電子書籍
読みにくかった
2019/03/18 07:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
実録で書かれているせいか、正直読みにくかったです。
もっと物語を期待してたんですがね・・・
面白そうなタイトルだっただけに残念でした
投稿元:
レビューを見る
いわくのある家を一軒に集めて建て直し、そこで暮らすとどうなるかを試みる。
そんな「家」に住んだ者たちに降りかかる運命は・・・。
ありえない設定の幽霊屋敷怪談です。
実話かフィクションか。
現実と虚構が入り交じり、その災いは読者にも降りかかる。
ぞくぞくとさせるミステリホラーです。
投稿元:
レビューを見る
すっごい怖いんだけど所々自分の著作の広告的なのが入って怖さを和らげてくれる。最初の黒い家が1番怖かったかな。
投稿元:
レビューを見る
本屋さんで一目見た瞬間に魅かれました。タイトルだけでこんなに想像力を掻き立てられるのもそうそうありません。表紙を眺め、内容を妄想し続け半年。ようやく読み始めることができました。
よせばいいのに、この人の作品を読むのは決まって夜。それも音の出るものを一切止めて、静寂の中、本に向き合う。そうすると、自分でも不思議なくらい本にのめり込んでしまい、もうこんな時間か、といったことがよくありました。もしかしたら、本に憑かれていたのかもしれません。
危険な好奇心は身を滅ぼしてしまいますが、三津田さんの場合は興味というよりはむしろ囚われている、といった方がしっくりきます。どう足掻いてもこの人の世界からは抜け出せない。読了後、そんなことをふと思ってしまいました。
投稿元:
レビューを見る
再読
2023年6月11日
5年ぶりに再読。
何故か覚えていた内容と少し違っていてそれが怖かったです。
2章の「白い屋敷」の作家志望の若者(幡杜)の手記の中で、書いたはずの小説の原稿を見て呆然とする幡杜の原稿は三津田氏と三間坂(主に三津田氏)の予想で、
烏合邸に関する手記にとって代わっていたのではないか、とあったのに私の記憶では何故か「文章にならない文章」を書いていたと記憶していた。
文字にならないような文字、というか。
支離滅裂な文章。
幡杜が呆然とする文章の近くにゲシュタルト崩壊という文字があったからそれで結びついてしまったのだろうか。
ただ、気味の悪いことに私はこの文章にならない文章の原稿を映像として記憶しているようで、こんなシーンだったという回想が何故か文字とも言えない文字が原稿に書かれたカットだった。
あの記憶はいったい何だったのだろう。
読んでいる途中で著者の他作品「怪談のテープ起こし」、前作ではしれっと「のぞきめ」という言葉が出てきており、リンクしている感じが面白い。
まだ6月だが、このぞくぞくする感じは読んでいてとても楽しい。
-------------------------------------------
今まであまり三津田作品で怖いと思ったことはなかったのですが、
これは割とゾクゾクする感じで楽しめました。
忌館と本作が三津田作品の中では特に好きな作品だと思います。
設定として、
いわく付きの物件(家や部屋)を寄せ集め一つの建物にする、というものですが、
いわく付きの話を一つの小説にする、
それこそ「わざと忌み噺を纏めて編む」という感じでしょうか。
なんでまたわざわざそんなことを、、、、という設定をあえて貫く。
前作の「どこの家にも〜」よりこちらの方が好みでした。
(正直このシリーズに出てくる作者と同名の三津田氏は
自分語りや蘊蓄の応酬が多く、あまり好きになれない人物というか、(勿論実際の三津田信三氏がどう言った人物かはわからないですし、本人と合わせているとは思っていないですが)
会話シーンが中だるみと感じる要素なのだろうかと思ってしまうのですが、、。)
投稿元:
レビューを見る
シリーズ化して登場。家にまつわるホラーだが、「何かがいる」曰く付きの家に実験的に住む者たちの連作短編集。住んでいくうちにおかしな感じになったり、最初から不気味だったりと色々な恐怖があったが、一番気味が悪かったのは「黒の家」。普通の暮らしをしていると想像しながら読んでいくうちに徐々に何かがおかしいと気づき、次の話でその謎が解ける部分にゾッとした。慣れたのか前作ほどの怖さはなかったが、こういう普通だと思っていたことが異常だったことに気づいたときの気持ちの悪さが強く印象に残る話だった。
投稿元:
レビューを見る
もう怖すぎる。一人でいる時に読んでるとビクビクしてしまう!昼間でも。夜に一人では読めない。
特段怪異が起きなくても良かった。
この人の本を読んでホントに怪異かと思っ事あったし
「首無…」だったか。
後味悪い怖さって分かってて読んでしまう自分が馬鹿だなぁと思う。
投稿元:
レビューを見る
ホラーミステリの第一人者、三津田さんの新作長編。
忌み家に住んだり訪れたりした人達の四つの記録がホラー仕立てで、幕間の三津田さんと編集者がその記録の中の怪奇現象の謎を憶測を交えて推理するパートがミステリ仕立て。
ホラーの部分は不気味で怖かった。ミステリがイマイチ。どうせ最後はウヤムヤになるのだから、もっと強引で突拍子の無い推理の方が楽しめたと思う。読者に呪われない様に注意を促すのも、そろそろ飽きてきた。
タイトルは語感が良くて巧い。著作の中でも一二を競う名タイトルだろう。
投稿元:
レビューを見る
「どこの家にも怖いものはいる」の続編というか、姉妹編というか。今回も魅力的ながら、とことん厭な空気が付きまといっぱなしのホラーです。夜中にひっそり一人で読むと、怖さは三倍四倍増し。電話とかインターホンが鳴ったら飛び上がりそうです。
いわくのある家を寄せ集めて合体させた「烏合邸」をめぐる恐怖の物語。黒い部屋、白い屋敷、赤い医院、青い邸宅。どれをとっても嫌! 外から見てみたい気はしますが(障りがないなら)。いくら報酬もらっても住みたくないなあこれは。
それぞれの部屋の住人達の主観の物語から作家による考察に移ると、それなりの合理的な「解釈」が語られ、ある程度の謎が解かれる面もあるのですが。だからといって恐怖が減るわけでもなく。むしろ「黒い部屋」の異様さは、あの真相を知った後のほうが怖いかも。そして作家に襲い掛かる数々の怪異。これ、まさか読者のほうには……来ませんよね? これって完全なフィクションですよね?(泣)
投稿元:
レビューを見る
いわく付きの物件を寄せ集めて建てた家に、人を住まわせたらどうなるか…という実験?の話。
タイトルから想像して物好きが自分で住むのかと思ったら他人を犠牲にするのか!
住人の日記や報告書がめちゃくちゃ怖い。特に黒い部屋の母親が徐々におかしくなっていくのが…。住人たちは皆事情や思惑があるものの、こんな怪異にあっても家を出ていかないのが不思議。度胸ありすぎ。
しかし、残念なのはここからクライマックスというところで終わってしまうこと。被験者たちのその後や、彼らを集めた人物の目的、怪異の理由など、気になることが全て分からないまま。
元々実話系の体裁をとっているとはいえ、読者に情報提供を求めて結末を丸投げするのはちょっとひどい。続編があると信じて待ちます。
投稿元:
レビューを見る
作家「三津田信三」が家にまつわる怪異に挑むシリーズ・・・別に挑んでるわけでもないか。
いくつもの人死にのあったいわくつきの家屋をそのまま移築し、あたかもキメラのように建つ「烏合邸」のお話。
自分はこの作家さんの特徴としてホラーとミステリの融合みたいなものがあると思ってまして。作品というかシリーズによってそれがホラーよりだったりミステリよりだったりあるにせよ。要するにホラーでありながら部分的にはきちんと解釈がなされてるのがとても好きなんですが、今回は結局よくわからない部分が多く終わってしまったのが残念。ここまでわからないと逆に怖さが弱まるような気すらします。登場人物が「怖い」と感じていてもいまいち伝わってきづらいというか。
それぞれの章というか家屋が色でわけられているんですが、「黒」以外はなんでその色なのかこれといってないようで。。。実は他者からは「黒こげた廃屋にみえる」という黒の真相はかなりグッときたのでそんな感じで他のも期待したんですけども。。。
投稿元:
レビューを見る
無理やり 幽霊屋敷をつくる
酔狂な金持ちの道楽なのですが
そこへ 人を送り込むのが
本当に嫌らしい趣味です。
最初は 怪異が怖くて
読んでても 泣きそうになるのですが
だんだん 腹が立ってきて!
こんなに怖いんだから
金持ちが自分で住め
と思うぐらい 怖かったです
投稿元:
レビューを見る
ホラーミステリーが得意な作者さんの作品ではありますが今回はわりとホラー寄り。一応推理というか推測もしてますが、いつも以上に有耶無耶な終わりかた。でも、ホラーはよくわからないものこそが最高に恐ろしいと思うのでそれでいいのだとおもう。
曰く付きの家を移転してくっつけた奇妙な建物の話。家 というのは本来一番安堵できる場所であるはずなのに、そこが怪異の巣となるとどうしようもなさが募るなあと思った。
一話目の黒の家からしてもう嫌な感じ満々なのですが、次の白の家の章に移ったときにわかる黒の家の真実にまた不気味さが増す。
白の家の怪異もいやなかんじで、それに続く赤の家の怪異は普通に物凄く怖い。
青の家がすこしばかり異色かなと思うけれど面白かった。やっぱりこの作者さんのホラーはすごく不気味で、正体が掴めなくて大好き。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りた本。火事や殺人や自殺など、いわくつきの家を買い集め、それを合体して巨大な集合住宅にし金で雇った人間に住んでもらう。条件は日々の様子を日記に書く事。巨大住宅は、黒い家・白い家・赤い家・青い家があるが最初の黒い家は本気で怖かった。年少の男の子と母親が住むのだが、段々と…
投稿元:
レビューを見る
『どこの家にも…』の方が怖さはあったかな…。
結局ミステリーの謎解きを披露するならしっかりはっきり謎解きしてほしいと感じるラスト。
でも、段々住人が壊れていく様は読んでてゾクッとします。