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時間資本主義では「動く」ことが重要になる。
それにより、人間の分類も変化する。
第1象限 ネオ・エリート
第2象限 ファーブル型人間
第3象限 引きこもり型人間
第4象限 伝統的エリート
ネオ・エリートを許容する社会構築が必要。
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ネットショッピングが爆発的に進歩した。いつでも簡単に注文できるようになった。送料無料も当たり前になった。モノの動きの最後だけ人海戦術。追いつけない。全ての家に宅配ボックスがあれば、配達する人はラクなのに。せめて、3分の1ぐらいあればなあ。
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昨今多数出版されているIoTとかAIとかシェアリングエコノミー等に纏わるビジネス書籍の中では優しく解りやすく、それでいて「へ~すっごーい!」感を損なっていない素敵な1冊だと思いました。…と云う感想からしてタイトルが的外れなんじゃないかとか思ってしまいましたが、いやいや。タイトルに惹かれて手にしたものですから、それはそれで成功しているんじゃないかと。
タイトルにある宅配についての問題解決への提案も、面白いと思いました。
他の方も感想に書かれていらっしゃいますが、カラオケボックスやカーシェアリングの使用方法が、認知していたモノと今はだいぶ違う事にビックリしました。
あと、トイレを登録して云々も面白いなあと。(でも実際、お腹痛めたリーマンがピンポン連打でトイレ借りますって来たら怯んでしまうと思う…)
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今、かなり荒波にもまれている小売、流通業界についての分析だ。
サービスにおいての同時性を排することで
宅配の形が変わるということを言っているが、
正味なところ「同時性」という言葉の定義は甘い。
「時間価値」も何を指しているかはだいぶ恣意的になっていると思う。
最終的に配送されるモノと受け取る人は同時にある。
同時でないのは「サーブする」という動詞である。
動詞と名詞の時勢が一致しなくともヒトとヒト、ヒトとモノが出会うことが肝である。
それはどのように解消されるかと言えば、
動詞のアーカイブ化と、需要側からのアクティブな
マッチング行動をサポートする技術だ。
ここまでは本書と僕の意見は現象の分析として大差はないけれど
終章にいたって、妙なところに希望を持たせようとする
コンサルさんみたいな話ぶりになってしまう。
っていうか、動くビジネスパーソン以外の生き方にも価値を持たせられるのが
動詞のアーカイブ化だと思うし、結びつけて価値を高めるのは
実は消費者側の嗜みとして新たな領野を拓いていくのだと思います。
とはいえ、実地で経済を見ている人らしく実例はしっかりとしていて
アマゾンゴーの画期性を今更知ることもできて有意義でした。
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想像以上に薄っぺらい内容。同時性解消の社会論とか大げさに言うが、結局は受け取りチャネルを増やせという陳腐な主張。サルトルとかニーチェを無理やり引き合いに出すスノビッシュさが嫌な感じに拍車をかける。
新しい情報は何もないけど、何が起きているのかはちゃんと書けているので、その辺は参考にしてもよし。
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同時性解消という観点から宅配問題を考察した本。宅配問題をネタに同時性解消を論じた本、という方が正確か。
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本書は現在のイノベーションがどのような方向に向かっているかを把握するために、コンパクトに論点が概観するために、非常に役立つ。
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サービスにおける時間と空間の同時性が崩れている、という話をするのに、宅配を少し引き合いに出したという印象
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◎vol.407 『宅配がなくなる日同時性解消の社会論』(松岡真宏著, 山手剛人著/ 日本経済新聞出版社)
http://www.shirayu.com/letter/2017/000827.html
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タイトルになっている宅配の未来だけでなく、自分たちのこれからの未来の時間や空間の使い方について描かれており、ワクワクしながら読めました。
面白かったです。
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・自動販売機→宅配ボックスへ。
・カーシェアリングの空間を細切れ私用時間に利用。
・カフェで仕事よりもコワーキングスペースの簡易利用
・高まっているのは時間価値である。
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現代社会に特有のテーマを切り口に、「時間」を金銭と同等の資本と捉えて、それによっていかにビジネス環境が変容しているかを解説している。
ただし、同時性解消はインパクトの大きいものの、それを単に追い求めればビジネスの成功に繋がるわけではなく、自社の課題を本質的に掘り下げて、かつ置かれているポジション・強みを理解した上で戦略を打つことが大切。(節約時間価値、想像時間価値)
宅配という名前から物流業界の話題を想像したが、あくまで一例であり、どの業界でも当てはまるトピックである。
また、同時性解消の社会論というサブタイトルにもあるように、経済学的視点で現代社会の特徴も浮き彫りにしている。
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『#宅配がなくなる日』
ほぼ日書評 Day444
軽く来し方を振り返り、この後の時代を考えるには、良いテキスト。
タイトルの「宅配がなくなる」とは、各戸配達の供給者と受益者が、同じ時刻に同じ場所に存在する「同時性」が成立しない現代において、再配達コストがいわば臨界点に達し、宅配をビジネスとして継続できなくなるタイミングが来る。その状況へのひとつの解が、(過剰設置でいまやほとんど利益の上がらない)飲料自販機に宅配ロッカーが置き換わるということらしい。
初版が2017年6月の本なので、執筆から数えるとちょうど5年ほどだろう。第2章からは先端的なITを使ったビジネスイノベーションに主題が移るのだが、時代の移り変わりの早さには驚きを禁じ得ない。
ちなみに444は、長島茂雄さんの生涯ホームラン本数、書評数がこれに並んだというのも個人的には感慨深い。
https://amzn.to/3y03irP
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"選択""購入""受取り"というプロセスにおいて、いまだ"同時性解消"がされていないのは"受取り"。
消費者にとって、受取りの同時性解消は、時間の節約だけでなく、本来的には、節約した時間を使って別の何かを創造することを意味する。
そして、その創造は同時性により活性化する、というところが興味深い。
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宅配便における「受け取り」の問題を端緒に、様々な現代のサービス業の同時性解消の流れの解説、将来の展望。
著者はスマホの登場を「農耕革命以降、特定の何かに縛り付けられた時間からの解放が可能となった」と語るが、却ってスマホに縛り付けられているとも思われるような。