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安定の面白さ。今回もよかった。気づけばぐいぐい引き込まれている。もう7作目なんだな。
劇場型犯罪にしてはちょっと地味な気もするけど。
続編も出てるみたいですが、塔子と鷹野が今後どうなるとか、そういう恋愛要素入れてほしくないな。。
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青い供花は、喉で咲く。劇場型犯罪を推理で追え!
惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。新聞社には「警察とのゲーム」を仄めかす挑発的なメールが届き、殺人分析班は怨恨の線で動き出すが、犯人の魔の手は警察にも及ぶ。
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気づけば、もうシリーズ7作目になるんですね。すっかり馴染みとなった「無敗のイレブン」こと捜査一課第11係の面々たちの活躍は、自分にとってはもうサザエさんクラスのお馴染み感があります。
ただ、それは裏を返せば新鮮味が薄れてきたとも言えるわけで、驚きや予想外の展開を期待されることが多いと思われるミステリという分野では、あまり良い方に作用するとは思えません。
やはり本作も総じてそのような印象を受けてしまい、読後の感想としては「事件が解決してよかったね」程度の感想しか抱けていなかったりします(尾留川の活躍は“見栄え”する内容でしたが)。
唯一、今後の展開に希望が持てる点があったとすれば、過去に鷹野とコンビを組んでいた沢木の話が出てきた点。8作目以降で彼の死に関する真相が明かされていくのかなーと、妄想が捗ります。
とはいえ、それだけのために1冊の本を買うための出費と読了するまでの時間とを消費させられているわけで、そこに納得感があるかと問われるとちょっと微妙な気持ちなってしまうのは確か。
次回作で本作への先行投資が高いものではなかったと思わせてほしいものです。
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201707/面白かったし、シリーズものならではのお馴染み感もあって楽しめるんだけど、事件パートはちょっと物足りず。途中で出てくる業界用語のとこも(私が同業界ってこともあるが)わざとらしさが強く…。塔子と鷹野の進展にはいまいち興味ないので、会話もいちいち冗長に思える(でもファンにはきゅんとたまらないのかも)。とはいえ、今後も楽しみなシリーズではある。
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塔子たち十一課が活躍する7作目。周りからは「無敵のイレブン」と呼ばれているらしい。
あらすじ
若い資産家が殺害後、喉に花を活けられた状態で発見される。妻は行方がわからないが、新聞社に「クラスター16」と名乗る犯人から予告状が届く。頼みの鷹野は、亡くなった相棒の姉と連絡を取っていて、事件に集中できず、塔子とはチームワークが合っていない…。
久しぶりに悩む塔子の印象。鷹野と二人でマイペースに事件を解いていたのとは違って、だんだん成長してくんだな。塔子と尾留川のコンビも若々しくて楽しかった。
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惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。新聞社には「警察とのゲーム」を仄めかす挑発的なメールが届き、殺人分析班の如月塔子ら警察は怨恨の線で動き出す。しかし犯人の魔の手は警察にも及び、ついにー。
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警視庁殺人分析班シリーズの「女神の骨格」を読んだ。面白かったので、次にこの作品を読んだ。タイトルの「蝶の力学」はあまり意味はなかった。警視庁捜査第一課殺人班捜査第十一係の如月塔子と先輩刑事鷹野秀明が活躍するシリーズだが、今回は最初の方で、その鷹野が、犯人に刺されて、入院し、別の先輩刑事と組んだ如月が、周りの助けを得ながら、活躍する。
今回の殺人事件のネタ、保険金の「同時死亡の推定」は結構多くの刑事物に採用されている。別に新しくはないが、途中で、このネタが、直ぐわかってしまったのが惜しい。最後は少し捻ってくれてはいるが、もう少し捻って欲しかった。でも面白かった。
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うーん。
星3.5かなぁ。
シリーズも進んできたし 書き手としては 鷹野主任が入院して 新しい一歩を踏み出す塔子が見どころなんだろうけど
わたしが読みたかったのとは ちょっと違ったかなぁ。
虚空の糸あたりから 塔子も頼もしくなってきて 鷹野主任とのコンビも 塔子のヒラメキと鷹野主任の緻密な捜査の 絶妙な組合せが 巻を増すごとにブラッシュアップされてきてる気がして良かったんだけどなぁ。今回もさらに輝きを増したであろう絶妙なコンビネーションが読みたかったので残念。あと 毎回最後の一捻りが なるほどねーって感じだったんだけど 今回はあまり冴えてなかったような…。
鷹野主任のキャラも今回ちょっとブレてて いつもと違う人間鷹野を描きたかったんだろうけど 鷹野主任はいつもの鷹野主任の方がいいなぁ。
モンクばっかりになっちゃいましたねー 笑。
シリーズを書き続けるって大変なことだし ノッテるときと イマイチなときが あるのは仕方ないのだろうとは思う。
わたし的には このシリーズ 虚空の糸から聖者の凶数あたりが1番面白かったような。今後またグッと上り調子になってくれることを祈ってまーす。
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シリーズ一作目から読んでいるので、読むともはや家に帰ってきたかのような安心感がすごい(笑)
シリーズもここまでくると、塔子さんも先輩方までにはいかずとも随分、成長してきている。
今回も悩み、立ち止まり、もがき、葛藤し、新しい相棒と組んだりと色々な事がありながらも事件解決に向かって進み続ける。
最後のくだり、ほっこりした終わり方で微笑ましかった。
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様々な伏線や怪しい人物が登場し、1つの結論に繋げていくのを楽しみながら読了。
物語の最後で題名がしっくりくる作品、塔子も成長し鷹野とのコンビも強固になってきている
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星3.4
淡々と進む刑事系捜査ミステリ。時間が進むにつれ死体が増える、途中でバディの片割れが襲撃を受けてリリーフ選手に交代するくだりがあること、なにより台詞がなんとなくト書きの台本めいていること(※これは今回に限っては描写として下手というわけでない、文章が格別に巧み、というわけでもないが)などから、「クトゥル神話TRPGの刑事シナリオのリプレイ小説みたいな読み口だな」と感じながら読んでいた。誰かが一生懸命考えたセリフを登場人物が言ったとすればこうなった、くらいの距離感を感じた。
独りで出来すぎてしまう先輩男性刑事と、新米の自認が抜けきらない後輩女性刑事の、恋愛関係未満の微妙なバディ関係が今作から仕組まれているようだが、大成功しているという感触ではない。シリーズの中で試み始められたのだろうという点では好感が持てる作業ではあった。
いきなり『蝶の力学』から読み始めてしまったが、このノリを食べ直したくなったら同シリーズ作品も読むかもしれない。『石の繭』『蟻の階段』『水晶の鼓動』『虚空の糸』『聖者の凶数』『女神の骨格』が前作、『雨色の仔羊』がこの後の作品とのことだ。
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悪意が波紋のように広がって連鎖的に大きな犯罪へとつながるバタフライ効果。
サウンドノベル、アドベンチャーゲームのような心地よさ。ファミコンのポートピア連続殺人事件とかにも合いそうな作品。(妄想)
ドラマ版のイメージが強すぎるので、あえて主人公の塔子には吉岡里帆あたりをイメージしてみた。鷹野は松田翔太あたり。
説明しすぎない心理描写によい意味で余白を感じる。
あっさり味。
肝心のストーリーが面白い。なるほどー!と、いやいや、そんなことある?笑の往復。これでいいのではないかな。
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「ワンパターンか?」と思いきや、最後はすっきりしつつ意表をつかれたラスト。二人の関係の今後の展開も気になる。タイトルの使い方も良かった!
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警察小説として、捜査の過程やシリーズものならではの人間関係など楽しみどころが沢山あったけれど、犯人の行動は知識も咄嗟の判断力も実行力も高すぎて、それはないだろうと思ってしまう。
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シリーズ第7弾。今回は鷹野主任が負傷して離脱したので、如月さんはじめ11係の皆さんが今まで鷹野主任に頼りすぎていたかも…やるぞ!と気合の入り方がいつもと違いました。そこが面白かった。
離脱直前の鷹野主任は動揺してたにしても言い過ぎな気がするので、殉職した後輩の沢木さんのことは随分と心残りなんだろうな。
しかし!そのシーンでの如月さんの「鷹野さん」呼びを搬送中からずっと考えていたり、毎度おなじみの河上さんに気をもむところはやっぱりこう。。
今回の事件は猟奇性ありの劇場型犯罪とはいえ、その全ては捜査を撹乱するためというのがう〜ん…でした。やりたいからやって欲しかった、というのを犯罪者に求めるのはフィクションとはいえどうかしていますが。看護師の元同僚と美術商の方はかなりびびったと思います…美術商はともかく、看護師さんの方はただの良い人だった。
沢木さんの事件も追っていくのか、続きも楽しみです。
この巻はドラマ化されているけど改変がかなりあったんだなぁ。沢木さんにあたる人のお姉さんが菊地凛子さんだった時点でただでは済まないと思っていたけれど。。