紙の本
心温まる。
2017/06/29 23:03
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投稿者:やちゃまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ最新作。いつも読み終えるとじんわり温かくほっこり出来るので大好きです。
それにいつも食事が美味しそうだし^^
今作も良かったです。プロローグで海里の義姉の話が書かれていて、本編でこの世に執着の無い幽霊さんが登場してきて、いろいろどういう風に繋がるんだろうって思ってたけれど。最後はじんわりとしてしまいました。
あと、ずっと苦しんできた夏神の思いがようやく救われた気がしたラストで、まずはシリーズ一段落かな。
次の展開を楽しみにしてます。
紙の本
過去があるからこそ
2022/07/25 07:45
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ8
今回は読んでいてヘビーな巻だった。
いつものように軽やかに描かれてはいるのですけれど。
過去は過去として現在にのしかかってくる感じ
過去があるからこそ現在がありますしね。
海里がお母さんに話を聞くところは
思わず涙がじんわりでてきました。
(奈津さんに対するお母さんの言葉もぐっときました)
塚本さんのはじめ君とそのお母さんの話もじわじわ涙が。
切ない。
そして、夏神さんの手紙の結果が・・・。
やっぱりこちらはヘビーだ。
それでも七夕の短冊にあの文言を書けた夏神さんに
ほっとした。
幽霊に一所懸命になる海里や夏神の気持ちが嬉しいなぁって
思った巻でした。
余談:
それでも、みかん入のマカロニサラダは遠慮したい。
(今まで食べたことはないなぁ。)
果物がおかず料理に入っているの苦手です。
(酢豚のパイナップルとかポテトサラダのりんごとか・・・
冷や麦のミカンとサクランボとか冷麺のスイカとか!)
どうしていれるんだーって子供の頃から思ってましたので
三つ子の魂なんとやらなのでしょうね。
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もう第八弾なのか。毎回面白いのだが展開がゆっくりすぎて・・・。今回の料理はマカロニサラダ。我が家のにもアレ入ってます(笑)
あらすじ(背表紙より)
庫県芦屋市。雨の夜、定食屋「ばんめし屋」を訪れた珍客は、青年の幽霊・塚本だった。元俳優で店員の海里は、店長の夏神たちと事情を聞くことに。なぜか今までのどの幽霊よりも意思疎通できるものの、塚本は「この世に未練などない」と言い切る。けれど成仏できなければ、悪霊になってしまいかねない。困惑する海里たちだが、彼ら自身にも、過去と向き合う瞬間が訪れて…。優しい涙がとまらない、お料理青春小説第8弾!
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「なんで僕、成仏できひんのやろ?」
夜のみ営業の定食屋・ばんめし屋を訪れた、
迷子幽霊の塚本。元俳優で店員の海里は
塚本を成仏させるために頑張るけれど…。
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今回幽霊はお店の近くでバイクに乗ってて撥ねられた青年。この世に未練も何もない孤児だった青年なので漂っている理由が分からない。でも霊感の薄い夏神にすら見えるので何かきっとあるはず!そんな夏神には元彼女だったご両親の代理で弁護士が来て、手紙を送ってくれるな、と言い、、、
今回のレシピは海里が先生に作ったガパオライス的なもの。作ったら家族に好評でした!
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気が付いたら発売してた!
登場人物のイラストが載ってるですが、
「奈津」さんってこんな感じだったんだ。
人物に分けて感想を書くぉ!
「五十嵐奈津」
「奈津」さんって施設っ子だったんですよね。
つか、
今までそういう人に会ったことないけど、
やっぱり差別にいじめって普通にあるもんですか施設っ子って。
親はいればいいってもんじゃないけどね。
つか、
義理の母、つまり「海里」君や「一憲」君の母親に怒られたエピソードは泣けた!
つか、
「特権」ですね、確かに!
こんな嫁姑ばっかりだったら世界は平和だ!
「五十嵐海里」
過去の話しを親に聞きに行く!
当時の母親の気持ちやら、
「海里」って名前の由来なんかもでてきて、
ちょっと涙でそうでした。
ただ、
「一憲」ってのはどうなの?
ちょっとこじつけすぎない?
つか、
同じく「一憲」のプロポーズの言葉気になるよね!
「夏神留二」
懺悔の気持ちでいいのかな?
死んだ恋人の両親に手紙を出して出して出してたら、
弁護士が来た!
もう、
手紙を送るなって!
でも、
手紙を出したお陰で「お墓」の場所を教えてもらえることになる。
安直に、
ご両親と仲直りなんかしておめでとう!
と、
いう展開だけは避けて欲しかっただけにありなエピソードでした。
ノーミスな人生なんてあり得ませんが、
ノーミスで生きていきたいですな。
そして、
ミスっちゃってもやり直しが効く世界であって欲しいと願うね。
「男の幽霊・塚本健」
最初ははっきり目に見えるくらいの新鮮な幽霊でした。
死んであの世に逝かず、
この世に居るってことは未練があるはずなんですが、
なにもない。。。
なにもない。。。
なにもない。。。
そういう幽霊っていてもいいんじゃないかな?
と、
思ってたけど、
ひょんなことからみかん?マカロニ?クソ!
って、
いうレベルのどうでもいいエピソードで解決を図りやがったな!
回収できなくなって適当にまとめやがったな!
と、
いう感じがしたんでここだけ微妙というか残念。
最近の草食系男子とか、
絶食系男子とか悟り世代って言われる人って死んだら幽霊にならなさそう。
この世に未練とかありますか?
と、
聞きたい。
次は、
改めて「海里」x「一憲」ですかね?
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シリーズ8作目。前回の感想で、大の大人の男が簡単に泣いたり赤裸々に本心を吐露しまくるのはいかがなものか…と書いたし今でもそう思うけど、今回はもう泣いて良し!夏神さん、積年の艱難辛苦がようやく報われました。おめでとう。思わずもらい泣き…ぐすぐす。明朗で優しい海里と天真爛漫なロイドの存在が、夏神にとってどれだけ救いになっただろう。奈津さんも生まれの不幸を乗り越えて素敵な家族を持つに至ったし、世の中捨てたもんじゃないなぁと思わせてくれる物語でした。シリーズがまだまだ続きますように。
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【収録作品】プロローグ/一章 久しぶりのお客さん/二章 心の旅/三章 心を包む/四章 旅の仲間/五章 見えないけれど、そこにあるもの/エピローグ
それぞれが過去を振り返り、今の立ち位置を確かめる話。挫折してからどう立ち直るかが大切だと、軽い語り口で伝えてくれる。
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最後の晩ごはんシリーズ、第8弾。
旧友に久しぶりに会うような気持ちで読めるキャラクターたち。
幽霊のお客様は、自分では人生に何も心残りはない、何事にも執着しないで生きてきたから、失って惜しいものなどない、なぜ成仏できないのだろう…と悩む。
自分の知らないところで動いていた家族の気持ち。
自分と同じように、失った人を悼んでいた誰かの気持ち。
心の奥深くしまわれていた、自分でも忘れていた思い。
そんなものに気づいていく。
過去に何も悔いを持たない人はいないと思う。
けれど…
起きてしまった事は変えられないけれど、過去を読み解いていけば、今の何かが変わるかもしれない。
――プロローグ
海里の兄嫁、五十嵐奈津は獣医さん。
ある日連れてこられた捨て猫に、自分の過去を重ねてしまう。
一章 久しぶりのお客さん
梅雨時の雨続きで、「ばんめし屋」は閑古鳥が鳴いている。
そこへ、やけにはっきり見える青年が、戸をすり抜けて入ってきた。
二章 心の旅
小説家の淡海は、海里をモデルに小説を書いている。
出来上がったところまで読んで感想を聞かせてほしい、と海里は淡海の自宅に招かれる。
その内容にショックを受ける海里だが、更に作品の厚みを出すために聞かせてほしい事がある、という依頼に戸惑う。
三章 心を包む
意を決して実家を訪れた海里。
子供のころからわだかまっていた気持ちを母に吐露する。
一方、その留守、夏神の元には弁護士が訪れていた。
四章 旅の仲間
同じ生い立ちでも、生きる姿勢が正反対だった。
生き方が悪かったから、こんな結果に…?
自分の人生をそう振り返るのはつらい。
五章 見えないけれどそこにあるもの
たとえ消えるとしても、たとえ消えたとしても、生きてきたこと、生まれてきたことを肯定したい。
――エピローグ
缶みかん入りのマカロニサラダ、チープで懐かしい昭和の味。
私も給食で食べたかもしれない。
うどんみたいに柔らかいスパゲティのサラダでした。
―――――――――――――
みんながつらいときにも、ロイドの一言が癒しをくれます。
人間の心の機微もわかるようになってきたのでは?
眼鏡のくせに(笑)
海里の成長も嬉しい!
ランチデートか~、お母さん、羨ましいな。
夏神さんも、本当に良かったです。
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夏神さんと彼女ファミリーの話しはこれで終わりなのかな?
ファンタジー部分満載だから、そのうち彼女が幽霊となって現れるのかなぁって思ってみたけど(笑)
ミカン入りサラダ、給食で食べたけど家ではさすがに作る気しないなぁ。
ばんめし屋みたいにお店の副菜でちょこっと食べるくらいが理想だよなぁ。
2017.8.30読了
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夏神さんがさぁ…性癖に刺さりすぎてさぁ…。
身体デカくてゴツくてワイルド系イケメンなのに、すぐカミソリ負けする柔肌で繊細で泣き虫で寂しがり屋ででもケンカ強いとかホント可愛すぎて…夏神さんがヒロインって事で良いよねもう…
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なんだかロイドの可愛さが増してる気がします。
紳士風の癖に(笑)
3人の関係性がとても心地よいです。
プロローグ読んだ段階では
奈津さんメインか?と思ったけど
そこまでってほどではなく。
幽霊さんも具体的な無念がなかなか掴めず
誰メインなのかはよくわからない感じです。
それでも夏神さんも海里もそれぞれが前に進んだのはわかって
ほっこりしました。
続きも早く出てほしいです( ´∀`)
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海里のお母さんが素敵。お兄さんは出番少ないのにデレ感がすごい。マカロニサラダはあまり心引かれなかった。
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本作では、2回泣かされそうになりました。
最後のほうに書かれているように
食べ物の記憶は、それを食べた当時の
聴覚や資格や触覚、おおよそ五感のすべての
記憶とつながり、時に呼び醒ましてくれるもの。
亡父が作ってくれた油ギトギトの炒飯。
亡母が「味噌だき」と呼んでいた
豚肉と白菜の味噌味の鍋料理。
この数年間に亡くした両親の思い出も
食べ物から思い起こされる。
今回のキーになるマカロニサラダ。
うちも亡母が同じ作り方をしていた時期がある。
保育所の給食調理の仕事に
長年たずさわっていたからかもしれない。
夏神が前に進めたこと、それが何よりも嬉しい。
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シリーズ第8弾。今回は、何が心残りで幽霊になってしまったのか分からないという青年幽霊 塚本君のお話。
赤ん坊の頃から施設で過ごし、いい事なんて何もなかったと言う塚本君に対し、本人すら忘れている夢の手掛かりを真剣に探す海里たち。
このシリーズ、海里や夏神さんはもちろん、脇を固める人たちも本当に好い人ばかりで、読んでいてホッとする。
そして、そんな周りの人たちの影響もあり、目を背けていた自分の過去と向き合うようになった海里と夏神さん。
自暴自棄になった末に、自分を見つめ直し成長してきた2人。悩んだり後悔したり、苦しんだりしながら、ようやく報われた夏神さんに思わずもらい泣きしそうになった。
今回の缶みかん入りマカロニサラダ、そう言えば昔給食とか食べたことあったなーと懐かしく思い出した。確かに昔食べた物の記憶は、忘れていた記憶を呼び起こすのかも知れない。
ちなみに、我が家のマカロニサラダにはリンゴが入っていたけど。