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道警シリーズ第8弾(だと思う…)
前作が落ち着いた大人の恋愛の要素を交えていて、それがあまり面白くなく、もう読むのを辞めようかと思ったけど、発売されるとやはり読んでしまう。
しかも、今回はがっつり事件もの。本来の道警シリーズの面白さが戻って来た。
前半は園芸店での窃盗事件を追う佐伯たちと、万引きした少年を補導したが、取り逃がしてしまい、その行方を追う百合たちの話が交互に描かれる。どちらの事件も、事件としては小規模なもので、この二つの物語がどう繋がっていくのか、かなり手さぐり状態。しかし、後半に入り、二つの事件の接点が見つかった時、事件はいきなりスケールアップする。
過去の不祥事により、捜査の本筋を外されながらも、地道に捜査を続ける佐伯、津久井、百合の存在感が感じられる作品。道警シリーズはこうでなきゃ、面白くない!
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園芸店での硝酸アンモニウム盗難。模型店での工具万引き。この二つを結びつけるJR爆破計画。犯人と少年を結びつける微妙な連帯感。二人の人生の背景を詳細に描くことで、お互いの結び付きに納得することが出来る。
徐々にチームが犯人の目的に近付く様も、なかなか面白いものが有った。
終盤まで十分楽しめていたのだが、まさかの少年自供(寝返り)と爆破寸前のコード切り。そして自暴自棄に陥ったはずである犯人の改心によるラストは、今一つと言わざるを得ないです。
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道警シリーズ第8弾。
このシリーズは骨太でクオリティも高いと思います。
今回は札幌市を舞台に佐伯と小島がそれぞれかかわる事件が交わって大きな事件に発展するというサスペンスの醍醐味がありました。
電車トリックは西村京太郎バリの緻密さで、時刻表がほしかったです。
犯人の行動を読むところは、レギュラーメンバー贔屓の感もありますが、展開は納得です。
レギュラーの変化がマンネリを打破していると思いますので、佐伯と小島の関係もさらなる発展はないものの気になりますし、新宮が落ち着いてきてしまったのがちょっと寂しいです。
事件に関しては、犯人の最後の犯行の目的が良くわからないのが残念でした。
治作も期待です。
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いや~お見事。道警・大通警察署シリーズの真骨頂だと思います。展開も人物描写もパーフェクト。すぐに映画化できます。もう次回作が楽しみです。
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久々のチーム佐伯。
おなじみの面々が扱うバラバラの事件。
それが収斂していき、一つの大事件が浮かび上がる。
安心の面白さ。
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佐伯と百合子の話で進めて、丁寧に書かれ、じっくり読めた、うまく書かれていた。西村京太郎?って感じのとこもあるけれど、鉄分少しある私としては、興味津々でした。
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チーム佐伯のシリーズの最新刊です。
真夏の札幌が舞台。
肥料の窃盗、精密工具の万引きなどから見えてくる、爆弾製造の影。
誰が何を狙っているのか。
バラバラの事件がつながると、初めて全貌が見えてきます。
何を爆破するのか。
タイムリミットが迫る中、チーム佐伯が八面六臂の大活躍です。
次回作も楽しみです。
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道警シリーズ第8作。札幌で一人の少年が行方不明になり爆薬材料の盗難が相次ぐ。二つの事件が重なるときJR北海道を辞めさせられ不遇な人生を送る男が復讐劇が明らかになる。それを阻止するために彼を追う佐伯達大通署チームだがタイムリミットが刻々と迫る…。序盤中盤はやや冗長だが最後は盛り上がって大団円。
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道警シリーズ第8弾。
大通署刑事3課の佐伯と新宮が、園芸店から爆弾の材料となる硝酸アンモニウムの盗難事件の捜査あたると、JR北海道を懲戒解雇となった男が容疑者として浮かぶ。一方、生活安全課の小島は、万引きを行った少年を署に連行するが、目を離した隙に逃げられてしまう。2人は一緒だったが、先に発見した少年は多くを語らず。爆弾はいつ、どこで。。。
札幌駅で繰り広げられるシーンの緊迫感はよかった。途中、もう少し公安がらみの話になるのかなとも思ったが、おなじみのメンバーの活躍は安定的。蛇足だが、電車トリックは、なんとなく西村京太郎作品を思い出した。
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北海道警シリーズの第8弾。
精密工具の万引き、硝酸アンモニウムの窃盗、電気雷管の盗難。。。小島百合、佐伯、新宮コンビがそれぞれ扱った3つの事件がひとつに繋がった時、復讐の爆破計画が輪郭をあらわにする。
いつものメンバーが活躍する安定のシリーズ。ジャズバー「ブラックバード」でのやり取りもお約束。
このシリーズ、事件がいつもこのメンバー中心に完結しご都合主義な感じは否めないが、それもご愛敬で、新刊が出るとやっぱり読んでしまう。
今回の事件、背景にJR北海道の酷い体質が描かれ、事件は解決するも、やりきれない思いが残るラストだった。
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佐々木譲さんらしい、読み応えのある警察小説。
舞台は佐々木さんお得意の北海道で、ページをめくる毎に、スリル・緊張感・期待感が盛り上がっていく。
本当に構成が上手な人だなぁ、と改めて思った。
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道警シリーズ好きだけど今回は・・・
というかだんだんつまらなくなってきてる
キャラクターが皆だんだん強烈さをなくし個性が弱くなっている。
特に女警官の小島百合、子供から聴取もできなければその子供の親にもなめられても何もできない無能ぶり。以前のキレがない。
地道な捜査描写はしっかりしてますがクライマックスでの爆弾を爆発1分以内にコードを切って止めるってもうありがちすぎて笑えるよ・・・
佐伯の立ち位置もだいたい固定されたから完結していいんじゃないかな
次で完結させていいんじゃないかな
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シリーズで読んでいたらもう少し感情移入も出来たであろうけども
最後まで登場人物の性格が希薄なまま終わった。
ラストにどんでん返しもなくただただ読み終えましたっていう収束感
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工具や、硝安が別々に盗まれた。爆弾の材料だが、爆弾が作られるとはまだ判断できない。
JR北海道に尻尾切りされた男が浮上する。
やはり爆弾を作って実行しようとしている。
ではどこで、実行する気なのか。
ギリギリのところで阻止する
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北海道警察シリーズ。
JR北海道の企業体質も描かれており
鉄道の描写も本格的でよい。
でも、僕は鉄ちゃんではないので
ここまでは逆に不要かな。