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樹木の生命力に溢れた写真と樹木に対する感動や想い,憧れを綴るとともに,歴史や環境などにも触れ,人々への警告も発している.また写真がとても美しく素晴らしい.ただ文中に登場する樹が写真にあるのではないので,それも合わせて掲載してもらっているとよりわかりやすかったと思う.
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アンダソニア・グランディディエリやっぱすごいな・・・迫力・・・
ノルウェーカエデも綺麗だった・・・
ああとアルギロデンドロン属のぐんにゃりしてる根っこすき
樹に添えられた名言もチラホラグッド
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本の帯には『究極のサバイバーにして慈悲深い共生者』と。
樹木の生態の人間との関わりを94点の樹木写真とともに書かれた本。
人間の生活の中に多く存在する樹木。
気にしていない人の前にも、必ずそれは存在する。たしかに、人間と最も密接している共生者なのかもしれない。
自分は、高くそびえる樹木をしたから仰ぎ見て、葉の間からキラキラと溢れる陽の光を観るのが好きだ。
この本の中にも、その手の写真は多くあった。
新鮮だったのは、多くの幹だけを映し出す写真。
生命の根幹である幹が、キレイに整理がされた縦列写真。
力強いなーと思う。
長いエッセイの合間に引用句がいくつか散りばめられているが、そのいくつかに衝撃をうける。
なんて、簡潔に樹木を語れるのだろう。。
写真に癒され、言葉に力をもらえる本だった。
『樹木を植えることは、希望の苗をうえることだ。』(ルーシー・ラーコム)
『うれし涙を誘う木も、他の者には邪魔な植物にしか見えない。自然は馬鹿げた醜いものばかりだと思う者もいれば、そもそも自然にめったに目を向けない者もいる。しかし、想像力を持つ者の目には、自然は想像力の源そのものである。』(ウィリアム・ブレイク)
『樹木とは、大地が天に語りかけようとする絶え間ない努力の形である。』(ラビンドラナート・タゴール)
『孤独な樹は、もし育つとしたら、強く育つ。』(ウィストン・チャーチル)