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生活のコストカットはやりようによってはいくらでもできる。生活の支出について、それは本当に必要か、本質的かを考えるべきだ。
生活のコストカットは生業にできる。それがゲリラ的
ライスワークは仕事に対して大変に失礼だ。
ナリワイはブルーオーシャン。
そもそも、金を稼ぐよりも、自分で仕事を作って、笑いあえる仲間がいて、達成感を感じられて、楽しい、それが良い。
自分で仕事を作るという感覚が手に入ると晴れやかな景色が見えてくる
「会社ではあまり生きている感じがしない、なんとなくやめたいなぁ」という方は、やめるべきか悩むよりも、とりあえず余暇でナリワイを作りまくって、それが忙しくて会社に勤められない、というぐらいになってしょうがなくやめる、ぐらいの気持ちでいたほうがしぜんでよい。
エキサイティングな生活を作れるという丈夫な生活
田舎には仕事がないという幻想
外貨獲得的な産業振興は、それこそW杯に当たる。いきなり目指すもんじゃない
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現代の働き方に疑問を投げかける一冊です。
そもそも昔の人は、衣食住に関わるたいがいのことは、ほとんど自分でできたのに、特に日本の場合、高度成長期以降仕事が細分化され、しかも職種が大きく減少し、みんながみんな会社勤めをすることが当たり前になり、挙句の果て専門のことしかできなくなってしまいました。その上、給料として稼いだものは、大半を家のローンや家賃に使ってしまい、生活を楽しむ余裕がないどころか、健康まで害してしまっています。そんなことでイイの?そんな働き方って、本末転倒じゃないの?というのが本書の趣旨です。
なるほど、分業化の行き過ぎは、私たちの能力の低下を招いてしまったのかもしれません。そのことが自信喪失につながり、この先どうなるんだろう?という、ぼんやりした未来への不安を増幅させているのかもしれませんネ。
ここでいう〝ナリワイ〟とは、日々の暮らしと仕事のバランスを取ることではなく、いつの間にか生活から乖離してしまった仕事を、自分の手の届く範囲に近づけるというものです。著者はひとつの仕事で競争を勝ち抜くのではなく、いろんな仕事を組み合わせて生計をたてていくという方法を実践されています。
生活とは、暮らしとは何か?働くとはどういうことか?などなど、あらためていろいろ考える機会を与えていただきました。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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『ナリワイをつくる』(著:伊藤洋志)
読了した本がたまっています・・・
付箋部分を抜粋します
・そもそも、仕事はもっと多様性のあるものだった。季節ごとに生業は変わるし、色々な仕事があり、それを各自が
組み合わせて生活を組み立てていた(p5)
・現代社会に生きる私たちは、生活を自給する能力がかなり衰えている(p8)
・「ナリワイ」は「生業」だから、生活でもあり仕事でもある・・・中略・・・「ナリワイ」はあくまで、人生を直接
充実させるような仕事を指す(p9)
・ナリワイでは出発点は自分にある。自分の実感をどこまでどんな質で広げられるかがナリワイのサイズを決める(p679
・感覚はあっさり鈍磨するものである(p91)
・自分自身の眼球や耳、あるいは肌で「なんかありそう」ということを感知できるように感覚を研いでおくことが一つの
鍛錬である。そのためには余裕が必要である。精神と時間と体力の余裕である(p128)
・日々自分が行っている買い物を注意深く「勝負」と思って買うか買わないかを考え、判断していくことがよい鍛錬になるだろう。
惰性で買い物をしてはいけない(p135)
・21世紀のポストグローバリゼーションの生き方を考えるナリワイ的考え方としては、「なぜ」より「そもそも」を常に
考えて違和感を見つけていくのがよい(p136)
・何か困った問題も一個一個考えていくと、必ず策はあり、それを解くことができれば大きさには色々あるが、必ず自分の
ナリワイになるはずなのである(p1409
・練習もしないで試合に勝てないのは、当たり前のことなのである(p142)
・リスクヘッジになる技能と勘を常に磨いていくことが、日々の安心につながるのではないだろうか(p202)
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生活の糧を自ら作り出せるように思考を変えたり技術を獲得したりする。思い込みによる普通を疑うマインドセット作りからだな。
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最近、経済成長至上主義的な発想を相対化するような働きかたを説いている本を手にとることが多いのですが、著者たちの実践していることが非常に具体的に語られていて、たのしく読んでいます。
労働と余暇の新しいありかたをさぐるといってしまうと、どこかかまえてしまって議論に臨むということになりがちですが、じっさいに日々の生活のなかでそれが実現されている例というのは、案外こんなものなのかもしれない、と思ったりします。
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終身雇用伝説は終わったこの時代、一つの会社に勤めあげることに安心している場合ではない。
グローバル競争の中で肉食系のかなりハードな戦いをできるなんて一握り、資本主義の自由競争の中では常に新しい価値を作ること、常に新たな需要を作ること求められる。
そんな中で働く人間は、競争の中で自分の時間もなく消耗していく。
それよりも、今当然と思われていること、車をいっぱい売るだとか、に根本的に疑問をもつ、本当にそんなに車必要なの?、家にこんなに高い家賃払う必要あるの?
そうすると、本当に必要なものがわかってくる。
そして、生活で必要なものだけにコストカットして、無理せずできる「ナリワイ」を複数見つけ、自分が興味のもてる小さな仕事を積み上げていく。
というような考え方。
非常に素敵な生き方だと思う。
仕事への考え方、多様性が求められる世の中に必要な考え方だとも思う。
ただ、これを実践できるのは、大きい会社の中でもリーダーシップ発揮しているような、人間なのではないかと思う。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」ということわざがある。この本は、鶏口になれとはいっていないのだが、自分で自分の生活を成り立たせるには一人事業として、鶏口になるという事だと思う。
それはできる人とできない人がいる。
できない人はやはりどこかの組織にしがみつく方が良いのではないか。
また、この本は第一章と第二章に要旨が詰まっているので、そこを読むだけで内容がつかめます。
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大きな仕事を一つではなく、小さなナリワイをいくつも集めて稼ぐという生き方。
主に著者の体験談ですが、具体的なナリワイのつくり方というよりは、アイデア、即実行ということの大事さが書かれています。
少々考え方に違いはありますが、まあまあ面白かったです。
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遊びか仕事かわからない案件がいくつもある幸せ
本著は2012年発刊。「副業のススメ」や「正社員ならではのリスク」などなど、なぜ”ナリワイ”なのかに至る前提が、まだ世の中にそれほど共有されなかったはず。そんな世情を反映して、”働き方=生き方である”という大きな理念の提示に、かなりページが割かれているのが良いですね。改めて今読むべき本。
「デカイ案件」でなく、小さな楽しい仕事を多種多様にできるように
著者は体調不良(どうしようもない肌あれ)などをきっかけに会社員を辞め、雇われない生き方から”ナリワイを作る生き方”へとたどり着きます。ナリワイの実験者と自称する通り、様々な挑戦を日々繰り返しているそうです。
生活の自給度が上がるような、数万円〜数十万円の仕事を組み合わせる、というのが著者の”ナリワイ”。例えば、床を張る・野菜を作る、年に一度の収穫を手伝うと言った、まさに自給自足のイメージの”ナリワイ”もあるし、自分が「参加したい!」と思うセミナーやワークショップをとりあえずやってみる、というのも”ナリワイ”的だそう。大入り満員などは狙わない、1人でも参加があればいい、程度のぼちぼち感が大事、そして「プロ」の仕事になると途端につまらなくなるので、年に1〜2回程度の複数ある”ナリワイ”の一つにとどめておく(結婚式のプロデュースとか、海外旅行のプランニングとか)など、規模拡大とは別の考え方が、いい感じ
続きはブログへ!
https://hana-87.jp/2019/01/30/nariwaiwotsukuru/
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生活と遊びの中から複数の仕事を作る方法論について書かれています。「ナリワイ」とはなにで、それには何が必要で、どのように行われるかという説明が丁寧で、今後参考にしたい記述がいくつかありました。文庫化にあたり、「ナリワイ」への質問と回答が増補されており、ただの文庫化になっていないところが良かったです。
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2020.2
ナリワイという考え方。確かに。仕事に限らず興味あることを少しずつたくさんってのは楽しいかもしれない。いろんな手段を持ってることは武器になるよね。楽しみながらってのがいいな。
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具体的なヒントや手法は載っていない。そこは自分の頭で考える必要がある。
不満からなりわいが生まれるという点が唯一のヒントだと思う。
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サラリーマンとして働けば安泰と思っている人、なにか副業してみたいと思っている人は読んでみると面白い。
自分自身が楽しめることや不便に感じる事を自分でやって仕事にしてみる。小さく始めればリスクも小さいし、いくつも仕事があればしがみつかずに自分のペースでできる。サラリーマンはそれしかないから、不健康になるまで働く。
ナリワイをつくるための基礎的な鍛錬は2つ。 ①未来を見る ②日常生活の違和感を見つける 。
ナリワイ探しのヒントは、なぜよりそもそもで考える。(なぜ車が売れないのか?→そもそも車は必要なのか?)
そういう視点をもっておくのは大事だなと思った。
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おもしろかった。「なりわい」という考え方が、最後の解説できれいに説明されていたように、「まかない」という思想に根差したものであるのが、最後にすとんと腑に落ちた。
この著者の語りがしぶいので、結構年配かと思いきや、思いのほか若かった。「非バトルタイプ」とか、いちいちキーワードが示唆に満ちていてよい。
好きなことを仕事にする、とか、そういう対立構造でもなく、夢を追うにしても、夢が夢たるには、倍率に打ち勝つ必要があり、非バトルタイプにはつらい、という話も、おもしろかった。
がんばることは、思考停止。
余力を残しながらやるからこそ、それぞれにかんばりすぎず、無理が生まれず、楽しみながら、専業よりも本質的な仕事をすることができる。
大事なのは好きなことより、健康を失うような苦痛なやり方をしないこと。たしかに、どんなに好きなことでも、やっていて苦痛を感じるようであれば、それは望ましいナリワイではないのかもしれない。
ナリワイが世の中で必要とされている理由にはじまり、実際にナリワイを作っていくための方法などを、実例をもとに解説していく。
無理をしないということ、簡単に思えるけれど、世の中には思考停止を促す文言であふれている。ひとつの指針として、大事にしたい。
政治もしてみたいなあ。と思う。
ちょっとやってみよう、くらいの気持ちで、ナリワイを増やせるような論調が望ましい。現実と理想をくっつけようとしている努力が、これからの人たちの力になるといい。
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自立するってどんなことなんだろうと思い、そこに自分なりの答えやヒントを見出だしたくてこの本を読みました。
人生の大半を仕事に費やすとするのなら、自分が好きなことや楽しいと思えることを仕事にしたいと思っています。
ナリワイをつくる。純粋にとてもわくわくしました。
具体的な内容で心に残ったのが、結婚式は現代のように大金をかけずとも、自分たちで作ることができるのではないかというところ。
社会人になった年、貯金の最初の目標が『結婚資金を貯める』というものでした。(予定もなかったのですが…笑)
ただ、結婚式はお金がかかるものという前提に、これまで何ら疑問を持っていなかったということです。
日常のなかで触れる様々な出来事に、様々な視点をもってみるというところに、自立して生計を立てることのヒントがたくさん隠れているのかもしれないと気付けたことが一番の収穫だったと思う。
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外部の資本主義市場でひたすら拡大と成長を求める「恐竜ビジネスモデル」は必然的にゼロサムゲームになり多くの脱落者を生み出す。
一方で本書のナリワイは「微生物ビジネスモデル」つまり生活と一体化したような小さな仕事の組み合わせていく方法のため、外部環境に依存せず、自分ならではの生き方ができる。
●ナリワイのアイデアを考える
●そのアイデアがどういう意味をもつか検証する
●選んだナリワイの価値が実現する証拠を揃える。
ポイントは
・「なぜ」ではなく「そもそも」を検証する
・困りごとを見つける
→プロの目線ではなく素人の目線だからこその面白さ(プロの限界)
ひたすら上にのぼりつめてNo1を目指すよりも、
自分自身が幸せだと感じる生活を自ら生み出せるようになりたい。