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奈津さんとお母さんの話はヤバいー。
ホント泣く。
メイン処の幽霊はそんなんでも無かったけど、夏神さんも結果的に良かった・・・!!
ハッピーな巻でした。
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雨の夜に訪れた幽霊は、死んで間もない事から
存在がかなりくっきりとしていた。
最初に出てきて、それからほとんどいるだけ。
さくっと出てきたというのに、未練が分からず
日常生活が進みます。
小説家の先生が書いていた、モデルにした~が
結構な量になってきた、というのと、それによって
置いておかれた過去が分かってきます。
結局、言わないと分からないだろうな、というのは
誰しも当然、ですが、行動も起こさなければ
さっぱり、という状態。
今回は義姉と境遇が同じという幽霊によって
今まで抱えてきた過去が語られていきます。
偏見はどこにでもあるし、どうしようもないし
けれど疑った目で見るのはどうだろう? だし。
結局、導くのは、周囲にいる大人、です。
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子供が生まれてから、この類いに涙腺が弱くなっていますが…
伏線弱い気もしつつ、でもふと思うことって実際こんなものですよね。
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最後の晩ごはん、8作目。表紙、新キャラかと思ったらロイド?見た目はじじい、中身は子供なロイドが可愛いので、もっとじじいの外見でいいのに!
ここ数巻は舞台がばんめし屋を離れていたけど、今回はばんめし屋に幽霊がやってくるという初期のパターンに戻っていて、よかった。やはり夏神さんがいて海里とロイドがいるばんめし屋が好きです。
今回は、海里の母の愛と、夏神さんの長年の想いが報われたところに泣かされた。すべてが思い通りというわけではなかったけど、香苗さんの両親も最大限の歩み寄りをしてくれたんだと思う。夏神さんよかったなぁ…としみじみ泣いた。
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?久しぶりのお客さん
?心の旅
?心を包む
?旅の仲間
?見えないけれど、そこにあるもの
、わだかまりも解けてきた海里がこれまでなかなか聞けなかった家族の本音を聞くシーンは、誰しも何らかジーンとくるものがあるように思う。私ももっと母に思いを聞いておけば良かったと思うし、身近だからこそ話して分かり合いたいと思った。
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未練がわからない施設育ちの青年幽霊を案じる海里が自身がモデルの淡海の原稿を読み、いつも根本的に海里より兄の味方だったと母に怖ず怖ずと告げたり、施設育ちの奈津と海里母の絆等、家族間が解かれる。手紙を送り続ける夏神の一方的さも解かれて、七夕飾りの願い事が一途すぎて可愛い。快活で軽快な会話が楽しくて魅力。
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今回は珍しいタイプの幽霊さんだった。
奈都さんの過去にもっと触れるかと思っていたけどメインは奈都さんより海里くんだった。海里くん、本当にいい子だな。淡海先生の小説も気になるなー。
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今回のお話もよかったなあ。シリーズ初めの頃の人間関係の緊張がほぐれてきて、お互いに遠慮なくおせっかいができるようになっている感じが温かく感じる。死んでしまっても未練はないと言いつつ成仏できない青年を放っておけない3人の優しさが嬉しいし、心にしみる。ミカン缶入りのマカロニサラダ、確かに子どものころ食べたなあ。音と味と匂いは古い記憶を呼び戻す、という話が印象的。心が温かくなる思い出を音と味と匂いでたくさん家族に残してあげたいなあと思った。
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夜だけ営業の定食屋〈ばんめし屋〉を舞台にした、ちょっと不思議でほんわかする物語シリーズ第八作。
今回は塚本という青年の幽霊をメインに、シリーズの本来の形に路線を戻して展開する。
塚本はこれまでの幽霊たちとは違い姿もはっきりしているし、普通に会話も出来る。
彼はこの世に未練などないと言い切り成仏したがっているのだが、なら何故いまだにさ迷っているのか。
久しぶりの奈津登場。
暗い出自とは裏腹に前向きでサバサバした気持ちの良い彼女だが、やはり心に抱えているものはあるようだ。
同時に海里自身もずっと抱えていた、母親に対する鬱屈した思いがあって、それが今回少し晴れたのは良かった。
それにしても一憲・海里兄弟は正に「名は体を表す」だ。
また店長・夏神の過去との決着にも新しい展開がある。夏神の亡くなった彼女の両親の思いにも感心。
そして年齢のわりに無邪気な付喪神ロイドの存在にも救われる。
このトリオは良いバランスで心地好い。
前作では俳優業への未練を覗かせていた海里だが、今作では〈ばんめし屋〉の新たなメニュー開発に意欲的。
やはり〈ばんめし屋〉での海里を見ていたいなぁ。
淡海先生の、海里をモデルにした小説の完成も楽しみ。
しかしイラストがくにみつさんに変わって、キャラクターたちが随分若返ったような。
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夏神さんの悩みに一区切りついてよかった。
みんな精一杯努力している人ばかりなので、今回の塚本くんが異質で共感を呼びます。
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「久しぶりのお客さん」
雨が降り続く中現れたのは。
もしかしたら誰の目にもハッキリと目に見える程の幽霊なのかもしれないが、亡くなって日が浅いだけで未練が無いというのは気になるな。
彼は自分自身の体験から存在を信じている人間だが、職業柄こんな滅多に無い機会を見逃す訳もないだろうがインタビュー内容はかなり頭を使うだろうな。
「心の旅」
彼が主人公になった物語を。
普通の小説やドラマだと中々感情移入する事は難しいだろうが、自分自身が体験した事と重なったり何かしら接点が見つかった途端に一気に入り込んでしまうだろうな。
タブーだと思っている話題だとしても、それは自分にとって都合の悪い話で相手が不愉快に思う話だとしても気になるのなら色々と覚悟の上で聞くのも有りなのかもな。
「心を包む」
彼がずっと抱え続けていた。
自分が思い込んでいただけで本当は違う真実があるかもしれないという期待はあまりいいとは思えないが、大人になり冷静に話を聞けば納得出来る事もあるのだろうな。
何年も歳月が流れてから突然過去にしたい出来事を蒸し返されるのは嫌だろうが、彼だって遺された側の人間である事に変わりはないのにな。
「旅の仲間」
自分で見つけた希望を胸に。
同じ境遇から始まった人生なら幼い頃に感じた事など沢山あるだろうし、その後の人生や考え方が真逆だったとしても彼なりに必死に生きたはずなのにな。
もしも話し合えたとしても互いに傷跡が癒えていなかったら、自分の想いを相手にぶつけるだけになり余計に傷が深く広がる可能性も捨てきれないからな。
「見えないけれど、そこにあるもの」
彼がずっと探していた答え。
施設で育ったからと余計な言葉を投げかけたりする訳でなく周りの人と同じ様に自分の事を思ってくれる人が居たら、ただそれだけで彼は幸せだったのだろうな。
彼は自分自身の誤解を解きたいのでは無く、彼女の名誉を護りたいという気持ちが少なくとも弁護士の方に響いたからこそ再び彼女に会う事を許されたのだろうな。
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バイク事故で亡くなって彷徨い、ばんめし屋に現れた塚本くん。自分の未練が何かわからない彼のために海里が奔走する。施設育ちという理由で大人からの差別や偏見、子供ならではの残酷な言葉、奈都への海里のお母さんの愛情溢れる言葉に泣きそうになった。海里も淡海先生の小説のためのインタビューをきっかけに両親、兄の自分への思いを聞いてよかった。夏神さん、彼女のお墓参りに行って一歩進めたのね。
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前述の通り、数年ぶりに再熱した読書やけど、読みかけてたシリーズものは
「どこまで読んだっけ?」
状態。
この話も、なんとなく読んだような気がするけど、再読でもいいや、と、思って借りた。
案の定再読やったけど、めちゃくちゃ面白かった…。
先日読んだ「ハケン飯友」は、前半部分(の地文)が
「妙にコマギレ文章やな?」
と、思ったけれど、やっぱりこの話はコマギレ感はなかった。あの話は対象の読者がお若いのかな?
それにしても面白かった…。奈津さんの過去の話は半泣きになったし、最後のマカロニサラダと塚本くんのエピソードもやっぱり半泣きになったし、夏神さんのエンディングもよかった…。
他者が、奈津さん、塚本くん、夏神さんへ向ける好意がわたしの涙腺を刺激するんやなと思った。
著者の表現するこういった間接的な好意がとても好き。押しつけがましくなくて、くどくなくて、でも、わたしのなかの柔らかいところをぐぐっと抉ってくるね。
海里くんはどんどん料理がうまくなるね。すごいなあ。ガパオ的ライスもおいしそう。あるもので何とかする、というのができる時点でかなりの料理上手やで。
次作も読んでるような気がするけど、とりあえずまた予約した。
面白い。読書を再開するなら著者のシリーズで、て思ってたけど、思ってた以上に面白くて加速度級に読書が最熱してる。楽しい。
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シリーズ進むにつれて、幽霊要素いる……?
などと思ってしまってたけど、本巻読んだら
自分でもびっくりするくらい泣いてしまった
この世に何も未練がないと言っていた幽霊の塚本くんの
エピソード、すごく悲しかった。
なんでだろ……
夏神さんの話も少し進んでます。
いいひとしかおらん……
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海里くんのお母さんの優しさが!息子海里にはもちろん、息子の嫁の奈津さんにも!!
一憲の海里くんの愛も再確認できて(笑)、お父さんの話も聞くことができて、実は淡海先生がいい仕事してる!?
夏神さんも、ホント良かった(*^^*)短冊の願いは叶ったかな??
マカロニサラダにミカンの缶詰は、給食だよね♪
カレーが食べたくなっちゃったな。。。