数という人数ではPandoraが勝利しているが、著作権などのコストなどもかかるためSpotyfyのような個人課金モデルのほうがマネタイズし易い
【携帯キャリア】
【M&A】
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▼概要
・決算書に日頃親しんでいない人に向けて
・主にIT関連のビジネスについて、決算書とビジネスモデルの基礎をわかりやすく説明している本
・ゴールは、「決算って数字ばかりで難しそう…」という「恐怖」を取り除いて、
読者が自ら決算を読む 「習慣 」をつけること
▼内容
◯「決算は難しい 」という思い込みを捨てよう
・他人の家庭の 「家計簿 」を覗くつもりで読む
・必要なのは四則演算のみ
・各ビジネスの構造を数式で理解する
(例えば…)
→ECビジネス:ネット売上 =取扱高 ×テイクレ ート
→F i n T e c hビジネス:売上収益 =預金残高 ×金利
→広告、個人課金、携帯キャリアビジネス:売上 =ユ ーザ ー数 ×ユ ーザ ーあたり
◯決算を読む習慣をつける方法
・関心がある業界の決算資料を 「1社 15分」で読む
・決算から得た知識を実際の仕事で使う
→同僚や友人との日頃の会話の中で 、決算の話題を提供する
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MBAを英語で取得したばかりの僕の隣で妻が挑戦的なタイトルの本を読んでいたので借りて読みました。決算(財務諸表)の数字たちを因数分解してその企業のビジネスモデル(収益の方程式)をあぶりだそうという内容です。よくまとまっているのです。
続きはこちら↓
https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2018/07/mba.html
Amazon↓
https://amzn.to/2KRuN2t
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この手の本としては異例(?)の売れ行きを示していると思われる「決算を読む習慣」。この本がどこが画期的かといえば、決算書という一見無味乾燥な数字からストーリーと戦略を見だして面白い読み物としているところ。決算書類は解説書的なものがほとんど、経営書は歴史読物のような経営者の人間模様だったり情緒的なものが多い日本。このような形でデータが読物として面白く読めるという本は初めてのスタイルといっていいのでは。今、特に若い人は恣意的な主張ではなく、エビデンスに基づいた説明を好む傾向が強く、それが支持され筆者の予想を超えた反響を読んでいるようだ。
一読してnoteもいくつか読んでいたので、重複する内容もあったが、新たな気づきも多い。個人的にはM&Aの章が知らないとことが多かったせいで特に興味深かった。
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私は一時期仕事として会社の決算情報の収集をしていたことがある。分析はしていないので決算書を読めるわけではないのが、それなりに関心を持って拾い読みをしているうちに、ちんぷんかんぷんなものが多少なりとも意味を持って理解できるようになってくる。その程度の人間にとって、この本はどうなのか。
結論から言うと、その程度でもこの本における上級者レベルにはなっている。難しいことは書いていないが、この本を読めば決算の簡単な読解はできるようになるということかと。
売上や利益以外の数字から、業績を反映している数字を捕捉する。決算に関係しない数字と関連させて解釈する。中の人が決算の数字をどう考えてるか、それを踏まえた上で今後どうしようとしているのか。同業他社との比較。あとは本の中ではさらっと書いてあるが、何が書いてあって何が書いてないか。ポイントはそのへんでしょうか。つまり、決算発表時の資料から決算書に載っていない情報をどう読み取るか、ですね。そこまで踏み込むことで、決算に関する情報がビジネスで使えるようになる、ということかと。
会計の専門家でなくても、同業他社の動向を常に気にしている人なら読むべき。著者がIT系の人なので実例はそっちの業種に偏っているが、業種が違ってもやり方は同じだと思います。
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この本を読んでビジネスの全体像に目を向け始めることができました。
決算からここまで読み解くのは本当にすごい。
決算資料は表面的な数字しかないため、自分で分解してビジネスを理解していく必要があるので、継続して実践する必要がある。
決算資料自体は説明資料のパワポであれば本当に15分で読めるので、継続して実践していきたい。
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気になる業界のビジネスモデル、マネタイズ、対象の業界で勝者となっている企業のストロングポイントが丁寧に分かりやすくまとめられていて、非常にタメになる内容だった。
個人的には、Netflixがコンテンツの品質にかける思いが数字にも明確に表れてる点が面白く感じた。
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面白い!こんな本を待っていた!
会計に疎い人間でも決算報告を理解する一つの方法が分かりやすく書かれている。決算から、何をどのように読み取ると、会社/業界のダイナミズムが読み取れるのか大いに参考になった。
へーとか、ほー、とか思いながら物語を読むように楽しめました。
まずは自分が属する業界の決算を深掘りして、自社や自分の立ち位置を明らかにして、次の一手を考えたいですね。
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本書は、タイトルは面倒くさいが、中身は面白い。事業や物事の構造を数字で解き明かす。数字に弱い自分に、ちょうどいい"喝!"になった。
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タイトルはとっつきにくいが読みやすく様々な業界の将来性、成長の理由などが明確に記載されている。
似たような会社でも実際の収益構造が異なっていたり、非常に興味深い。
とても勉強になりました。