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【ネタバレあり】
メイデン通りシリーズ十作目。
blackmailer(脅迫者)な公爵×有能なハウスキーパー。
作者サイトで英語難民ながら
あらすじをちょっと見てびっくりしてました。
公爵の相手がハウスキーパーか、と。
前作レビューでも述べましたが
このハウスキーパーのブリジット・クラムは
五作目のゴドリック・セントジョン(一作目ヒーロー、ケール卿の友人で、セントジャイルズの亡霊のひとり)と
マーガレット(愛称メグス。二作目ヒーロー、グリフィンの妹)の話で
初登場します。
ケール卿の母アメリアからの紹介で
セントジョンの屋敷へ入ったものの
その後、本作ヒーロー(モンゴメリー公爵ヴァレンタイン・ネイピア)に引き抜かれたのですが
実は彼女、公爵が脅迫に用いている証拠品を探す為に動いていたのでした。
本作品で彼女の生い立ちが判明するのですが
その一方で、前作品でも大きな柱と言える「混沌の王」なる秘密組織の実体が、更に少しずつ明らかになっていきます。
(前作ヒロイン・イヴのトラウマの原因でした)
ヒーロー・ヴァル(あえて「ブ」ではなく「ヴ」表記にしてます)の複雑な性格言動と
ヒロイン・ブリジットの有能さに興味を持ちながら、ほぼ一気読み。
ヒーローのファミリーネームは
ダウントン・アビーのイヴリン・ネイピアから取ったのか? と思ったり、
新たな登場人物にドゥ・シャルトルが出てくるので
オルレアン公と関係があるのかな?? と思ったり。
当時のイギリス王室に関して曖昧な知識しか持っていないので
検索しながら読んでました(笑)。
次作ヒロインや次々作ヒロインも楽しみ。
追記 終盤のシーンにおいて
たくさんの子供達がいたようです。
きっと、これまで登場したヒロイン達の子供達なのかなと。
にしても、登場人物が多いので
私の頭の中でもごちゃごちゃです(笑)。
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(追記 備忘録 これまでの作品のヒーローヒロイン)
一作目:
ケール卿(男爵)ラザラス・ハンティントン
テンペランス(メイクピース兄弟次女、未亡人)
二作目:
グリフィン(原語だとリーディング卿)
レディ・ヘロ・バッテン(ウェイクフィールド公爵妹)
三作目:
ミッキー・オコナー
サイレンス(メイクピース兄弟三女、既婚者から未亡人へ)
四作目:
ウィンター・メイクピース(兄弟三男、孤児院経営者)
レディ・イザベル・ベッキンホール(未亡人)
五作目:
ゴドリック・セントジョン(ケール卿の友人)
レディ・マーガレット・リーディング(グリフィン妹)
六作目:
ウェイクフィールド公爵マキシマス・バッテン
(レディ・ヘロの兄)
アーティミス・グリーヴズ
(レディ・ピネロピのコンパニオン)
七作目:
キルボーン子爵アポロ・グリーヴズ(アーティミス弟)
リリー・スタンプ(女優)
八作目:
ジェイムズ・トレヴィロン
(名前変えましたね)
レディ・フィービー・バッテン
(マキシマスとヘロの妹)
九作目:
エイサ・メイクピース(兄弟の次男)
イヴ・ディンウッディ
(モンゴメリー公爵の異母妹)