紙の本
腐れ縁の4人
2017/07/30 15:32
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
悠、翠、竜平、瑛一の4人がそろうのは最後というとき、4人が何を想うかで関係性がうかがえる。いつまでも学生のままでいられないからこそ、区切りをつけようとする寂しさだったり葛藤だったり、心の内をさらけ出したりと4人なりの言葉が紡がれてます。
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大学時代からの友人4人。
30歳になりそれぞれの関係性や進む道も変わって行く。
一人一人が愛おしく共感。
タイトルや帯からの印象とはまったく違った清々しさ。
竜平の絵が見てみたくなった。
【図書館・初読・7/7読了】
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美大に通っていた頃からの仲良し4人組。
悠、翠、竜平、瑛一と物語は進む。
紅一点、翠も30歳になり、素の部分を出してくるようになった。
読み手が引いてしまうようなキラキラと眩しい関係でもなく、それぞれが程よく変化していく様が描かれている。
この先、4人の関係は、このまま変わらないのかもしれないし、途切れてしまうかもしれない。
それも、4人にとっては要らぬ心配なのだよ、きっと。
そう思わせてくれる。
良かった!!この作品。
白岩さんが、ご自身の思いを存分に書かれている気がする。
詳しいことは分からないけれど
担当編集者さんと、息がピッタリ合ったということなのかな?
素人考えですが。
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「自分にとっての大事なものが変わってく。順番つけてるわけじゃないのにね」
それでも確かに存在した関係性を抱きしめて1人1人の人生を生きていく。
人と人との関係は永遠ではないから。だから愛おしい。
いつか思い出して泣きたくなるようなキラキラを今生きている。
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別れと後悔の先のストーリー。
30歳になった同級生四人の物語…だそうな。
数週間前に読み終わったばかりなのに読みやすかった、としか残っていない。
そんなこともあったな、と思いつつ、感情移入できなかったのは、自分が歳をとったからだけではなく、つるむのが苦手だったからだと思い出した。
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好みだ、この雰囲気。
特別ぶっ飛んだキャラや展開でもなくて劇的な事も起きないけど、登場人物皆それぞれがちょびっとずつ関係を進めていくのが良かった。
自分の中に、悠と共通する部分もあれば瑛一と共通する部分もあり「あーそれわかる…」というのも何度かあり。
いつまでも関係続けてほしいな、この4人。
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悩み事がなさそうにしている人も、皆色々悩んで生活していることを、再認識する小説。
人それぞれの人生模様替え描かれた話で、引き込まれてしまう。
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大学時代の友人4人組それぞれの別れとその先が描かれた優しい物語だった。
突飛な展開がなく、穏やかに読める。
同じ経験はなくても、誰もが4人のどこかに共感できるのではないかと思う。
最初は表紙になぜカメレオン?と思ったが、読めば納得。