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呪いの映画vs.霊捜研!
進化する鬼才・柴田勝家が贈る SF+ミステリの最先端!
出演者が必ず死ぬ映画の謎に、心霊科学が挑む。
映画監督・小平千手が撮影する映画『生きている人達』シリーズの出演者が次々にバラバラ死体で発見された。映画にかけられた呪いなのか。陰陽師・御陵清太郎と刑事・音名井高潔は捜査に乗り出すが、謎は深まるばかり。無情にも新作の撮影が続行されるなか、次の犠牲者を防ぐために霊捜研の研究員・曵月柩が持ちかけたとんでもない提案とは……!? 心霊捜査ミステリ第2弾!
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なかなか入り組んだお話。霊現象とか祟りなんかの説明付けが良くできているので、なんかなるほどなぁと思っちゃうね。
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陰陽師+刑事が心霊事件の謎を解くシリーズ第2弾。
あるシリーズ映画の出演者が次々とバラバラ死体で発見され、霊捜研が捜査に乗り出すが謎は深まるばかり。その間にも次の映画の撮影が始まって…
心霊現象がある程度科学的に解明されうる世界設定なので、霊子や怨素といったものが手がかりになり、それに慣れるまでは読むのがもたついたが、終盤の霊と憑依された人の関係の考察などは面白かった。
エピローグでは謎の男も登場したし、次作に期待。
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心霊科学が発達し犯罪捜査にも使われるようになった日本を舞台にした特殊設定ミステリ。怨霊や憑依と言った超自然現象も一定のルールに従うので、ロジックに取り込める。ただ、そうした心霊科学の設定が細かすぎ、読者の側に伝わりにくいので本気で犯人当てをするのは少し難しいかも知れない。終盤で怪異の謎がロジカルに解き明かされる、ミステリ的展開を持つホラーだと思った方がいいかも知れない。それでもロジックは緻密で真相は意外で凄惨。愉しい。